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明日香村の人気観光スポット・名所を奈良在住の筆者が紹介:古墳・寺社・おすすめグルメまで

奈良・明日香村の観光スポット・名所 関西・近畿エリアの旅行・観光

710年に奈良に平城京が置かれるまでの118年間、飛鳥(現在の明日香村周辺)に宮都が置かれていました。その時代は、聖徳太子や蘇我馬子、推古天皇、天武天皇、持統天皇が活躍した時代でもあります。

明日香村には、その時代の遺跡や謎の石造物が無造作に、ぜいたくに点在しています。古代史ファン、考古学マニアならずとも、歴史のロマンを感じるなにかがあります。

また、明日香村全域は、歴史的風土保存地区に指定され、昔ながらの日本の原風景が残っています。
桜が咲く春もよし、蝉しぐれの夏もよし、彼岸花が稲田を縁取る秋もよし、うっすら雪化粧をした冬もよし、明日香村はどの季節もそれぞれの美しさで、訪れる人を迎えてくれます。

ゆったりとした時間が流れる明日香村を歩いてみませんか?明日香村の隣市に生まれ育ち、今も住んでいる筆者が、とっておきの飛鳥をご案内します。

 

■目次: 明日香村の観光スポット紹介

>> 明日香村の観光スポット地図(Googleマップ)

<明日香村の古墳・天皇陵の観光スポット>
 - 石舞台古墳
 - 高松塚古墳
 - キトラ古墳
 - 天武・持統陵

<明日香村の寺社の観光スポット>
 - 飛鳥寺
 - 岡寺
 - 橘寺
 - 川原寺跡/弘福寺
 - 飛鳥坐神社

<明日香村の石造物の観光スポット>
 - 猿石
 - 酒船石(酒船石遺跡)
 - 鬼の俎・鬼の雪隠

<明日香村のその他の観光スポット>
 - 甘樫丘
 - 蘇我入鹿の首塚
 - 稲渕の棚田

<明日香村の博物館>
 - 飛鳥資料館
 - 奈良県立万葉文化館

<明日香村内の観光のための移動手段>
 - レンタサイクル
 - かめバス

<明日香村の食事ができるお店>
 - cafe ことだま
 - めんどや
 - 懐石 神籬(ひもろぎ)
 - 農村レストラン 夢市茶屋
 - コッコロカフェ
 - 萩王

<明日香村・奈良の観光の関連ページ>
 - 奈良の観光スポット: おすすめ・人気観光地を奈良在住の筆者が紹介
 - 奈良町(ならまち)の 観光: おすすめスポットを奈良在住の筆者が紹介

 

明日香村の観光スポット地図(Googleマップ)

ご紹介する明日香村の観光スポット・名所を一つの地図(Googleマップ)でご紹介します。
明日香村を観光・散策する時に、位置関係を把握してうまく巡ることに活用して頂ければと思います。

>> 明日香村の観光スポット・名所を地図でチェック (別ページでGoogleマップを開く)

 

明日香村の古墳・天皇陵の観光スポット

石舞台古墳

石舞台古墳
写真参照: 石舞台古墳(wikimedia)by 663highland

石舞台古墳は、明日香村のシンボルであり、ランドマーク的存在の古墳です。早くに墳丘の盛土が流出してしまい、石室が露出しているためにこの名前で親しまれています。
もともとは、1辺約50mの方墳であったようです。日本最大級の横穴式石室を持つ、7世紀初めの古墳です。被葬者は、飛鳥時代に権勢を誇った蘇我馬子であると考えられています。

石舞台古墳の周りには、桜の木がたくさん植えられ、春には桜に埋もれた石舞台古墳を見ることができます。
桜と石舞台もフォトジェニックですが、うっすら雪化粧の石舞台古墳はなかなか見事です。

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:石舞台古墳
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村島庄133番地
・営業時間:8:30~17:00
・定休日:年中無休
・観光所要時間の目安:30分~1時間
・公式サイト:石舞台古墳(なら旅ネット)

 

