マレーシアのバティックとは?お土産候補No.1の特産品の特徴&使い方を紹介!

バティックの柄や色の種類 マレーシアの旅行・観光情報
この記事は約11分で読めます。

「マレーシアの定番のお土産って何?」
「マレーシアらしいお土産を買いたい」
「バティックってよく聞くけど、そもそも何?」

と思うことはありませんか?

せっかくマレーシアに来た記念として、マレーシアらしいものを選びたいと思いますよね。
バティックはマレーシアの伝統方法で作られ、独特の色合いやデザインの布です。
今でも生活の一部として、当たり前のように溶け込んでいます。

マレーシアらしいお土産として大人気で、よく選ぶと日本でも使用できるものが少なくありません。
筆者自身、バティックのデザインが大好きで、バティックのものをよく使用しています。

当記事では、マレーシアのお土産候補であるバティックについて、徹底的に調べました。
マレーシアらしいお土産を選びたいと思っている方や、バティックについて興味のある方はぜひ最後までお読みください。
歴史や作られている工程、おすすめの使い方を知ることで、バティックのことをますます好きになってもらえると幸いです。

そもそもバティックとは?

バティックとは?

バティックは、ろうけつ染で作られてた布です。
コットンや絹などの布地に模様を描き、模様に合わせて蝋(ろう)で、染めたい部分と染めたくない部分に分けた後、染色します。
手作業で行われ、一つひとつの仕上がりが少しずつ異なるので、とても貴重な布です。

バティックはインドネシア、マレーシアの特産品

バティックはインドネシア、マレーシアの特産品です。
実際にインドネシアとマレーシアでは作り方の工程や、デザインがとてもよく似ています。
観光地に行くと、バティックのスカーフや布、服、雑貨などが売られていることも珍しくありません。

そもそもインドネシアとマレーシアは、言葉や食べ物など文化がよく似ています。
同じような特産品、バティックがインドネシアとマレーシアにあるのは、不思議ではありません。

バティックの現地での着こなし方

マレーシア人は日常生活の中にバティックを取り入れています。マレーシアは多民族国家で、主にマレー系、中国系、インド系、原住民たちが住んでいますが、民族に関わりなくバティックを利用しているイメージです。
バティックの使い方は、本当にさまざまですが一例を下記にまとめました。

  1. 部屋着として利用する
  2. 寝る時にタオルケットのようにかけて寝る
  3. 部屋の装飾に利用する
  4. 民族衣装をバティックで作る

一枚の布を、体にくるくると巻きつけて部屋着のようにして使っているローカルは、大勢います。
寝る時にタオルケットのようにして利用したり、カーテンやテーブルクロスとして部屋のインテリアにしたりしている家も少なくありません。

バティックでシャツを作ったり、スカート、ワンピースを作ったりする人もいますし、ケバや、バジュクロンなどの民族衣装を作る人もいます。

特にバティックのシャツや民族衣装は、フォーマルな衣装なので結婚式やイベントで使用してもOKです。
筆者もバティックのケバヤを持っていますが、結婚式にバティックを着ていくと、地元の人に喜ばれます。
男性も、バティック染めのシャツを結婚式に着ていくことは珍しくありません。ハワイのアロハシャツ的な感じでしょうか?

*女性のケバヤやバジュクロンは宗教色がなく、イスラム教徒以外の女性も着ていますが、男性の民族衣装である「バジュ・メラユ」や「コピア」という帽子は、イスラム教徒の正装とされています。

バティックの生地の特徴

マレーシアのバティックの多くは、絹とコットンで作られています。絹のバティックが高価であることは言うまでもありません。

コットン製のものも、工場でプリントされたもの(実際にはろうけつ染めで染められておらずデザインだけバティックのもの)と、本当にろうけつ染めで作られているものの2つのタイプに分かれます。

最近見かけるバティックの多くは、プリントのものが多い傾向にあるようです。
実際のろうけつ染めのものは、色落ちするので手洗いする必要がありますが、コットン製のものは洗濯機でガシガシと洗えるので、日常生活に適しているのかもしれません。

バティックの歴史

バティックはインドネシアのジャワ島が起源だと言われています。もともと布を染めていたわけではなく、ヤシの葉や伝統家屋の壁に動物や植物の絵を描いていたそうです。

布を使うようになったのは、17世紀のマジャパヒット王朝の時で、布を衣服の生地として利用するようになりました。
当時は王族しか利用できなかった貴重なものが徐々に国民全体に愛されるものとなり、今に至っています。

マレーシアのバティックも、インドネシアから伝わりましたが、今でも国民に愛されていることはインドネシアと変わりません。
バティックは、マレーシアとインドネシア人にとっての誇りなのです。

バティックの柄や色の種類

バティックの柄や色の種類

バティックは、動物や花など自然をモチーフにしたデザインが多い傾向にあります。
赤や青、緑、パステルカラーなど色鮮やかなものが多く、とても華やかな印象です。
以前、バティックを使って日本の浴衣を作ったという情報を見たことがありますが、浴衣にしても違和感のない印象を受けました。
浴衣も自然をモチーフにしたデザインが多いことを考えると、共通点があるのかもしれません。

バティックはとにかく色鮮やかで、一枚の布に、赤、緑、青などの色が使われていることもあります。一見「え?!この色の組み合わせは合わないのでは?」と感じるような色ですが、なぜかしっくりとくるから不思議です。個性的な色合いがみごとに調和しています。

マレーシアのバティック工場を見学!

