奈良の観光といえば、何が一番に思い浮かびますか?奈良の大仏?奈良公園の鹿?猿沢池と興福寺五重塔?
奈良は1300年の歴史を誇る、世界的観光都市です。そして、古い時代の建築物や名所が古い時代のまま残されていることが、奈良の魅力です。
定番の奈良公園周辺だけに限らず、法隆寺エリア、奈良盆地南部の飛鳥地方、そして奈良県南部の吉野、十津川エリアなど、それぞれの場所が独特の顔と魅力を持っています。
奈良に生まれ育ち、奈良在住の筆者ならではの情報も含めて、奈良愛あふれる奈良観光情報をお伝えします。奈良公園の鹿ともども、あなたのお越しをお待ちしています。
■目次 ●奈良駅と周辺エリア 1. 東大寺・大仏 2. 正倉院 3. 二月堂 4. 法華堂(三月堂) 5. 奈良公園 6. 若草山 7. 興福寺 8. 春日大社 9. 奈良町(ならまち) 10. 元興寺 11. ならまち格子の家 12. 奈良町からくりおもちゃ館 13. 平城宮跡 14. 薬師寺 15. 唐招提寺 ●奈良県の他のエリア 16. 法隆寺 17. 円成寺(圓成寺) 18. 今西家住宅/今井町 19. 橿原神宮 20. 十津川村 21. 谷瀬の吊り橋 22. 笹の滝 23. 吉野山 24. みたらい渓谷 25. 明日香村 26. 石舞台古墳 27. 高松塚古墳 28. 曽爾高原 29. 長谷寺 30. 談山神社 31. 三輪山・大神神社 32. 山の辺の道 33. 鍋倉渓 ●奈良観光のお役立ち情報・関連ページ >> 奈良の観光スポット地図(Googleマップ): すべての観光スポットの地図 >> 奈良のお土産(奈良駅で買えるおすすめのお土産)を紹介 >> 奈良のショッピング・買い物スポットを紹介 >> 奈良町(ならまち)の観光おすすめスポット18選: 歴史・文化・カフェほか
●奈良駅と周辺エリア
1. 東大寺・大仏
東大寺は、奈良時代、聖武天皇によって建立された1300年以上の歴史を誇るお寺です。
東大寺といえば、大仏ですが、なんと像の高さは、14.7m、基壇の周囲が70mもあります。その大仏を、ほんとに間近に見て、大きさを体感できます。
その大仏をおさめている大仏殿は、世界最大級の大きさの木造建築です。
大仏殿の中には、穴をくぐることができる柱があります。その穴の大きさは、大仏の鼻の穴の大きさと同じだと言われていて、
穴をくぐると、「無病息災」の御利益があるそうです。ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
■おすすめの観光タイプ・時期
・奈良だけでなく、日本を代表する東大寺、大仏は、歴史好きの方だけでなく、あらゆる方がお楽しみいただけます。
・どの季節に観光をしても、それぞれの季節の良さがあり、感じることができます。
■奈良の観光スポット ・観光地名:東大寺大仏殿 ・住所/ロケーション: 奈良市雑司町40 ・拝観時間:7:30~17:30(4月~10月)、8:00~17:00(11月~3月) ・定休日:なし ・駐車場:あり ・公式/関連サイト:東大寺
■東大寺のお土産・お土産屋さんのページ
https://culturize.org/media/todaiji-souvenirs/#related-nara-eki
2. 正倉院
正倉院は、東大寺大仏殿の北北西に位置する、校倉造(あぜくらづくり)の高床式倉庫です。聖武天皇・光明皇后ゆかりの品をはじめ、天平時代の美術工芸品を収蔵していた建物です。