高松塚古墳

高松塚古墳
写真参照:高松塚古墳(wikimedia)by 8-hachiro

1972年に、高松塚古墳の石室内の色鮮やかな壁画が発見されました。そのニュースは、日本全国に衝撃を与えました。考古学ファンならずとも大いに喜びました。
壁画は、石室の東、西、北(奥)壁と天井の四面に描かれていました。側壁と奥壁には、四神図と男女人物像、天井には星宿図が描かれ、飛鳥時代後半の服装が、現在に蘇りました。
壁画は、国宝に指定されています。

現在、古墳は、埋め戻され、外観のみを見学できます。しかし、古墳に隣接する高松塚壁画館では、精巧な模写や石郭の模型が展示されています。

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:高松塚壁画館
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村平田439
・営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
・定休日:12/29~1/3
・観光所要時間の目安:1時間
・公式サイト:高松塚古墳・高松塚壁画館(国営飛鳥歴史公園ウェブサイト)

 

キトラ古墳

キトラ古墳
写真参照:キトラ古墳(wikimedia)by 8-hachiro

キトラ古墳は、高松塚古墳とともに、壁画の発見が日本中の考古学ファンを驚かせました。
1983年、まず玄武が、1988年に青龍、白虎、天文図が、2001年に朱雀と十二支像が確認されました。中でも、天文図はとても精巧に描かれています。

現在、古墳は埋め戻されて、当時の二段構成の円墳に復元されています。また、古墳近くのキトラ古墳壁画体験館 四神の館では、キトラ古墳やキトラ古墳壁画がわかりやすく、楽しく学べます。

実物の壁画は四半期ごとに期間限定で公開されますので、HPで詳細をご確認ください。

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:キトラ古墳壁画体験館「四神の館」
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村阿部山67
・営業時間:9:30~17:00(12~2月は16:30閉館)
・定休日:水曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始
・観光所要時間の目安:1時間
・公式サイト:キトラ古墳壁画保存管理施設

 

天武・持統陵

天武天皇・持統天皇檜隈大内陵 拝所
写真参照:天武天皇・持統天皇檜隈大内陵 拝所(wikimedia)by Saigen Jiro

天武天皇は、壬申の乱で大友皇子を倒し、飛鳥浄御原宮で即位した天皇です。持統天皇は天武天皇の皇后であり、その4代後に即位された女帝です。
天武・持統天皇陵は、二人の合葬陵です。八角形の5段築造で、うっそうと木々が茂る天皇陵の周りの細い道をぐるっと一周することができます。

持統天皇は、日本で初めて火葬された天皇です。

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:天武・持統天皇陵
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村野口
・営業時間:いつでも見学可
・定休日:いつでも見学可
・観光所要時間の目安:
・公式サイト:天武・持統天皇陵(公益財団法人 古都飛鳥保存財団)

 

明日香村の寺社の観光スポット

飛鳥寺

飛鳥寺
写真参照: 飛鳥寺(wikimedia)by 663highland

飛鳥寺は、588年、蘇我馬子が建立したわが国初の本格的仏教寺院です。平城京遷都に伴い、奈良の地に元興寺が建立されてからは、元元興寺とも呼ばれています。

本尊の銅造釈迦如来坐像は、日本最古の丈六仏で、飛鳥大仏の名前で親しまれています。建久の火災によって破損し、顔面と右手中央の三指以外が後補によるものですが、面長の顔立ちや目の表現などに、現存する飛鳥仏に共通するものがあります。ぜひ、おおらかな飛鳥仏に対面してください。きっと心に響くものがあるはずです。

寺の西側には蘇我入鹿の首塚と呼ばれる五輪塔が残っています。

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:飛鳥寺
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村飛鳥682
・営業時間:9:00~17:30(4~9月)、9:00~17:00(10~3月)
・定休日:4/7~4/9
・観光所要時間の目安:1時間
・公式サイト:飛鳥寺(なら旅ネット)

 

岡寺

岡寺
写真参照:岡寺(wikimedia)by 663highland

岡寺は、正式には龍蓋寺といい、西国三十三か所の第七番札所です。

飛鳥時代末期または奈良時代初めに僧義淵が、藤原氏の繁栄を祈願して草壁皇子の宮跡に建立した寺院であると考えられています。

本尊は、奈良時代に作られた巨大な如意輪観音座像で、塑像としては日本最大の仏さまです。
また、岡寺は、日本最初の厄除け道場として、厄除けを求める方々の参拝が絶えません。

