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【ロティチャナイ】マレーシアが誇る定番グルメの種類・作り方・食べ方を現地から紹介

ロティチャナイ: マレーシアが誇る定番グルメの種類・作り方・食べ方を現地から紹介マレーシアの旅行・観光

ロティチャナイという料理をご存じですか? ロティチャナイは、マレーシアで親しまれているグルメです。

マレーシアに来たら一度は食べて欲しい料理とも言われ、私自身マレーシアに来たばかりの時に、「ロティチャナイをまだ食べていないのか!今すぐに行くぞ!」と連れて行かれた記憶が鮮明に残っています。

今ではロティチャナイをしばらく食べていないと寂しいと感じるほどに、ロティチャナイを好きになりました。
そんなマレーシア人(そして私)が誇るマレーシア料理、ロティチャナイについてご紹介します。

 

■目次
1. ロティチャナイとはどういう料理?
2. ロティチャナイの作り方
3. ロティチャナイは、どういうシーンで食べられるか?
4. ロティチャナイの食べ方
5. ロティチャナイには、どのような種類/材料があるか
6. ロティチャナイを食べられるお店
7. インディアンショップで見かけた光景

 

ロティチャナイとはどういう料理?

マレーシアのロティチャナイとはどういう料理か?

ロティチャナイは小麦粉を使って作られた生地を薄く伸ばして焼き上げた食べ物です。パイ生地のように何層にもなっているのですが、パイ生地とは違ってしっとり、もちもちした食感です。

ロティとはマレー語でパン、チャナイとは回すという意味があります。直訳すると、ロティチャナイはグルグル回しながら作るパンという意味があるようです。

お店に行ってロティチャないを注文すると、本当にグルグル回しながら生地を大きく広げ、それから折りたたんでいる様子を見ることができます。

この作業はお店の人にとっては普通なのでしょうが、ある意味パフォーマンスのようにも感じられ、何度見ても面白いです(実際旅行客で写真や動画を撮影している人をよく見かけます)。

 
 

ロティチャナイの作り方

ロティチャナイの作り方

ロティチャナイを注文すると寝かせておいた生地を取り出して、鉄板(熱されていない鉄板)の上で生地を広げます。

手である程度広げた生地をさらに広げるため、生地を中に回しながら鉄板の上に何度も叩きつけていきます。

広がった生地を折りたたみ、もう一度中で回し、鉄板の上に叩きつけます。最後に生地を四角に折りたたみ、熱せられた鉄板の上にのせ生地を焼きます。

焼き上がったロティチャナイと一緒にカレーが出され、カレーをつけながらロティチャナイをいただきます。

 
 

ロティチャナイは、どういうシーンで食べられるか?

マレーシアでは主に朝食としてロティチャナイを食べますが、ロティチャナイが朝食と決まっているわけではありません。
いつでもどんなタイミングでも食べているようです。

例えば、マレーシア人が仕事に行く途中の朝早くの時間帯や仕事がひと段落ついた10時ごろにお店に行き、仲間たちとの団らんを楽しみながらロティチャナイを食べている光景をよく目にします。
マレーシアでは家で朝ごはんを食べる習慣がある人が少ないことも関係しています。

また、学校帰りに小腹が空いた子どもたちが、ロティチャナイを食べている様子や、夜にちょっとしたサパーとしてロティチャナイを食べている様子も目にします。

ちょっとお腹が空いて何か食べたいなという時に頭に浮かぶのが「ロティチャナイ」というところでしょうか?
それほどにロティチャナイはマレーシア人に愛され、彼らの生活に欠かせない料理であることが分かります。

 

ロティチャナイの食べ方

ロティチャナイの食べ方

ロティチャナイを注文すると、一緒にカレーが出され、そのカレーに付けていただきます。

大抵のショップでは2種類のカレーがあり、オレンジ色をしたチキンカレー(具が入っていないこともあります)、黄色をした豆カレー(ダールといいます)です。
チキンカレーは「これぞカレー!」という感じで辛いことが多く、ダールカレーはまろやかな味であることが多いです。

何も言わないと多くの場合チキンカレーが出てくることが多いのですが、「ダールカレーもありますか?」と聞くと、ある場合は出してもらえます。

チキンカレーが辛すぎると感じる人には、ダールカレーと一緒に食べることをおすすめします。

 