奈良の秋を彩る年中行事の一つに「正倉院展」があります。この正倉院展は、奈良国立博物館で、正倉院に収蔵している宝物を展示、公開されるものです。
正倉院では、建物を外部から拝見することができますが、内部や宝物は見ることができませんので、ご注意ください。
■おすすめの観光タイプ・時期
・歴史好き、建物好きの方におすすめです。
・どの季節に行っても、それぞれの季節の良さがあります。
■奈良の観光スポット ・観光地名:正倉院「正倉」 ・住所/ロケーション: 奈良市雑司町129 ・見学時間:月曜日~金曜日 10:00~15:00 ・定休日:土・日・祝日、12/28~¼ ・駐車場:なし ・公式/関連サイト:正倉院(宮内庁)
3. 二月堂: 奈良盆地の絶景を見ることができる観光名所
奈良に春を呼ぶ行事、東大寺お水取りを知っていますか? 松明の火の粉が舞い散る勇壮な伝統行事です。その伝統行事の舞台が、ここ東大寺二月堂です。
二月堂は、東大寺大仏殿東方の丘陵地に立っていますので、奈良盆地の絶景を一望することができます。西を正面としていますので、夕暮れ時の夕景も見事です。
■おすすめの観光タイプ・時期
・二月堂では、奈良盆地を一望できます。 どなたでも24時間、参拝することができます。
・二月堂修二会(お水取り)のお松明は3/1~3/14まで毎夜です。是非、一度お越しください。
■奈良の観光スポット ・観光地名:東大寺二月堂 ・住所/ロケーション: 奈良市雑司町406-1 ・拝観時間:24時間参拝可能 ・定休日:なし ・駐車場:なし ・公式/関連サイト:二月堂(東大寺)
4. 法華堂(三月堂)
二月堂の横に建つ東大寺法華堂は、一般には三月堂として親しまれています。東大寺に現存する数少ない奈良時代建築の一つで、国宝にも指定されています。
堂内に安置されている10体の仏像も奈良時代の作です。堂内には21世紀初頭までたくさんの仏像が安置されていましたが、東大寺ミュージアム開館に伴って、一部が移動になりました。
(東大寺ミュージアムは、東大寺南大門近くにあります。)
現10体のうち、執金剛神像は秘仏なので、毎年12月16日にのみ開扉されます。
■おすすめの観光タイプ・時期
・法華堂に安置されている仏像は、仏像ファンには見逃せない仏像ばかりです。
・歴史好き、奈良好きの方にはおすすめです。
■奈良の観光スポット ・観光地名:東大寺法華堂(三月堂) ・住所/ロケーション: 奈良市雑司町406-1 ・拝観時間:8:00~16:30(11月~2月)、8:00~17:00(3月)、7:30~17:30(4月~9月)、7:30~17:00(10月) ・定休日:なし ・駐車場:なし ・公式/関連サイト:法華堂(東大寺)
5. 奈良公園: 散策や鹿との触れ合いを楽しめる広大な公園
奈良の観光地として有名な奈良公園は、奈良市街地にある広さ502ヘクタールの広大な都市公園です。
市街地の中にあって、鹿が自由に歩き回っていることで有名です。
奈良公園の鹿は、飼われている鹿ではなく、あくまで野生の鹿です。都市部ではとてもめずらしいことなので、近年では外国人観光客にも大人気です。
奈良公園の中には、世界遺産の観光名所である、東大寺、興福寺、春日大社などがあります。
夏には「燈花会」、冬には「なら瑠璃会」などさまざまなイベントも行われ、奈良観光の中心地として、多くの観光客が訪れます。
■おすすめの観光タイプ・時期
・ファミリー、カップル、グループなどあらゆる方におすすめです。鹿と遊んだり、お弁当をひろげたり、ゆっくりとした休日を過ごせます。