ゴールデンウィークの前後には、境内の石楠花が咲き乱れ、とてもきれいです。それに合わせて、石楠花まつりが開催されます。

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:岡寺
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村岡806
・営業時間:8:00~17:00(ただし、12~2月は、8:00~16:30)
・定休日:無休
・観光所要時間の目安:1時間
・公式サイト:岡寺(なら旅ネット)

 

橘寺

橘寺
写真参照:橘寺(wikimedia)by Yanajin33

橘寺は、正式には上宮皇院菩提寺と言われ、聖徳太子創建七ケ寺のひとつです。聖徳太子は、この地で生まれられました。
本尊の聖徳太子坐像は、室町時代の作ですが、聖徳太子35歳の時のお姿だと言われています。

随時、写経体験もできますから、ご希望の方は、HPでご確認のうえ、ご予約ください。
また、聖倉殿の特別公開が春、秋約2か月間行われます。天井画が見事です。

境内には、花形の柱穴を持つ塔心礎が残っています。
また、飛鳥石造物の一つ、二面石があります。一つの岩に表情の違う顔が彫られていて、人の心の善悪二相を表したものと言われています。ぜひ、ご対面ください。

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:橘寺
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村橘532
・営業時間:9:00~17:00(受付16:30まで)
・定休日:なし
・観光所要時間の目安:1時間
・公式サイト:橘寺(なら旅ネット)

 

川原寺跡/弘福寺

川原寺跡 中門跡
写真参照:川原寺跡 中門跡(wikimedia)by Saigen Jiro

川原寺は、飛鳥寺、薬師寺、大官大寺とともに、飛鳥四大寺として栄えた大寺院でしたが、平城京遷都に伴い、他の三寺が平城京に移転しましたが、川原寺は飛鳥の地にとどまりました。
建久2年(1191)年に大半を焼失して、その後衰退しました。

現在は、寺跡は国の史跡に指定され、南大門、中門、回廊などの場所がわかるように整備されています。当時の大きさに思いをはせてください。
現在、金堂跡には、弘福寺(ぐふくじ)が立っています。

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:川原寺跡/弘福寺
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村川原
・営業時間:いつでも見学可
・定休日:いつでも見学可
・観光所要時間の目安:30分
・公式サイト:川原寺

 

飛鳥坐神社

飛鳥坐神社
写真参照:飛鳥坐神社(wikimedia)by 663highland

飛鳥坐神社(あすかにいますじんじゃ)は、毎年2月のおんだ祭りが、奇祭として有名です。

境内には、むすびの神石をはじめ、男性、女性性器をかたどった石があちこちの置かれています。また、金柵の中にある力石は、男は左手で、女は右手でこの石を持ち上げられたら幸せになれると言われています。

おんだ祭りは、天狗や翁が竹棒で人々を追い回してたたいたり、夫婦和合の所作(天狗とオカメの性行為、これが相当リアル!)をし、夫婦和合を終えた後に局部を拭き取った紙を福の神(拭くの紙)として見物人に投げます。こうして相当リアルな祭りが終わります。

おんだ祭りは、毎年2月第1日曜日に行われます。

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:飛鳥坐神社
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村飛鳥字神無備707
・営業時間:いつでも見学可
・定休日:いつでも見学可
・観光所要時間の目安:1時間
・公式サイト:飛鳥坐神社(なら旅ネット)

 

明日香村の石造物の観光スポット

猿石

吉備姫王墓内 猿石
写真参照:吉備姫王墓内 猿石(wikimedia)by Saigen Jiro
吉備姫王墓内 猿石
写真参照:吉備姫王墓内 猿石(wikimedia)by Saigen Jiro

明日香村には、約20体の石造物があります。その多くは、だれが何のために作ったのかわかっていません。
その一つが、欽明陵の南西の吉備姫王の墓域内の4体の石像で、猿石と呼ばれています。4体のうち、3体には裏にも顔があり、いずれも猿に似ていることからこの名前がつきました。