ロティチャナイには、どのような種類/材料があるか

ロティチャナイにはいろいろな種類があります。それぞれお腹の空き具合や好みによって注文します。
ここでは、独断と偏見でおすすめのロティチャナイを紹介します。

 

■ロティチャナイ(プレーン)

マレーシアのグルメ・ロティチャナイ(プレーン)

まずは何も入っていないプレーンのロティチャナイです(ロティチャナイコソンとも言います)。ロティチャナイ独特の生地の食感や味を一番楽しめます。
まだロティチャナイを食べたことがないという人は、まずはじめにプレーンのロティチャナイを試してみましょう。

 

■ロティテロバワン(卵と玉ねぎ入り)

マレーシアのグルメ・ロティテロバワン(卵と玉ねぎ)

ロティチャナイの中にテロ(卵)とバワン(玉ねぎ)が入ったものです。卵と玉ねぎが入るだけで一気におかずのような感じになり、ボリューム感も増します。
卵と玉ねぎが生地によく合うので、ロティチャナイの美味しさをさらに引き出しているようなイメージを受けます。お腹が空いた時におすすめです。

 

■ロティピサン(バナナ入り)

ロティチャナイの中にバナナが入っているものです。パンケーキのような甘いロティチャナイになります。
3時のおやつに何か食べたいなという時におすすめのメニューです。

 

■ロティティシュ(グラニュー糖かけ)

マレーシアのグルメ・ロティティシュ(グラニュー糖入り)

ロティチャナイの生地を薄くパリパリに焼き上げたものでグラニュー糖がかかっています。その薄さから「ティシュ=ティッシュ」という名前がつけられています。
ロティティシュを注文すると、大抵とんがり帽子のような形で出てくるので、とてもユニークな印象を受けます。
甘いので食事のデザートとしてみんなで分けて食べるのがおすすめです。

 
 

ロティチャナイを食べられるお店

ロティチャナイは、インディアンショップで食べることができます。
また、マレーシアでは「ママショップ」と言われるマレー料理とインディアン料理をミックスしたお店でも食べることができます。

ママショップはあまり聴き慣れない言葉かもしれませんが、マレーシアでは定番のお店です。
アラブ語の文字が掲げられていたり、ナシゴレン、ロティチャナイ、ミーゴレンなどの料理の写真が飾られていることが多いので分かりやすいです。

ママショップはマレーシア中あちこちで見かけます。味もそれほど差がありませんので、どのお店に入っても大抵美味しいロティチャナイを食べられます。

 
 

インディアンショップで見かけた光景

ロティチャナイ/インディアンショップで見かけた光景

あるインディアンショップに行き食事をしていた時、幼稚園から帰ってきたばかりの小さな女の子がテーブルの隅っこで楽しそうに遊んでいました。
何をしているんだろうと見てみると、ロティチャナイの切れ端を使ってミニロティチャナイを作っているところでした。

女の子は、小さな塊をいくつも作り、それを伸ばしてロティチャナイを作っていきます。その様子はまるで「小さなお母さん」。きっと見様見真似で覚えたのでしょう。

 
私たちも子どもの頃おばあちゃんやお母さんの後ろ姿をじっと見ながら、見様見真似でおままごとをして遊んだのを思い出しました。そうやって遊びながらいつの間にか家事を覚えていました。

「国や文化は違っても、人って基本的に同じなんだな」となんだかほっこりした瞬間でした。女の子もいつか自分のお店を開く日が来るかもしれません。

ロティチャナイ/マレーシア・インディアンショップで見かけた光景2

 
子どもたちにも受け継がれているマレーシア伝統の味、ロティチャナイ。
マレーシアに来たらぜひ試してみてください! 特に小腹が空いている時におすすめですよ。

この記事のライター

こんにちはマレーシア 在住のyazuです。
趣味はコーヒーと旅行です。
マレーシアでは夫と共にハプニング満載の生活を送っています。

マレーシアのことを知れば知るほど、文化や考え方の違いを学ぶことができ
良い意味で私自身の考え方も少しずつ変わってきました。

東南アジアを中心に旅行に行くのも好きで、
旅行では街歩きを中心にいろいろな場所を発見するのを楽しんでいます。
また大好きなコーヒーを現地で飲むことも楽しみにしています。

マレーシアの生活や、旅行を通して、外国の魅力を少しでもお伝えできれば嬉しいです。

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