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シンガポールの屋台「ホーカーズ」おすすめ7選と人気グルメを在住12年の筆者が紹介!

シンガポールの屋台「ホーカーズ」おすすめ7選と人気グルメシンガポール旅行・観光

シンガポール在住歴12年の筆者がおすすめするシンガポール情報をお届けします。

日本人にも近年大変に人気のある国、シンガポール
美しく、清潔に都市計画されたシンガポールには、たくさんのグルメスポットが存在します。
世界から注目を集めるレストランや、歴史と人気を誇る食堂、有名ホテルのラウンジまでその数は無数にあります。

その中でも、地元民にも大人気で、彼らの台所であり、食事の場でもあるのが「ホーカー」と呼ばれる「屋台」です。
シンガポールには、この「ホーカー」が集まった「ホーカーズ」と呼ばれる屋台村がそこかしこにあり、多くの市民で1日中にぎわっています。

そこで今回は、シンガポールを代表するB級グルメ「ホーカーズ」と人気の食べ物について紹介します!

シンガポールの屋台「ホーカーズ」とは?

シンガポールの屋台「ホーカーズ」の風景
シンガポールの屋台「ホーカーズ」

「ホーカー」は英語では Hawker といい、露天商とか、屋台のことです。
昔は、路上で各屋台が自由に営業していたのを、政府の主導で、衛生面が整備された施設に集めたのが「ホーカーズ」です。
なお、地元民は「ホッカー」とか「ホッカー・センター」と発音します。

「ホーカーズ」は、シンガポール国内のいたるところ(100カ所以上)にあり、その料理の内容も、中華系やマレー系から、インド系や和食、デザートまで揃っており、気軽に安価にいただけ、非常に便利です。
共働きの家庭や、忙しいライフスタイルの方が多いシンガポールでは、あまり自宅で料理をする習慣がないため、ほとんどの食事をこの「ホーカーズ」で済ませていると言っても過言ではありません。

「ホーカーズ」は、日本で言えば、ショッピングセンターなどに入っているフードコートのような雰囲気で、使われ方もだいたい同じなため、日本人の旅行客にもなじみやすい、気軽に利用できるグルメスポットです。

支払い方法・クレジットカードは可能?

シンガポールでは、コロナ禍から、急激にキャッシュレス決済が普及しています。デパートやスーパーマーケット、レストランの支払いまでキャッシュレス決済が主流になっています。
ホーカーズでの支払いに関しては、クレジットカードやQRコードによる決済が可能なお店も増えており、 フードコート式のホーカーズでは、デポジット式の専用のカードを利用しているところもあります。

しかし、まだまだ現金払いが主流で、現金のみというお店も多いので、ホーカーズに行くときには、現金(小銭を中心に)を持っていくのを忘れないようにしましょう。

料理の値段は3シンガポールドル程度が多く、お店によっては「50ドル札」での支払いを断られることもありますので、注意しましょう。

Apple PayやGoogle Payも有効な支払方法です。市民も、多くの人がスマートフォンをタッチすることで決済をしています。
現在では、財布から現金やクレジットカードを出すことなく、スマートフォンやスマートウォッチのタッチで支払える、非接触型の決済方法が急速に広がっています。


関連ページ:シンガポールの支払い・チップ事情

衛生面は大丈夫?お腹を壊すこともある?

屋台というと、日本の屋台ラーメンなどを想像する方も多いでしょう。
ホーカーズも、屋外の施設で、エアコンもないとこが多いので、やはり衛生面が気になるところですよね。

しかし、衛生面に関しては、皆さんが考えられているよりも、はるかに信頼できます!