その面相や姿形から、北から順に女性、山王権現、僧(または法師)、男性と考えられています。
謎に満ちた石造物を前にすると、歴史のロマンを感じます。

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:猿石
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村平田
・営業時間:いつでも見学可
・定休日:いつでも見学可
・観光所要時間の目安:30分
・公式サイト:猿石(明日香村観光ポータルサイト 旅する飛鳥)

 

酒船石(酒船石遺跡)

酒船石遺跡 酒船石
写真参照:酒船石遺跡 酒船石(wikimedia)by Saigen Jiro

明日香村には、使途がわからない謎の石造物が多くありますが、酒船石は、ことさら謎に満ちています。

平らにした石の表面に奇妙な彫刻が施された巨大な花崗岩です。酒造りに使用したとの言い伝えがあり、この名前がつきました。
近くには、石組溝や木樋が発見されているので、水にかかわる施設ではないかとの説が有力となっています。

酒船石の前に立った時、あなたはどう感じるでしょうか?

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:酒船石
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村岡
・営業時間:いつでも見学可
・定休日:いつでも見学可
・観光所要時間の目安:30分
・公式サイト:酒船石(なら旅ネット)

 

鬼の俎・鬼の雪隠

鬼の爼 全景
写真参照:鬼の爼 全景(wikimedia)by Saigen Jiro
鬼の雪隠 全景
写真参照:鬼の雪隠 全景(wikimedia)by Saigen Jiro

鬼の俎(おにのまないた)、鬼の雪隠(おにのせっちん)というユーモラスなネーミングの由来は、「昔、このあたりに鬼が住んでおり、行きかう旅人を捕えてはこの石の上で調理し、雪隠で用を足した」という言い伝えによります。たしかに、見ようによってはそう見えます。

しかし、明治31年以来、鬼の俎・鬼の雪隠は、宮内庁が欽明陵の陪冢(ばいしょう=大型の古墳の周辺にある小型の古墳)の一つとして管理しています。

つまり、この石造物は古墳の内部施設であると考えられ、くり抜き式横口式石槨の代表例と考えられています。

なぜ、現在の場所にあるかはわかっていません。こんな大きな石をどうやって動かしたんでしょう?明日香村は不思議に満ちています!

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:鬼の俎・鬼の雪隠
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村野口
・営業時間:いつでも見学可
・定休日:いつでも見学可
・観光所要時間の目安:30分
・公式サイト:鬼の爼、鬼の雪隠(なら旅ネット)

 

明日香村のその他の観光スポット

甘樫丘

甘樫丘展望台から東方面
写真参照:甘樫丘展望台から東方面(wikimedia)by Terumasa

甘樫丘(あまかしのおか)は、飛鳥の中心にある標高148mの小高い丘です。頂上からは、明日香村全景はじめ、大和三山(耳成山、畝傍山、天香久山)も眺められます。

昔、甘樫丘のふもとに、蘇我蝦夷、蘇我入鹿親子が権勢を示すために、居宅を築いたと言われています。

付近一帯は、飛鳥歴史公園甘樫丘地区として整備され、西の遊歩道には万葉植物がそれぞれの季節に花を咲かせます。とりわけ、桜の季節がおすすめです。

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:甘樫丘
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村豊浦
・営業時間:いつでも見学可
・定休日:いつでも見学可
・観光所要時間の目安:1~2時間
・公式サイト:甘樫丘(なら旅ネット)

 

蘇我入鹿の首塚

蘇我入鹿首塚
写真参照:蘇我入鹿首塚(wikimedia)by Saigen Jiro

飛鳥寺の境内を西に抜けたところに立つ五輪塔が、蘇我入鹿の首塚です。

蘇我入鹿は、飛鳥時代の豪族、蘇我蝦夷の子、蘇我馬子の孫にあたります。大化の改新(乙巳の変)において、中大兄皇子と中臣鎌足によって、飛鳥板蓋宮の大極殿で殺害されました。
その時、落とされた首がここまで飛んできたとか、襲ってきた首を供養するため埋めたとか言われています。