・春には桜がきれいで、お花見をしながら散策することができます。
・夏(8月上旬の10日間)には「燈花会」のろうそくを使用したイベントが開催されます。
※世界遺産に囲まれた奈良公園一面にろうそくを並べ、幻想的・神秘的な雰囲気を演出するもの。
・冬(早春2月)には、「なら瑠璃会」の庭園イルミネーションイベントが開催されます。
※奈良を代表する三社寺(春日大社、東大寺、興福寺)を、幻想的な「光の回廊」でつなぐ、美しく神秘的な瑠璃絵の世界を表現したもの。
■奈良の観光スポット ・観光地名:奈良公園 ・住所/ロケーション: 近鉄奈良駅から春日大社までの一帯 ・営業時間:特になし ・定休日:特になし ・駐車場:あり ・公式/関連サイト:奈良公園
6. 若草山
若草山は、奈良公園の東端に位置する標高342mの山です。奈良公園のどこからでも、緑の芝におおわれた丸い丘が3つ重なった、そのきれいな姿を見ることができます。
山麓のゲートから有料入場できる期間は、3月第3土曜日から12月第2日曜日まで。その期間中は、ゲートから一重目、二重目までを歩いて登れます。
開山期間以外でも、新若草山ドライブウェイまたは、春日山遊歩道からは年間を通して入ることができます。
若草山からの夜景は、新日本三大夜景の一つに挙げられるほどに美しく、視界を遮るものも余分な街灯もなく、奈良の夜景を堪能できます。
毎年1月に行われる若草山の山焼きには、たくさんの見物人が来られます。
■おすすめの観光タイプ・時期
・都会のすぐ近くで、自然を満喫できます。
・標高342mと高くはない山ですが、登る場合は、スニーカー等をおすすめします。
・新若草山ドライブウェイなら、車で簡単に頂上まで登れ、夜景を楽しむことができます。
■奈良の観光スポット ・観光地名:若草山 ・住所/ロケーション: 奈良市雑司町 ・営業時間:開山期間(3月第3土曜日~12月第2日曜日まで) ・定休日:特になし ・駐車場:約50台(山頂) ・公式/関連サイト:若草山(奈良県公式サイト)
■関連ページ: 若草山の山焼きのイベント情報
>> 若草山の山焼きを奈良在住者が紹介! 歴史・観覧席スポット・2019年の日程や花火まで詳しく解説
7. 興福寺
興福寺は、奈良公園の中心にある、藤原不比等ゆかりの寺院です。「古都奈良の文化財」の一部としてユネスコの世界遺産にも登録されています。
有名な興福寺の五重塔は、奈良を代表するランドマーク的存在ですが、他にも三重塔や南円堂など見どころがたくさんあります。
また、2018年1月にリニューアルオープンしたばかりの興福寺国宝館も必見です。仏像ファンのみならずあらゆる人に大人気の阿修羅像にも会えますよ。
■おすすめの観光タイプ・時期
・歴史好き、仏像好き、奈良好きの人には、たまらない魅力を持っています。
・猿沢池越しの興福寺五重塔は、奈良らしい写真のベストスポットです。
・興福寺の観覧に加え、無料休憩所の利用も可能。
・国宝館では、「興福寺精進ふりかけ」を販売しており、興福寺らしいお土産として持ち帰ることができます。
■奈良の観光スポット ・観光地名:興福寺 ・住所/ロケーション: 奈良市登大路町48 ・拝観時間:境内の見学は自由、ただし、国宝館、東金堂は、9:00~17:00 ・定休日:なし ・駐車場:あり ・公式/関連サイト:興福寺
8. 春日大社: 1300年近くの歴史ある朱色の壮大な神社
奈良の「春日大社」は、春日山原始林を背景に奈良公園内にある全国の春日大社の総本社です。
その歴史は奈良時代までさかのぼり、1300年以上の歴史を誇ち、「古都奈良の文化財」の一部としてユネスコの世界遺産に指定されています。