シンガポールは、一年中夏で、暑さが続くにもかかわらず、ほとんど、ホーカーズでの食中毒のニュースを目にしたことがありません。

それは、シンガポール衛生局が、1〜2カ月に1回、ホーカーズの店の衛生度を厳しくチェックして回るためです。
また、店の衛生度をA~Dの5ランクで評価して、衛生度ステッカーを店頭のお客の目に見える位置に貼り付けることを義務付けしています。
最高はAで、B以上なら安心して利用でき、9割以上のお店がAかBのランクとなっているので、衛生面での心配は全くいりません。

ホーカーズには、洗面所やトイレも必ずありますので、食事前に手を洗って、安心していただけますよ。

また、シンガポールの水道水は、WHOの飲み水の基準をクリアしているので、そのまま飲むことができます。

食事後は、使用済みのトレーや食器などをしっかりと所定の位置へ戻しましょう。
エリアによっては、罰金として300シンガポールドル(約3万円)が科されますので、注意しましょう。

ホーカーズでおすすめのシンガポール料理・グルメ

シンガポールには、多くのおいしいグルメがあります。
また、それらのグルメが、安価に、衛生面や治安面でも安心していただけるのが「ホーカーズ」なのです。

地元の人が愛してやまない、そして滞在中に必ず食べるべき、シンガポールを代表するグルメをまずは紹介しましょう。

シンガポール料理といえば、やはり「チキンライス」を思い浮かべる人が多いかと思います。シンガポールに来たら、チキンライスを食べずには帰れません!

「海南チキンライス」は、茹で鶏と、その茹で汁で調理したごはんを皿へ盛り付けた料理で、ホーカーズの定番メニューであり、シンガポールの名物料理の一つで、国民のソウルフードです。

「カヤトースト」はシンガポールの定番朝食で、トーストにココナッツミルクが原材料のカヤジャムを塗り、そこにスライスした少し塩味のあるバターをはさんだトーストです。シンガポールを代表するソウルフードで、市民には欠くことのできないグルメです。

「キャロットケーキ」とは、いわゆる大根餅で、オムレツのように調理した食べ物で、ニンジンのケーキではありません。塩分がほどよく効いて、少し甘めの醤油とのバランスが絶妙です。

「ラクサ(Laksa)」はご存じの方も多いかもしれません。日本でも聞かれるようになりましたよね。麺料理であるラクサは、ココナッツミルクがベースとなったちょっとピリ辛なスープに、米の麺が入っています。レモングラスやジンジャー、ガーリックなどの独特の香りを楽しめるグルメ料理です。

シンガポールでおすすめのホーカーズ・屋台

マクスウェル・フードセンター

「マックスウェル・フードセンター(Maxwell Food Centre)」は、チャイナタウンにあり、中国系の市民がおもなお客なので、チャイニーズ・フードが充実しています。

MRTのチャイナタウン駅から歩いて6分ほどで行け、アクセスも抜群です。
屋根付きのホーカーなので、雨天でも安心して食事が楽しめるのが嬉しいですよね。
ガイドブックにも紹介されていることが多いので、観光客にも知名度があるホーカーズです。

人気店を含む100 以上のお店があり、平日のランチタイム には、座席につくまでかなり待たなければなりません。

シンガポール定番メニューと値段

定番の海南チキンライスなどの鶏料理や、フィッシュボールヌードルやホッケンミーなどの麺料理が充実していて、お粥や海鮮スープなどもあり、多くの料理の値段が4〜10ドル前後と、安価で美味しいものを味わえます。

中でも、チキンライスの人気店「天天」は、いつでも大行列ができる超人気店です。ぜひ味わっていただきたいです。

また、「老伴豆花」の杏仁豆腐もおすすめです。トゥルンとした食感、みずみずしい口当たりは、日本ではなかなかお目にかかることはないでしょう。虜になってしまいますよ!

営業時間は屋台により異なりますが、ほぼ毎日午前8時から午後10時までとなっています。

■マクスウェル・フードセンターの場所・マップ

ラオパサ・フェスティバル・マーケット

シンガポールの屋台グルメ・サテー

「ラオパサ・フェスティバル・マーケット (Lau Pa Sat Festival Market)」は、シンガポール最大規模のホーカーズで、座席数は2,500席を備えています。
120 年前に完成した市場を、ヴィクトリア朝風の屋根にオシャレに変身させた、地元民にも観光客にも人気のホーカーズです。
天井が高く、開放的な雰囲気で、改装もあったため清潔で、24時間営業なのもうれしいです。

シンガポールのセントラル・ビジネス・ディストリクト (CBD) の中心部で、一大金融街であるラッフルズプレイスにあるため、お昼どきを中心に、周辺で勤務しているオフィスワーカーがたくさん訪れ、大変に混みあいます。
チャイナタウンやマリーナベイからも徒歩で行けるという好立地にあります。