五輪塔自体は、鎌倉時代または、南北朝時代の建立と考えられています。

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:蘇我入鹿の首塚
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村飛鳥
・営業時間:いつでも見学可
・定休日:いつでも見学可
・観光所要時間の目安:30分
・公式サイト:蘇我入鹿首塚(なら旅ネット)

 

稲渕の棚田

稲渕集落の棚田
写真参照:稲渕集落の棚田(wikimedia)by Indiana jo

明日香村稲渕の棚田は、中世(平安~室町時代)に開墾された棚田です。日本の棚田百選にも選ばれ、300枚あまりの水田が作り出す美しい景観は、明日香村の歴史的景観とマッチし、日本の農村の原風景と言ってもいいでしょう。

秋には畔に彼岸花が咲き誇ります。また、毎年秋には、手作りの案山子を競う案山子ロード、案山子コンテストが行われます。
刈り取った田んぼで燃やされ、立ち昇る煙は、日本人なら誰もが懐かしく感じる風景です。

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:稲渕の棚田
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村稲渕
・営業時間:いつでも見学可
・定休日:いつでも見学可
・観光所要時間の目安:1~2時間
・公式サイト:稲渕の棚田(明日香村観光ポータルサイト 旅する飛鳥)

 

明日香村の博物館

飛鳥資料館

飛鳥資料館
写真参照: 飛鳥資料館(wikimedia)by Terumasa

飛鳥資料館は、飛鳥の文化財を調査、研究するなら文化財研究所の展示施設です。

飛鳥資料館には、さまざまな展示がありますが、筆者一押しは、山田寺跡から出土した連子窓の実物大復元模型です。山田寺東回廊が再現されています。

また、建物の広大な前庭には、飛鳥の石造物の精巧なレプリカが配置されています。ゆったりと、間近に見ることができます。

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:飛鳥資料館
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村奥山601
・営業時間:9:00~16:30(入館16:00まで)
・定休日:毎週月曜日(祝日と重なれば翌平日)、年末年始(12/26~1/3)
・観光所要時間の目安:1~2時間
・公式サイト:飛鳥資料館

 

奈良県立万葉文化館

奈良県立万葉文化館
写真参照:奈良県立万葉文化館(wikimedia)by Yanajin33

奈良県立万葉文化館は、万葉のふるさと、奈良にふさわしい「万葉集」を中心とし古代文化に関する総合文化施設です。

1F日本が展示室では、わが国を代表する日本画家が万葉集を題材にして描いた日本画が展示されています。
地下展示室には、人形やジオラマ、映像、音楽などを駆使して万葉の時代の暮らしぶりを体感できるような展示があります。
また、ミュージアムショップ、レストランもあります。

万葉文化館の駐車場に隣接して、明日香村のチャレンジショップASUCOME(あすかむ)があり、ここでは新しい息吹を感じるお店がありますから、のぞいてみてくださいね。

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:奈良県立万葉文化館
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村飛鳥10
・営業時間:10:00~17:30(入館は17:00まで)
・定休日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)、年末年始、展示替日
・観光所要時間の目安:1~2時間
・公式サイト:奈良県立万葉文化館

 

明日香村内の観光のための移動手段

レンタサイクル

明日香レンタサイクル 飛鳥駅前営業所
写真参照:明日香レンタサイクル 飛鳥駅前営業所(foursquare)by まるる さ.

明日香村を観光するには、のんびりゆったり徒歩で回るのが一番ですが、それぞれの観光地は少し離れています。
明日香村中をくまなく回るには、徒歩だけでは少々時間的にもきついかも?そんな時は、レンタサイクルがおすすめです。

明日香村の近鉄飛鳥駅前、石舞台古墳前、川原寺横、橿原市の近鉄橿原神宮前駅東出口など、あなたのご都合のいい場所で借りて、さっそうと明日香村をサイクリングしてくださいね。

明日香村は、けっこうアップダウンがありますので、「自転車に乗るのが久しぶりだわ」という方には、電動アシスト自転車がいいかも?