奈良公園の鹿は、春日大社の神様のお使いとして、ずっと大切にされてきました。
朱塗りの社殿と参道に並ぶ石灯籠、境内の釣燈籠、そして藤の花は、春日大社のシンボルです。
春日大社の広大な敷地内には摂社・末社(本社に付属する小社)が数多くあり、
その中でも摂社「夫婦大国社(めおとだいこくしゃ)」は、夫婦の大國様を祀る縁結びの神様として、結婚のご縁を授かることができるとされ、人気を博しています。
■おすすめの観光タイプ・時期
・節分とお盆には、境内の3000基の燈籠に灯がともされる「万燈会」が開かれ、幽玄の世界に浸れます。
・藤の季節(4~5月)には、境内の「砂ずりの藤」や万葉植物園のさまざまな藤を楽しめます。
・縁結び・祈願に訪れる方は、夫婦大国社がおすすめです。
■奈良の観光スポット ・観光地名:春日大社 ・住所/ロケーション: 奈良市春日野町160 ・拝観時間:6:00~18:00(4月~9月)、6:30~17:00(10月~3月)本殿前特別参拝(8:30~16:00) ・定休日:本殿前特別参拝ができない日が神社行事に応じてありますので、神社HPでご確認ください。 ・駐車場:あり ・公式/関連サイト:春日大社
9. 奈良町(ならまち)
ならまちは、世界遺産の元興寺を中心に、旧境内のまわりに発展した旧市街です。
長い歴史を持つこと場所が、商業の町から観光の町へ移り変わっていき、現在では奈良観光でも一番の人気のエリアとなっています。
太平洋戦争の戦災を免れた細い路地に沿って、古い町家が軒を並べるならまち界隈は、歩いているだけでもほっこりするところが人気なのかもしれません。
ならまちエリアには、個性的なカフェやショップがあちこちにあり、休日にはガイドブック片手にカフェ巡りをされるカップルやファミリーでにぎわいます。
■おすすめの観光タイプ・時期
・歴史好き、奈良好きな方だけでなく、カフェ好き、おしゃれな雑貨好きな方にもおすすめです。
・庚申堂の身代わり申は必見です。ならまちのお宅の軒先にもぶら下がっていますよ。
■奈良の観光スポット ・観光地名:ならまち ・住所/ロケーション: 元興寺を中心としたエリア ・営業時間/定休日: 訪れる店鋪などによります。 ・駐車場:あり ・公式/関連サイト:ならまち情報サイト
■(関連) 奈良町(ならまち)のお土産とお土産屋 下記のページでは、奈良で今一番ホットなエリア奈良町(ならまち)の、町歩きとお土産探しにマストなお店をご紹介しています。 >> 【奈良在住者が紹介】奈良町(ならまち)のおすすめのお土産20選:お菓子・雑貨・飲食物
10. 元興寺: 世界遺産の寺院
ならまちの中心に位置する元興寺は、蘇我馬子が飛鳥に創建した法興寺がその前身と言われており、長い歴史を誇っています。
「古都奈良の文化財」の一つとして、ユネスコの世界遺産に指定されています。
元興寺の見どころは、国宝の極楽坊本堂、禅室などの建物や境内に整然と並べられている石塔のほかに、屋根の上の瓦にも注目です!
行基葺きといわれる日本最古、飛鳥時代の瓦が実際に屋根の上に葺かれているのを見ることができます。
また、毎年8/23,8/24に開かれる地蔵会万灯供養は、石塔の間に灯のともした燈明皿が置かれ、それはそれはとてもきれいな情景です。
■おすすめの観光タイプ・時期
・歴史好き、奈良好きには見逃せません。ならまちにお越しの際は、ぜひ元興寺にも寄ってみて下さいね。
・夏/8月の地蔵会万灯供養は、元興寺らしい催しです。ぜひ!