マレーシアのバティック工場を見学! -  見学の風景
マレーシアのバティック工場を見学! -  バティック作り体験と材料

マレーシアには多くのバティック工場があるので、観光にもおすすめです。特にマレー半島の東海岸沿い(特にトレンガヌ州・クランタン州)で、バティックづくりが盛んに行われています。バティック工場では、バティックを作る工程を見たりバティック染めを体験したりできます。

バティックの作り方・工程

マレーシアのバティックの作り方・工程/見学体験

バティック工場は、独特な蝋(ろう)の香りが漂っています。筆者は個人的に、この匂いが好きで、何度見学に行っても飽きません。
バティックを作る工程は、下記の通りです。

  1. 下書きをする
  2. 蝋で線をなぞる
  3. 染色する
  4. 洗って、煮出す
  5. 乾燥させる

①下書きをする

まず、布に下書きをします。いくつかあるパターンを見ながら、布に直接鉛筆を使って描く作業です。
パターンを組み合わせたり、少し変更を加えたりしているので、作り手のセンスでデザインが決まります。
迷いもなく一気に、デザインを描いていく様子はさすがプロ!デザインの下書きが、あっという間に出来上がっていきます。

②蝋で線をなぞる

バティックの作り方・工程:蝋で線をなぞる

鉛筆で書いた下書きを、蝋でなぞります。特別なペンを使いますが、ペン先は万年筆のような作りです。ペン先の上には蝋を溜貯める容器がついています。職人はまるで普通に絵を描いているように、スイスイと絵を描いていき手馴れたものです。

デザインによっては、スタンプを使うことも少なくありません。職人の横にはドロドロに溶けた蝋の大きな鍋が置いてあり、金属でできた大きなスタンプに蝋をつけ、手作業で押す作業を繰り替えします。
スタンプが大きく重いためか、スタンプの作業は男性がしていることが多いようです。

③染色する

蝋が乾いたら、色をつけていきます。染色は自然由来のものを使っているそうです。職人が筆の先を使って一気に色付けをしています。
同じデザインのものでも、染色の色が違うとまた違った印象のものになるので不思議です。

④布が乾いたら、洗って煮出す

布が乾いたら、一度洗って余分な染色剤を落とした後、布を煮て蝋を溶かします。ぐつぐつと煮立った鍋のヘリには、すでに前の蝋がこびりついていて、グロテスクな色をしていました。

⑤バティックを乾かす

バティックを乾かしたら出来上がりです。

上記のように、ほとんどの作業を手作業で行っています。バティックを作る過程を見学すると、店頭で売られているバティックの値段を「高すぎる」と思うことはなくなりました。

バティックの製品の種類

バティックの製品の種類

マレーシア人の日常生活で普通に使われているので、いろいろな場所でバティック製品を見かけます。もちろん観光客を対象にしたお土産コーナーで、バティックを売っていることも珍しくありません。

旅行に行った時にお土産コーナーを見て
「これ買いたい」
「お土産にしよう」

と勢いで買ってしまっても、日本に帰国し日常生活に戻ると
「使う機会がなかった」
「なんでこんなものを買ったんだろう」

となることってありませんか?

「マレーシアでテンションが上がって買ったものの、後悔した」ということにならないために、製品の種類、日本でのバティックの取り入れ方などを紹介します。

バティック製品と着こなし方

主なバティック製品は、下記の通りです。

  • シャツ
  • パンツ
  • ワンピース
  • スカート
  • 雑貨類

当項目では具体的に紹介します。

シャツ

シャツは、男性用の買ったシャツをバティックで作っているようなデザインのものです。マレーシアで着ると、地元の人から喜ばれることも少なくありません。
しかし、日本で着る時には、おしゃれな着こなし方のテクニックが必要です。アロハシャツを着こなす感覚で着ると、おしゃれに見えるかもしれません。

Tシャツに、バティックのデザインを使っているものもあります。Tシャツのポケットやワンポイントにさりげなくバティックを採用しているので、帰国後も違和感なく着やすいアイテムです。お土産にも喜ばれます。

パンツ

短パンや、ステテコパンツのようなパンツに、バティックを使用しているものもあります。
ホームウェアとして家で使用するのにおすすめです。特にバティックは涼しく動きやすいので、家で履くのにぴったり!ローカルも愛用しています。