シンガポールを代表する食べ物と値段

番のご飯ものや麺料理、フライドオイスターオムレツなどシンガポールを代表するグルメが集まっています。

その中でも、絶対にトライしていただきたいのは「サテー」です。
日没後の夜7時頃を過ぎると、ラウパサの南側にあるBoon Tat Streetには、たくさんのサテー屋台が登場して、昼間の雰囲気とはガラリと変わります。
豚やチキン、牛肉から海老などの海鮮まであり、好みをチョイスして注文しましょう!

価格は他のホーカーと比べると若干高めの値段設定で、5〜10ドルほどでさまざまなグルメを味わえます。

■ラオパサ・フェスティバル・マーケットの場所・マップ

アモイストリート・フードセンター

「アモイストリート・フードセンター(Amoy Street Food Centre)」は、チャイナタウンの南のオフィス街に立地するホーカーズで、最寄り駅はMRTのTanjong Pagar駅で、徒歩で3分と近距離です。
平日のランチ時には、周辺のオフィスで働く人たちでかなり混雑します。朝も早く忙しいオフィスワーカーのために、早朝からオープンしているお店もあります。

店舗数は約130店舗ほどと大規模で、2階建てになっていて、慣れないと少し迷ってしまうほどです。
夕方には閉まってしまうお店や、週末は休みのお店も多いので、注意しましょう。

ミシュラン受賞店が4店舗も!人気メニューや価格帯について

観光客向けではなく、ローカルのお客の普段使いがほとんどなため、価格は比較的低めですが、ローカルの間では「味のレベルは高い」との評判。

営業時間は店舗によって異なりますが、早朝6時半から夜9時までの営業のところが多いです。

ここには、なんと!、ミシュランのビブグルマンの受賞歴のあるお店が4店舗もあるのです。

中でも「必食!」は、シンガポールの定番の軽食スナックである「カレーパフ」のお店「J2 Famous Crispy Curry Puff」です。
サクサクとした揚げた生地の中には、カレーの風味の具がたっぷりと入っていて、とくにイワシ味は、イワシの生臭さは全くなく、チリがピリッと効いて抜群のアクセントになっています。おつまみに買って帰りたいスナックです。

■アモイストリート・フードセンターの場所・マップ

チャイナタウン・コンプレックス・フードセンター

「チャイナタウン・コンプレックス・フードセンター(Chinatown Complex Food Centre)」は、チャイナタウンのど真ん中にある、巨大なホーカーズで、ローカル感にあふれています。
MRTのチャイナタウン駅から徒歩2分で、オフィス街のそばという好立地にあり、平日のランチタイムになると、周辺のオフィスで働く人や、近くに住むローカルの人でいっぱいで、凄い活気であふれています。

ここは、地下1階が野菜や果物、肉や魚などの市場である「ウェットマーケット」で、1階には衣服屋やお土産屋があります。2階がホーカーズになっていて、約150店舗あり、狭い構内に小さなお店がぎっしりと軒を連ねていて壮観です。とても広いので迷いやすいですよ。営業時間は、店舗により異なりますが、おおむね朝8時から夜9時ころまでです。

ローカル・中華系メニューが豊富

ローカルフードが、ご飯系やヌードル系、その他も種類豊富に揃っていて、シンガポールに数あるホーカーズの中でも、ひときわローカル色、特に中華系フードが多いのが特徴です。

その中でも、ホーカーチャン(Hawker Chan)は、ミシュランガイドで、ホーカーとしては、世界で初のミシュラン1つ星を獲得していて、ロンドンやメルボルンにも進出しており、いつも1番の大行列ができています。
こんがりとした焼き色が美しいチキンに、中華麺が絶妙に絡まる「チキンヌードル」
ローストされた皮には甘みが感じられ、しっとりした肉とのバランスは最高!
ぜひお試しください!