■奈良の観光スポット ・観光地名:元興寺 ・住所/ロケーション: 奈良市中院町11 ・拝観時間:9:00~5:00 ・定休日:なし ・駐車場:あり ・公式/関連サイト:元興寺
11. ならまち格子の家
古くからの街並みが残る「ならまち」には、あちこちに古い町家が残っています。
その中のひとつ、「ならまち格子の家」は、江戸時代末から明治時代にかけて、ならまちに点在した町家をモデルに建てられた施設です。通りに面した格子が特徴です。
箱階段や中庭・土間などの明りとり、外から中が見えにくい格子など、昔の暮らしを体感できます。
季節に応じたイベントが催されることもありますから、要チェックの観光スポットです。
■おすすめの観光タイプ・時期
・歴史好き、建物/建築好き、奈良好きの方にぜひ寄ってもらいたい場所です。
・ならまち散策の途中に立ち寄ってみてくださいね。
■奈良の観光スポット ・観光地名:ならまち格子の家 ・住所/ロケーション: 奈良市元興寺町44 ・開館時間:9:00~17:00 ・定休日:月曜日、祝日の翌平日、12/28~⅕ ・駐車場:なし ・公式/関連サイト:奈良市ならまち格子の家(ならまち情報サイト)
12. 奈良町からくりおもちゃ館
奈良町からくりおもちゃ館は、ならまちにある伝統的な町家の中にところ狭しと置かれた、昔ながらのおもちゃを楽しむことができる施設です。
懐かしいおもちゃを実際に触って遊ぶことができます。
大人には、子供のころを思い出して懐かしく思うことができる場所ですし、現在のスマホやゲームに慣れた子供たちには新鮮な体験ができる場所です。
■おすすめの観光タイプ・時期
・家族連れやカップルなど、楽しい時間を過ごせます。
・ならまち散策の途中で寄ってみてください。
■奈良の観光スポット ・観光地名:奈良町からくりおもちゃ館 ・住所/ロケーション: 奈良市陰陽町7 ・開館時間:9:00~17:00 ・定休日:水曜日、12/29~1/3、祝日の場合休館日が変わることがあるので、要事前チェック ・駐車場:なし ・公式/関連サイト:奈良町からくりおもちゃ館
13. 平城宮跡: 世界遺産に登録された、古都平城京の大内裏
国営平城宮跡歴史公園は、奈良時代の平城京の遺跡が保存・復元された公園で、世界遺産にも指定されています。
復元された第1次大極殿、朱雀門が立派な姿を見せていて、奈良時代に思いをはせることができます。
2018年3月に、朱雀門ひろばとして復元された遣唐使船の展示や博物館のほか、レストラン、ショップなどの複合施設がオープンしましたので、ますます平城宮跡を楽しめるようになりました。
復元された遣唐使船には実際に乗船することができます。
平城宮跡公園では、さまざまなイベントが行われますので、行く前にスケジュールのチェックをお忘れなく!
■おすすめの観光タイプ・時期
・歴史好き、奈良好きな方だけでなく、ファミリー、カップル、グループで楽しめます。
・おしゃれなレストランやショップも楽しめます。
・春の桜の季節には、きれいな桜を見ることができます。
■奈良の観光スポット ・観光地名:平城宮跡歴史公園 ・住所/ロケーション: 奈良市二条大路3-5-1 ・営業時間:第一次大極殿、朱雀門(9:00~16:00)、朱雀門ひろば(10:00~18:00) ・定休日:月曜日 ・駐車場:あり ・公式/関連サイト:平城宮跡
14. 薬師寺
薬師寺は、奈良市の西部に位置する西ノ京にあります。
680年に天武天皇によって、皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を願って藤原京に建てられ、その後現在の地に移されたお寺です。
「古都奈良の文化財」の一つとして、ユネスコの世界遺産に指定されています。
東塔(国宝)と再建された西塔が並び立つ姿は、創建当時の美しさを思い起こさせます。
また、薬師寺と言えば、本尊の薬師如来像と、その両脇の日光菩薩像、月光菩薩像ですが、これらは日本の仏像彫刻の最高傑作のひとつと言われていますから、必見です。
健康祈願にご利益があると言われていますから、ぜひご家族の健康を願ってくださいね。
■おすすめの観光タイプ・時期
・歴史好き、仏像好き、奈良好きの方にはおすすめです。