ワンピース

バティックを使ったワンピースも少なくありません。チャイナ服のデザインのものもあり、いろんな文化が混じり合っているマレーシアらしさを感じます。

スカート

スカートの中でも巻きスカートは、よく見かけるアイテムです。Tシャツに合わせやすく、涼しいので、エスニック系のデザインのものが好きな人におすすめします。特に日本で着る場合は、ワンピースよりも気軽に着こなしやすいかもしれません。

雑貨類

ポーチや、ネクタイ、キーホルダー、コースターなどいろいろなアイテムにバティックが用いられています。
ポーチやコースターは、気軽に使いやすく、いくつ持っていてもいいものです。
バティックを気軽に取り入れやすいアイテムだと言えるでしょう。

日本でバティックを上手に取り入れる方法

日本でバティックを上手に取り入れるには、いきなり冒険しないことをおすすめします。例えば普段アロハシャツを着ない人が、バティックのシャツを購入しても後で着ない確率が高いでしょう。
バティックの民族衣装を購入するより、巻きスカートや短パンを購入した方が家で着る可能性が高くなります。

鮮やかな色合いのものを普段身につけない人は、Tシャツや雑貨品を選ぶのをおすすめします。布だけ購入し、テーブルクロスや、ランチョンマット、クッションカバーなどを手作りしたり、絵のように額に飾って、インテリアに取り込むのもおすすめです。

筆者は、バティックをクッションカバーとして利用しています。チェック柄や、花柄など他のデザインと一緒にして、ソファに並べているのです。バティックの柄が自然をモチーフにしているからか、色の影響か、違和感なくインテリアに馴染みやすい気がします。

バティックの販売・購入について

「バティックはどこで買えるのだろう?」と思うのではないでしょうか?当項目では、現地でバティックを買える場所について紹介します。

バティック製品は現地ではどこで買えるか?

バティックは、マレーシアのお土産を扱っているお店のほとんどに置いています。特にマレーシアの観光地として有名なセントラルマーケットには、バティックを使用した様々な製品が並んでいるので見ているだけでも楽しいです。
余談ですが、マレーシアのもう一つの有名なお土産である「ナマコ石鹸」がバティックで包まれているものも店頭に並んでいます。
バティックを買うことに抵抗がある場合でも、ナマコ石鹸なら買いやすいですし、お土産にもぴったりです。

バティックの値段はいくらくらいか?

バティック製品の値段は、本当にさまざまです。地元の人がフォーマルで着るシルクのシャツを購入する場合、400〜500RM(12,000〜15,000円くらい)することも珍しくありません。
パンツや巻きスカートなら、50〜100RM(1,500〜3,000円くらい)で買える場合がほとんどです。
キーホルダーやポーチは、比較的リーズナブルな値段(お店によって値段が異なります)で購入できます。

1 RM(リンギット) = 約30円 (2022年11月時点)

バティックの 生地だけを買うには?

マレーシアでバティックの生地を買えるお店・外観
マレーシアでバティックの生地を買えるお店・商品と値段

バティックの生地だけなら、少し大きめのスーパーマーケット「パサ」という地元の人たちが買い物をする市場「名古屋」という布屋さんなど、本当にいろいろな場所で売られています。

バティックは、布の種類、製造工程などによって値段が変わります。絹のものはコットンに比べて高いです。プリントと呼ばれるタイプのもの(本物のろうけつ染めではなく工場で印刷されたもの)は15〜20RMの値段で購入できることも珍しくありません。
手染めのものは、プリントものより高く、40RM以上します。

マレーシアらしいお土産選びを楽しもう

バティックはマレーシアらしいお土産で、現地の自然を味わえるものです。日本に帰国中にバティックのデザインを見ながらマレーシアの大自然や空気を懐かしく思い出すことも少なくありません。

いきなり地元の人のようにバティックを使いこなすのはハードルが高いですが、雑貨に取り入れたり、インテリアに取り入れたりと工夫できます。
自分らしく上手に、バティックを取り入れてみましょう。

この記事のライター

こんにちはマレーシア 在住のyazuです。
趣味はコーヒーと旅行です。
マレーシアでは夫と共にハプニング満載の生活を送っています。

マレーシアのことを知れば知るほど、文化や考え方の違いを学ぶことができ
良い意味で私自身の考え方も少しずつ変わってきました。

東南アジアを中心に旅行に行くのも好きで、
旅行では街歩きを中心にいろいろな場所を発見するのを楽しんでいます。
また大好きなコーヒーを現地で飲むことも楽しみにしています。

マレーシアの生活や、旅行を通して、外国の魅力を少しでもお伝えできれば嬉しいです。

>>記事一覧はこちら

yazuをフォローする
マレーシアの旅行・観光情報
Culturize

コメント