マレーシアのペナン島は世界遺産があり、人気の観光地でもありますが、移住地としても人気です。
セカンドビザを取得し、第二の人生を楽しみたいと計画している人たちはペナン島を選ぶことが多いようです。
比較的コンパクトにまとまり、首都クアラルンプールに比べゆったりとしているので、暮らしやすいのかもしれません。
そんなペナン島のジョージタウンには世界遺産に登録されている場所があるんです。
「アートシティー」とも呼ばれ、親しまれているペナン島ジョージタウンの魅力に迫ります。
■目次 1. 「アートシティー」ジョージタウンが世界遺産に登録された理由とは? 2. ジョージタウンの世界遺産おすすめスポットを紹介! 3. ペナンのレストラン&カフェ 4. ペナン島への行き方は?
「アートシティー」ジョージタウンが世界遺産に登録された理由とは?
マレーシアがオランダ、ポルトガル、イギリスに統治されていた植民地時代、ペナン島はマラッカと並ぶ貿易港として栄えていました。
特にイギリスの東インド会社がペナン島に最初の拠点を置いたことにより、ヨーロッパの歴史の中でペナン島は大きなつながりを持つこととなったのです。
ヨーロッパと東南アジアの歴史のつながりを語る上で、ペナン島は欠かせない存在となります。
その当時に建てられた建物はオールドタウンと呼ばれ、マラッカと同じく歴史的建造物です。
そんな歴史的な背景から、当時の面影を残す建物が世界遺産として登録されました。
東洋と西洋の文化がミックスされた、16~18世紀の建造物や、アンティーク調の家具など、当時の歴史を垣間見ることができ、多くの観光客が訪れています。
ジョージタウンの世界遺産おすすめスポットを紹介!
ペナン島ジョージタウン付近は、興味深い場所がたくさんあるおすすめスポットです。
その中でも今回おすすめする観光スポットはこちらです。
- クラン・シティ - アルメニアン・ストリート - ムントリ・ストリート - ペナン・プナンカン・マンション - チョン ファッ ツィー マンション
■クラン・シティの見所とは?
「昔の面影を残す場所で、生活している人たちの風景も一緒に見たい!」という人におすすめなのがクラン・シティです。
クラン・シティは中国系マレーシア人たちが、昔ながらの水上生活を営んでいるところです。
中に入ると、食べ物や土産物などのお店が軒を連ねて並んでいます。
クラン・シティは民族ごとに固まって住んでいるので、エリアごとにそれぞれの特徴の違いを観察できるんです!
違いを探したり、気に入ったスポットで写真を撮ったりと、楽しく時間を過ごせます。
■アルメニアン・ストリート
「ジョージタウンへ来たらアルメニアン・ストリートに行かなきゃでしょ!」って言われるほどに、ジョージタウン の中でも人気スポットです。
アルメニアン・ストリートは、アートストリートとも言われます。
昔ながらの建物が立ち並び、建物の壁にはアートが描かれているんです。
アートと一緒に写真を撮る観光客が多く、観光スポットだけでなく写真スポットともなっています。
建物はお土産にも最適のオリジナルグッズやおしゃれなカフェなどが入り、多くの観光客で賑わっています。
レトロで可愛いカフェがたくさんあるので、旅行に疲れた時など、カフェで一休みするのもおすすめです!
■ムントリ・ストリート
「旅行に行くなら、有名な観光スポットを訪れるより、ぶらぶら街歩きをする方が好き!」という人におすすめなのは、ムントリ・ストリートです。
先ほど紹介したアルメニアン・ストリートが観光客で賑わっているのに対し、ムントリ・ストリートは静かなイメージ。
ゆっくりと心ゆくまで19世紀建物を眺めたり、思い向くままに歩いたりして、街歩きを楽しめるんです。
ムントリ・ストリートにはおしゃれなカフェや素敵な掘り出し物がみつかるおしゃれな雑貨店がたくさん展開しています。
自分へのお土産や、友達へのお土産を探したり、お気に入りのカフェを探したり、自分だけの旅を楽しみたい方はぜひ、ムントリ・ストリートで街歩きを楽しみましょう!