・西の京には、隣り合って唐招提寺もありますから、併せて行かれるといいですね。
・西ノ京の夕暮れは、奈良らしい風情があっていいですよ。
■奈良の観光スポット ・観光地名:薬師寺 ・住所/ロケーション:奈良市西ノ京町457 ・拝観時間:通年9:00~17:00 ・定休日:なし ・駐車場:あり ・公式/関連サイト:薬師寺
15. 唐招提寺: 国宝に指定された8世紀建立の金堂と千手観音
唐招提寺は、奈良市の西部に位置する西ノ京にあります。「古都奈良の文化財」の一つとして、ユネスコの世界遺産に指定されています。
唐招提寺といえば、幾多の苦難を乗り越えて日本にやって来られた鑑真和上が建てられたお寺です。
奈良時代に建てられた金堂、講堂が、今なお、天平の雰囲気を伝えています。
とりわけ、おすすめは、金堂南面に並ぶギリシアやローマの神殿の柱と同じ形のエンタシスと呼ばれる8本の柱です。本当に美しいので、ぜひ一緒に写真を撮ってみてくださいね。
そして、千手観音はじめ、現存する最古の肖像彫刻の鑑真和上像(本物は、6月の3日間のみ開扉、それ以外は、「御身代わり像」を見ることができます)など見るべき仏像もいっぱいです。
また、唐招提寺は、蓮の花やうちわまきの行事でも有名です。
■おすすめの観光タイプ・時期
・歴史好き、仏像好き、奈良好きには、見逃せないお寺です。
・きれいな花を見ることが好きな方におすすめです。特に、蓮の花の時期がいいです。(6月下旬~8月中旬くらい)
・同じ西ノ京地区にある薬師寺とともに訪れられることをお勧めします。
■奈良の観光スポット ・観光地名:唐招提寺 ・住所/ロケーション: 奈良市五条町13-46 ・拝観時間:8:30~17:00 ・定休日:なし ・駐車場:あり ・公式/関連サイト:唐招提寺
●奈良県の他のエリア
16. 法隆寺: 世界遺産・世界最古の木造建築の仏教寺院
(生駒エリア・斑鳩町)
法隆寺は、斑鳩の里にある、聖徳太子が創建したと伝わるお寺です。
世界最古の木造建築の金堂、五重塔など19の国宝と50以上の重要文化財があります。
法隆寺は、「法隆寺地域の仏教建造物」の中心としてユネスコの世界遺産に指定されています。
法隆寺では見るべきものがたくさんありますが、国宝の金堂、五重塔は必見です。
特に五重塔は、内部の塑像(粘土で作られた像)を見てみてくださいね。内部に80件の国宝が安置されています。
また、釈迦三尊像をはじめ、仏像好きでなくても、教科書に載っていて知っているという有名仏像が目白押しです。
そして、聖徳太子を供養する堂として建てられた「夢殿(ゆめどの)」は、五重塔と少し離れた場所にありますので、見逃さずに訪れて下さい。
八角円堂というつくりの夢殿内には、聖徳太子ゆかりの遺品が集められています。
■おすすめの観光タイプ・時期
・歴史好き、仏像好き、奈良好きの方はぜひ!
・法隆寺の境内は、約18万7千㎡と広大なので、歩きやすい格好で来られることをおすすめします。
・法隆寺には見るべきものがいっぱいあるので、時間に余裕があれば、ボランティアガイドをお願いするといいですよ。なるほどと教えてもらうことがいっぱいで、より詳しくわかります。
・法隆寺がある斑鳩の里は、他にも見るべきお寺がいっぱいです。気候のいい、秋のハイキングに来るのもいいです。
■奈良の観光スポット ・観光地名:法隆寺 ・住所/ロケーション: 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1 ・拝観時間:8:00~17:00(2/22~11/3)、8:00~16:30(11/4~2/21) ・定休日:なし ・駐車場:あり ・公式/関連サイト:法隆寺
法隆寺のお土産・お店(お土産屋さんや食事処)についてはこちらをチェック!
17. 円成寺(圓成寺)
(奈良市東部・忍辱山町)
「円成寺」は、奈良市街と柳生の里のほぼ中間に位置する、柳生街道沿いにある第一の名刹です。
円成寺の一番のおすすめは、国の名勝に指定されている平安時代の美しい庭園です。
特に秋は紅葉で彩られ、多くの参拝客が訪れます。
また、運慶が彫った国宝の大日如来像も必見です。
■おすすめの観光タイプ・時期
・歴史好き、仏像好き、奈良好きの方におすすめ!
