「マレーシアに旅行するけど何を食べたらよい?」
「マレーシアでぜひ押さえておきたいグルメって何?」
と、悩んでいらっしゃいませんか?
せっかくマレーシアに旅行に来るのであれば、ローカルのグルメを満喫したいですよね。
しかし、どれを食べたらいいのかイメージがつかないと考える人も少なくありません。
当記事では、グルメ大国マレーシアでぜひ食べていただきたいおすすめのグルメについて具体的に紹介します。
マレーシアに旅行する予定のある方はぜひ、最後までお読みください。
名物的なマレーシア料理・グルメの定番
マレーシアで定番のグルメを楽しみたいと考える人は、多いのではないでしょうか?
当項目では「マレーシアで定番グルメを押さえておきたい!」と感じる人におすすめする6つのグルメをご紹介します!
チキンライス
マレーシアでまず試してもらいたいのは、チキンライスです。
チキンライスはもともと中国の海南が発祥と言われており、海南鶏飯と呼ばれています。
今では、東南アジア各国でアレンジされたオリジナルチキンライスが食べられるようになりました。
マレーシアにも中国系のチキンライスと、マレー系のチキンライスがあります。
チキンライスは、チキンの出汁で炊いたご飯の上にチキン(茹でたものか、ローストしたもの)を載せ、醤油ベースのタレをかけているだけのシンプルなものです。
チキンと一緒についてくるチリソースと絡めて食べます。
とてもシンプルですが、飽きのこない味です。
エスニック系のグルメを食べるのに抵抗がある場合でも、食べやすいので初日にチャレンジできます。
値段もリーズナブルなので、ぜひ試してみてください。
ナシレマ(ナシラマ)
ナシレマ(ナシラマとも言われる)は、マレーシア人に愛されているグルメです。
ココナッツミルクを入れて炊いたご飯に、ナッツ・イカンビリス(塩干しした小魚)・きゅうり・ゆで卵・サンバル(甘辛いソース)を混ぜて食べます。
フライドチキンや煮込んだチキンをつけるのもおすすめです。
「本当に美味しいの?」と思うかもしれませんが、サンバルの甘辛さがココナッツ風味のご飯と、とてもマッチしてクセになります。ナッツやイカンビリスがアクセントに!
ナシレマは、マレーシアのソウルフードです。
ホテルの朝ごはんとして提供されることも、珍しくありません。
マレー料理のほとんどのお店ではテイクアウト用にバナナリーフでくるんだ三角状のものが置かれています。
テイクアウト用のナシレマは値段がリーズナブルで、量もちょうどよいので、小腹が空いた時におすすめです。
ナシレマの作り方・食べ方、クアラルンプールのおすすめ店などについては下記もご確認ください。
ラクサ
ラクサは、エスニック料理が大好きな人に特におすすめしたいマレーシアのグルメです。
ターメリックやガランガルなどの香味料が効いている、ちょっとスパイシーなスープが特徴の麺料理です。
スープは魚やチキンベースにしていますが、地域ごとに味が異なります。
ラクサ巡りができるほどに、地区によって味が変わるのでいろいろな場所でチャレンジしてみると楽しいですよ。
ラクサについてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にされてください。
カレー
カレー好きの人にとってマレーシアはまさにグルメ大国です!
マレーシアでは、マレー系・インド系・中華系といろいろな種類のカレーを楽しめます。
ライス・麺・ロティチャナイ(マレーシア流のパン)につけて食べるなど、食べ方までさまざまです。
しかし、なんといってもまず試してもらいたいのがインド系カレー屋さんにあるバナナリーフカレーではないでしょうか。
バナナリーフの上に、ご飯が盛られ、付け合わせの野菜にカレーがのせられているという、とても豪華なグルメで、インスタ映えもします。
本格的なインド料理を、楽しみましょう。
マレーシアのカレーについてや、マレーシア流のパン「ロティチャナイ」については、下記の記事も参考にされてください。
バクテー
バクテーは、華僑が誇る中華系マレーシア料理です。
さまざまな漢方を入れたスープに、豚肉、きのこ、レタスなどを入れた薬膳鍋と言ったところでしょうか。
しっかりした味付けですが、薬膳の効果のためか、とても優しい味わいです。
ニンニクもたっぷりと入っているので、疲れている時に元気が出ます。
スープが、旅先で疲れた身体に染みわたりますよ。
バクテーについて詳しく知りたい方は、下記を参考にされてください。
サテー
手軽に食べるマレーシアグルメとして、ぜひ挑戦してもらいたいのはサテーです。
サテーは、ターメリックやレモングラスを使ったタレに漬け込んだ串焼きです。
日本の焼き鳥のような感じですが、焼き鳥に比べてタレが甘い特徴があります。
しかもピーナッツソースも甘いので、全体的に甘くなりがちです。
「え?焼き鳥が甘いの?」と不思議に思うかもしれません。
しかし、食べてみると、これがまたクセになる味なんです。
レモングラスの風味がとてもよく、サッパリとしています。
いかにもエスニック料理というイメージです。
サテーに関する詳しい情報は、下記の記事を参考にされてください。
マレーシア料理によく使われる食材
マレーシアでは、日本食では使わない食材を使って料理をします。
そのため、日本では食べられない独特な香りや味わいのグルメを楽しめるのです。
当項目では、マレーシア料理によく使われるお馴染みの食材たちをご紹介します。
ココナッツミルク
ココナッツミルクは、マレーシア料理によく使われています。
例えば先ほどご紹介したナシレマも、ココナッツミルクで炊いたご飯を使っています。
マレー系カレーやラクサにも、ココナッツミルクを使っているのは珍しくありません。
ココナッツを入れることで、まろやかで風味やコクが増します。
スパイシーなカレーが、より味わい深くなっているように感じます。
ただし、ココナッツミルクは痛みやすい特徴があります。
長時間放置したココナッツミルク入りカレーを食べると、お腹を壊す可能性も否定できませんので気をつけましょう。
パクチー
パクチーも、マレーシアではよく使われる食材です。
例えばチキンライスや、魚料理の上にかけられていることも少なくありません。
パクチーの独特の香りが料理を引き立てますし、彩りも良くなります。
日本の小ネギといったところでしょうか?