乗り捨て、配車もしてくれるところがありますから、詳しくは各ショップで確認してくださいね。

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:明日香レンタサイクル飛鳥駅前営業所
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村越13−1
・営業時間:9:00~17:00
・定休日:なし
・公式サイト:明日香レンタサイクル

 

かめバス

かめバス
写真参照:かめバス(wikipedia)by M7 (-20090515)

明日香村観光に最適なバスがかめバスです。明日香村が運行しています。
明日香村観光にお役に立つ周遊バスの赤かめバスは、近鉄橿原神宮前駅東口からと、近鉄飛鳥駅から出ます。

1回ずつの乗車券は、180円から走行距離に応じた料金です。周遊バス1日フリー乗車券は大人650円、子ども330円でお得です。

時刻表につきましては、HP等でご確認ください。

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:飛鳥駅・橿原神宮前駅(かめバス)
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村越(飛鳥駅)奈良県橿原市久米町618(橿原神宮前駅)
・公式サイト:かめバス(明日香村)

 

明日香村の食事ができるお店

cafe ことだま

cafeことだまは、明日香村の人気古民家カフェです。以前は、近鉄飛鳥駅の西側にありましたが、2015年に明日香村の中心の現在地に移転オープンしました。

オーナー夫妻は、飛鳥好きが高じて、移住してきたという根っからの飛鳥ファン。手作りの店内は、オーナーこだわりの調度でどこか懐かしさを感じます。

明日香村で育った新鮮野菜がメインのことだまランチは、大人気メニュー!ランチは予約がおすすめです。

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:cafe ことだま
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村岡1223
・営業時間:10:00~17:00(土日祝は~18:00)
 (ランチ11:00~14:00(LO)、カフェ14:00~閉店30分前(LO))
・定休日:火曜、第3水曜(祝日の場合は営業)
・観光所要時間の目安:1時間
・公式サイト:cafe ことだま

 

めんどや

岡寺の近くにあるめんどやは、明日香村で古くから営業されている食事処です。
明日香村や奈良県に伝わる郷土料理がいただけます。

特におすすめは、明日香村の食材をふんだんに使ったひょうたん弁当。リーズナブルで、見た目も華やか!インスタジェニックです!
冬場には、あすか鍋がおすすめ!(要予約)あすか鍋は、飛鳥地方で食べられる郷土料理です。牛乳の入った出汁で鶏肉を煮込む鍋料理です。温まりますよ!

どちらも、前日までに予約された方が確実です。

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:めんどや
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村岡40
・営業時間:11:00~売り切れまで
・定休日:無休
・観光所要時間の目安:1時間
・公式サイト:めんどや(明日香村観光ポータルサイト 旅する飛鳥)

 

懐石 神籬(ひもろぎ)

懐石 神籬(ひもろぎ)は、飛鳥坐神社のすぐ近くにある懐石料理のお店です。
明治5年築の古民家を改築されています。

夕食にコースで出される懐石もぜひ食べていただきたいですが、ランチであすか鍋をいただくのもおすすめです。また、奈良の郷土料理、茶粥懐石もいただけます。

明日香村で、ちょっとぜいたくで上品なランチをお探しならおすすめです。
前日までの予約をおすすめします。

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:懐石 神籬
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村飛鳥614
・営業時間:昼(一部)11:30~13:00、(二部)13:30~15:00
 (夜の営業は金・土、日、祝のみ17:30~21:00(要予約))
・定休日:水、第三火曜
・観光所要時間の目安:1時間半
・公式サイト:ひもろぎ(食べログ)

 

農村レストラン 夢市茶屋

農村レストラン夢市茶屋は、石舞台古墳の西隣にあります。
明日香村のとれたて野菜や飛鳥米、古代米を使ったお料理が楽しめます。

石舞台公園を眺めながら、木の香りが心地よい落ち着いた店内は、飛鳥観光に疲れたあなたを癒してくれます。
明日香村の間伐材を使ったテーブルセットは、ほっこりなごみます。

おすすめは、古代米御膳と黒米カレーです。季節によりメニューが異なりますから、行く前にHPでチェックをお忘れなく!