■チャイナタウン・コンプレックス・フードセンターの場所・マップ

ホンリム・フードセンター

MRTのチャイナタウン駅から徒歩5分にあるのが、「ホンリム・フードセンター(Hong Lim Food Centre)」です。公営の団地内にある2階建ての大きなホーカーズで、迷路のような造りで、圧倒的なローカル感が漂います。

100店舗以上あり、長年、チャイナタウンの発展を支えてきた、地元民にとっては欠かせない存在です。
店舗により営業時間は異なりますが、ホーカーズ自体は24時間営業です。
朝早くから、地元の人々の朝食利用としてオープンしており、ランチ時は、地元の人々で大変に混みあいます。

ミシュラン受賞の人気店の食べ物が安く食べられる

中華系のお店がほとんどで、麺系やご飯系から、ドリンク、デザートまで何でもあります。
ミシュランのビブグルマンを受賞した店も何店舗かあり、中でも「Outram Park Fried Kway Teow Mee」は人気店です。
「Kway Teow (クァイティオ)」とは、米粉でできた平たい麺で、マレーシアやタイでは非常にポピュラーな麵です。
ここの炒めクァイティオは、もやしや卵、肉などをラードで一緒に炒めたもので、火に通したラードの独特の風味があり、癖になります。
濃いめのソースの甘さと、チリの辛さのバランスが絶妙で、値段もわずか5ドルほどで、ミシュラン受賞の味を味わえます。

■ホンリム・フードセンターの場所・マップ

アルバートセンター・フードセンター

「アルバートセンター・フードセンター(Albert Centre Market & Food Centre)」は、人気の観光地「ブギス」に位置するホーカーズで、MRTのブギス駅から徒歩5分のところにあり、営業時間は店舗により異なりますが、朝6時から夜9:30までで、毎日営業しています。

ブギスは、人気の観光地である「アラブストリート」や「リトルインディア」からも近く、ショッピングモールやお洒落なお店が多くあります。また、観光客向けの小物やアクセサリーが並ぶ「ブギス ビレッジ」もあり、多くの地元民や観光客でとても賑やかです。

そのブギスにあるホーカーズですが、観光客は少なく、地元の方々で溢れかえる、ローカル感が強いのが特徴です。

ローカルフード・デザートがおすすめ

店舗数は約90と多く、代表的なローカルフードが並んでおり、その他、マレーシア料理やウエスタンフードなども揃っています。特にデザートは種類が多く、バナナの揚げ物や豆花といった伝統的なローカルスナックがとてもおいしいです!

その中でも「Queen Street Goreng Pisang」は揚げたてのフルーツなどのスイーツが楽しめるお店で、定番のバナナに加え、サツマイモやヤムなどのイモ類から、なんと!ドリアンまで、さまざまな野菜や果物を衣に包んで揚げられています。ぜひおやつにトライしてみてくださいね!

ここのトイレは有料なので気をつけましょう。

■アルバートセンター・フードセンターの場所・マップ

ニュートン・フードセンター

シンガポールのホーカーズと言えば、やはりここ、「ニュートン フードセンター(Newton Food Centre)」が有名です。

1971年オープンの最も古くからあるホーカーズです。
世界的なショッピング街である「オーチャードロード」からもほど近く、MRTのニュートン駅から徒歩3分に位置しており、地元の方よりも観光客でいつも賑わっています。

店舗数は約80店舗あり、イートインスペースには屋根が無く、非常に開放的で、周りを取り囲む椰子の木に南国を感じますよ。昼間は暑いですが、夜は風に当たって、都会の喧騒も感じながらご飯を食べれるので爽快です。

有名なシーフード料理がおすすめ

ここはシーフードが昔から有名で、シーフードのお店が入口から連なっています。
フードセンターに入ったとたん、客引きが集まってきて、日本語でも話しかけてきます。さすが、観光客慣れしたホーカーズですね。あまり気にせずに、食べたいお店を探しましょう。ただ、料理や値段をとても親切に説明をしてくれ、看板のメニューも日本語で表記してある店が多いので、初めてのホーカーズの方にはおすすめです。

営業時間は店舗によって異なりますが、多くの店がお昼くらいから開店し、深夜まで営業している店も多く、24時間営業の店もあります。

オーチャードで買い物した後に寄ってみるのもいいかもしれませんね。

■ニュートン・フードセンターの場所・マップ


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