パクチーはあまり好きでないという日本人は、少なくありません。
どうしても馴れない場合は、避けて食べるとよいでしょう。
マナー違反にはなりません。
マレーシアの観光名所のおすすめローカルグルメ
日本でも「大阪といえばお好み焼き」「名古屋といえばきしめん」「福岡といえば豚骨ラーメン」という感じで、地域ごとのご当地グルメがありますよね。
マレーシアにも地域ごとのご当地グルメがあり、ローカルも旅行先でご当地グルメを楽しんでいます。
ご当地グルメを把握しておくと、マレーシア旅行がさらに興味深いものになるでしょう。
当項目では、日本人に人気の観光地のご当地グルメについてご紹介します。
マラッカの料理・グルメ
マラッカは、首都クアラルンプールから近く長距離バスもあるので、日本人に人気の観光地です。
植民地時代に、統治国が拠点にしていた街なので、オランダ・ポルトガル・イギリスと、いろいろな国の文化が混ざり合い独特の文化が作られています。
世界遺産もあるので、観光にぴったりです。
独特の文化は、グルメにも影響していて、マラッカでしか食べられない料理がたくさんあります。
例えば、下記の通りです。
- ニョニャ料理
- チキンライス(ボール型)
一番代表的なのは、ニョニャ料理です。
ニョニャ料理は、中華料理にウコン・ココナッツミルク・サンバル・レモングラスなどを加えて作られています。
中華料理とマレー料理がミックスした印象です。
マラッカのチキンライスは、ご飯がボール型になっています。
「それ以外に何か特徴があるの?」と、思われるかもしれませんが、それだけです。
ただ、普通のご飯がボール型になっているというだけで、特別感があるようでご当地グルメになっています。
ペナンの料理・グルメ
ペナンは、ローカルの間(特に華僑)でも、大人気の観光地です。
美味しい中華料理が食べられることが、人気の理由になっています。
ローカルは「ペナンでは何を食べても美味しい」と、口を揃えて言っていますが確かにいろいろなグルメがあるのが特徴です。
その中でも、特におすすめなのを下記にまとめました。
- ペナンラクサ
- 福建麺(マレーシアではホッケンミーと言われる)
- チェンドル
ペナンラクサ
ペナンラクサの特徴は、魚介類やエビを豊富に使ってスープを作っていることです。
魚介類をそのまま細かく砕いて使っています。
見た目もかなりインパクトがあるので「おいしそうに見えない」「魚臭いのでは?」と感じられるかもしれません。
しかし、一緒に入っているアッサムの酸味や玉ねぎが、アクセントになっていてとても美味しいのです。
アッサムのおかげで、意外とあっさりしています。
ガッツリと食べたくない時や、ちょっと小腹が空いた時におすすめです。
福建麺(マレーシアではホッケンミー)
ペナンの福建麺(ホッケンミー)は、クアラルンプールのものと違いエビと豚肉をベースにしたスープ麺です(クアラルンプールでは焼きうどんのようなものを福建麺と呼びます)。
スープが美味しいと大人気で、ローカルの間ではペナンラクサと並んで「ペナンに来たら絶対に食べるものリスト」に載せられています。
もやしやゆで卵などのトッピングとの相性も、抜群です。
チェンドル
チェンドルは甘いココナッツミルクにチェンドルという緑色の寒天、豆、かき氷などを入れているスイーツです。
チェンドルは、マレーシア中で食べられているスイーツですが、ペナンのものは使われている豆が大きいのが特徴です。
普通のチェンドルは、小豆を使っていますが、ペナンのチェンドルは金時豆のように甘く煮た豆を使っています。
豆好きにはたまらない、おすすめのスイーツです。
マレーシアのグルメの特徴や耳寄り情報
マレーシアには、さまざまなグルメがあることを解説しましたが、最後にマレーシアグルメの特徴や旅行に役立つ耳寄り情報についてご紹介します。
マレーシアの4大グルメについて
マレーシアには4大グルメがあり、下記の通りです。
- マレー料理
- 中華料理
- インド料理
- ニョニャ料理
もともとマレーシアはマレー民族・華僑・インド系などさまざまな民族が一緒に住んでいる多民族国家であることや、植民地時代があったことが大きく関係しています。