1Fは、明日香の夢市として、明日香のお土産が買えます。

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:農村レストラン 夢市茶屋
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村島庄154-3
・営業時間:11:00~16:00(土、日、祝は~17:00)
・定休日:年中無休(年末年始は除く)
・観光所要時間の目安:1時間
・公式サイト:農村レストラン 夢市茶屋(あすかであそぼ ウェブサイト)

 

コッコロカフェ

近鉄飛鳥駅から、国道169号線を渡ったすぐのところにある手作り感満載のカフェ。
ノスタルジックな店内と、ふわっとした雰囲気の店員さんが、忙しい日常を送るあなたをやさしく包んでくれますよ。

モーニングもやっていますから、飛鳥観光の前にいかがですか?コッコロカフェのモーニングはおすすめです。ランチプレートも野菜たっぷり、ヘルシーで食べる価値ありです。
あるいは、1日飛鳥を歩きまわったあとに、ほっこりお茶するのもいいですね。

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:コッコロカフェ
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村御園137-1
・営業時間:8:00~19:00
・定休日:水曜日
・観光所要時間の目安:1時間
・公式サイト:コッコロカフェ(facebookページ)

 

萩王

飛鳥坐神社の近くにある、古民家を改造した萩王は、メディアでも取り上げられ、有名芸能人にもファンが多い人気店です。

オーナーのユニークな人柄に負けない、型にはまらない、独創的なお料理が魅力です。一品一品に込められた思い、ていないな仕事ぶりがうれしいです。
また、オーナーの娘さんの日本風仏蘭西菓子もいただけます。

立派なお庭、重厚なお部屋、おいしいお料理とデザート、飛鳥観光のついでというより、わざわざ味わうためにだけ行きたいお店です。要予約です。

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:萩王
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村飛鳥180
・営業時間:昼(一部)11:30~13:10、(二部)13:00~15:10、喫茶14:00~16:30(売り切れ次第終了)、夜の部17:30~20:30
・定休日:不定休
・観光所要時間の目安:2時間
・公式サイト:日本料理 萩王

 

明日香村の観光案内所 飛鳥びとの館

飛鳥びとの館
写真参照:飛鳥びとの館(wikimedia)by 8-hachiro

飛鳥びとの館は、近鉄飛鳥駅前にある総合案内所です。
近くには、24時間使用可の公衆トイレの他、レンタサイクル、レンタカーMICHIMO、農産物直売所、飲食店、カフェなどがあります。

飛鳥びとの館内には、明日香村の特産品やお土産、明日香村関連の書籍などを販売しています。
飛鳥観光のことでお困りのこと、尋ねたいことは何でも教えてもらえますよ。無料休憩所や自動販売機もありますから、飛鳥観光の前、帰りにぜひ立ち寄ってくださいね。

■明日香村の観光スポット
・観光地/場所名:飛鳥総合案内所 飛鳥びとの館
・住所アクセス/Googleマップ:奈良県高市郡明日香村越6-3(近鉄飛鳥駅前)
・営業時間:8:30~18:00(季節変動あり)
・定休日:年末年始
・観光所要時間の目安:30分〜1時間位
・公式サイト:飛鳥総合案内所「飛鳥びとの館」(道の駅 飛鳥)

 

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1300年の歴史を誇る世界的観光都市である奈良は、古い時代の建築物や名所が古い時代のまま残されている魅力があります。
定番の奈良公園周辺だけに限らず、法隆寺エリア、奈良盆地南部の飛鳥地方、そして奈良県南部の吉野、十津川エリアなど、それぞれの場所が独特の顔と魅力を持っています。

こちらのページでは、奈良に生まれ育ち、奈良在住の筆者ならではの情報も含めて、奈良愛あふれる奈良観光情報をお伝えしています。

>> 奈良の観光スポット33選:奈良在住の筆者がおすすめ・人気の観光地/名所をご紹介

 

奈良町(ならまち)は最近、特に人気があるエリアです。世界遺産の元興寺を中心に発展した奈良町には、歴史ある社寺がたくさんあります。
また、古民家に今の風を吹き込んだほっこりする町家カフェにもファンが多く、奈良町でランチやお茶を楽しんでいます。

そんな奈良町のおすすめしたい観光スポットについて、奈良に生まれ育ち、ずっと住み続けている奈良愛あふれる筆者がご紹介します。

>> 奈良町(ならまち)周辺の観光スポット: 歴史名所・文化体験・ランチグルメ・カフェなどのおすすめを奈良在住者が紹介