■ペナン・プナンカン・マンション
「やっぱり世界遺産を回るんだったら、有名な観光スポットは抑えときたい」という人におすすめなのは、ペナン・プナンカン・マンションです。
東洋と西洋の建物様式をミックスして作られた建物が堂々と建っています。
中に入ると、タイルや大理石で作られた床や、ピカピカに磨き上げられた木でできた窓枠など…アジアとヨーロッパが綺麗に混ざり合っている様子を垣間見れます。
プナンカン・マンションは博物館にもなっていて、当時のプナンカン(外国から来た商人と、マレーシア人が結婚して生まれた子供たちのことを、プナンカンと呼びます)の生活スタイルを、見学できるんです。
これまた堂々とした作りのアンティーク家具や、プナンカンの女性たち(ニョニャ)が身につけていた衣類や宝石類など…。
写真撮影も自由なので、自分のペースでゆっくり、見学&写真撮影を楽しみましょう。
■チョンファッツィーマンション
「面白い写真をとにかくたくさん撮りたい!」という人におすすめなのがチョンファッツィーマンションです。
チョンファッツィーマンションは、鮮やかなブルーで建てられた豪邸です。
これは大富豪チョンファッツィーさんが娘さんのために建てた建物でしたが、今はホテルとなっています。
建物の中はホテルの客室、レストランなどがありますが、建物を見学することも可能です。
鮮やかなインディゴブルーで建てられた建物は独特の存在感があり、旅行のガイドブックにも大きな写真が載せられることがある有名な場所です。
ホテルに宿泊し、当時の建物に住んでみるという経験をするのもおすすめですし、見学で建物を見て回るだけでももちろん楽しいでしょう。
ペナンのレストラン&カフェ
ペナンは美食の場所とも言われていて、マレーシア国内からも多くの観光客がペナンの美味しい食べ物を食べに来ます。
そんなペナンの中でもおすすめのローカルフードはこちら!
■Kampar Fish Jelly Restaurant
ローカルがこぞって訪れる人気店です。
ヨンドーフと呼ばれるヌードルを食べることができます。
店内に置かれている野菜類とヌードルの種類を選びます(スープ付きのものとそうでないもの2種類の中から選択します)。
注文した野菜もスープとして出てきます。野菜スープとヌードルを一緒にいただきます。
シンプルながらもとても美味しく、クセになる味です。
・住所/Googleマップ:6668, Jalan Aziz Ibrahim, 11900 Bayan Lepas, Pulau Pinang
■Beryl’sカフェ
ベリーズカフェは、ジョージタウンの街中にあります。
もともとBeryl’sはマレーシア発、高級チョコレートのブランドで、マレーシアの空港でも販売されているほどに、人気のお土産です。
そんなBeryl’sのカフェ!
店内では、ケーキやチョコレート、ホットチョコレートなどのスイーツを楽しめます。
特におすすめなのは、チョコレートドリンク!
甘さ控えめでありながらも、チョコレートの味がしっかりとして美味しいと人気なんです。
レトロな建物で、歴史を感じながら、旅行の休憩にもぴったりです。
・住所/Googleマップ:5, Lorong Love, George Town, 10200 George Town, Pulau Pinang
ペナン島への行き方は?
首都クアラルンプールからペナン島へ行くには飛行機がおすすめです。
エアアジアなどの格安航空を利用すると、比較的安く航空チケットが買えます。
長距離バスもありますが、8時間以上かかることがあるのであまりおすすめできません。
*格安航空を利用した場合の値段と、バスチケットの値段がさほど変わらないこともあります。
まとめ
ペナン島のジョージタウンはマラッカと並んで、植民地自体に商人たちや、彼らの子孫たちが住んでいた建物が残り、歴史的にも重要な場所です。
東洋と西洋の文化を上手に取り入れた豪華な建物は、今ではホテルやカフェ、お店に改装され、有名な観光スポットになっています。
それぞれの場所を観光したり、街歩きしながら通りを歩き、いろいろな発見をしたりするのもおすすめです。
是非、マレーシアの歴史に触れながら、お気に入りスポットを探してみてください。