いろいろな民族のグルメが食べられるので、気分に合わせて「今日はマレー料理」「今日は中華料理」と挑戦できるのも大きなメリットです。
胃が疲れてきた時におすすめのグルメ
旅行はとても楽しいものですが、一日中観光して回ったり、馴れない料理をずっと食べていたりすると胃が疲れるのも事実です。
特にマレーシアのグルメは、辛いもの・脂っこいものが多い特徴があるので、疲れた時に胃に負担がかかりやすくなります。
胃が疲れた時におすすめのグルメは、下記の通りです。
- お粥
- 板麺(バンミエン)
華僑は具合が悪くなくてもランチにお粥を食べることが多いので、中華系の屋台ではお粥をよく見かけます。
マクドナルドやケンタッキーのメニューにもお粥があるほどです。
日本のお粥と違い、チキンベースでしっかりとした味付けをされています。
ホッとする味わいで、疲れた胃を優しく労わってくれるでしょう。
板麺も中華系の屋台でよく見かけます。
日本のうどんのような感覚で、比較的薄い味付けなので胃がもたれている時に食べやすいメニューです。
熱中症を防ぐドリンク
マレーシアはとにかく暑いので、気をつけないと熱中症になりがちです。
こまめに水を飲むことをおすすめしますが、あまりにも暑いと水だけでは追いつかないことも珍しくありません。
熱中症を防ぐのにおすすめのドリンクは、次の通りです。
- 100プラス
- ココナッツジュース
- リマオアイス(ライムジュース)
100プラスは、日本のポカリスエットのようなドリンクです。
炭酸が入っているので飲みやすく、スッキリとします。
大量に汗をかいた時におすすめです。
ココナッツジュースは飲んだ後すぐに体に吸収されるので、熱中症を防ぐのにおすすめです。
道端で、ココナッツの実がゴロンと転がった状態で売られているのをよく見かけます。
その場で開けてくれるので、ストローを突き刺してフレッシュなジュースを思いっきり飲みましょう。
インスタ映えもします。
ただし、ココナッツジュースは白い服につくとシミになるので気をつけてください。
マレーシアはレモンに比べてライムが安く手に入ります。
リマオ(ライムを絞ってお砂糖を入れたドリンク)は、とてもさっぱりしているので疲れた時にもおすすめです。
見た目にも爽やかなドリンクなので、ぜひ試してみてください。
マレーシアで挑戦したいトロピカルフルーツ
マレーシアはトロピカルフルーツが豊富でマンゴー・マンゴスチン・ランブータン……とさまざまなフルーツが売られています。
ほとんどのフルーツは、糖度が高く味がしっかりしているのが特徴です。
せっかくの機会なので、いろいろなフルーツにチャレンジしてみてください。
その中でも特におすすめなフルーツを、紹介します。
- ドリアン
- マンゴスチン
- マンゴー
最近は日本でもマンゴーを見かけるようになってきましたが、少しお高いですよね。
マレーシアでは、リーズナブルな値段でマンゴーが食べられます。
甘くて美味しいマンゴーを、楽しみましょう。
マンゴスチンは、トロピカルフルーツの中でも癖がなくあっさりとした味わいです。
好き嫌いが偏りにくいフルーツなので、トロピカルフルーツが苦手な人もチャレンジしやすいでしょう。
一番難関だけど、話のネタになるフルーツはドリアンです。
ねっとりとした食感と、独特の臭いが癖になります。
一度食べた時には「うぇ!美味しくない!」と感じる人がほとんどです。
ドリアンを食べているところをビデオに収めるのも、面白くておすすめですよ。
初めは美味しくないと感じたドリアンも、3回ほど食べ続けると好きになることは珍しくありません。
美味しくないと思っても、諦めずに食べ続けてみましょう。
ドリアンについて詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にされてください。
まとめ
マレーシアには美味しいグルメがたくさんあります。
押さえておきたいおすすめのグルメを制覇するのもいいですし、気分に合わせてマレー料理・インド料理・中華料理……と食べるのもおすすめです。
いろいろな文化が混ざり合ったマレーシアならではの魅力を、ぜひ味わってください。