・奈良市街と柳生の里を歩くハイキングコースがありますので、アウトドア派にもいいですよ。
・秋の紅葉は、10月下旬~11月下旬が見頃です。
■奈良の観光スポット ・観光地名:円成寺(圓成寺) ・住所/ロケーション: 奈良市忍辱山町1273 ・営業時間:9:00~17:00 ・定休日:なし ・駐車場:あり ・公式/関連サイト:円成寺
18. 今西家住宅/今井町: 重要伝統的建造物群保存地区・歴史的建造物
(橿原市のエリア)
今西家住宅は、橿原市にある重要伝統的建造物群保存地区(略称:重伝建)に指定されている今井町にあります。
今井町は、戦国時代の古い町並みが未だに残る地域です。
その今井町の中にあっても、特に威風堂々とした今西家住宅は、国の重要文化財に指定されています。豪壮な八棟造りで、戦国時代の構造様式を残す建造物です。
■おすすめの観光タイプ・時期
・歴史好き、建築好きは、必見の歴史的な建造物です。
・今西家住宅がある今井町は、そぞろ歩きをするのにぴったりの古い町並みが残る地域です。
・古民家を利用したカフェ、ショップもありますから、ファミリーでも、カップルでも楽しめます。
■奈良の観光スポット ・観光地名:今西家住宅 ・住所/ロケーション: 奈良県橿原市今井町3-9-25 ・営業時間:10:00~17:00(事前予約が必要) ・定休日:毎週月曜日(祝日の場合次の平日) ・見学料:大人400円・中学生以下200円・団体(10名以上)300円 ・駐車場:あり(今井町) ・公式/関連サイト:重要文化財 今西家住宅
19. 橿原神宮
(橿原市のエリア)
橿原神宮は、奈良県橿原市の畝傍山の東麓にある、50万㎡という広大な神域を持つ神社です。
檜(ひのき)の樹皮を用いた、檜皮葺(ひわだぶき)の屋根葺手法が用いられた素木造りの本殿と、玉砂利の参道、背景の深い森が見事に調和して、清々しく、厳かな雰囲気です。
ご祭神は、初代天皇神武天皇と皇后です。建国記念日には、紀元祭が盛大に行われます。
また、お正月には大きな絵馬が飾られて、こちらも見ものです。
■おすすめの観光タイプ・時期
・歴史好き、奈良好きにはおすすめです。
・橿原神宮のまわりの森や池の散策、ウォーキング、畝傍山登山など、アウトドア派にもいいです。
・また、近くには奈良県立橿原考古学研究所附属博物館がありますので、考古学ファンには見逃せません!
■奈良の観光スポット ・観光地名:橿原神宮 ・住所/ロケーション: 奈良県橿原市久米町934 ・参拝時間:開門時間は、日の出、日没の間(季節によって違うのでHP参照) ・定休日:なし ・駐車場:あり ・公式/関連サイト:橿原神宮
20. 十津川村: 自然にあふれる日本一大きな村
(吉野エリア・十津川村)
十津川村は、奈良県の最南端に位置する日本一大きな村です。村の96%は山で占められています。
電車は通っていないので、十津川村に行くには、車か、近鉄大和八木駅もしくはJR新宮駅からの路線バスになります。
近鉄大和八木駅からのバスは、日本一長い路線バスとしても有名です。(全長166.9㎞、停留所の数は166)
十津川村には訪れたいところ、見るべきところがいっぱいですが、広い村内に散在しているので、しっかり計画を立てて行かれることをおすすめします。
■おすすめの観光タイプ・時期
・美しい自然を満喫できます。ゆったり自然に癒されたい人にぴったり!
・アウトドアアクティビティも体験できます。
・車のドライブで訪れることができます。
■奈良の観光スポット ・観光地名:十津川村 ・住所/ロケーション: 奈良県吉野郡十津川村 ・公式/関連サイト:十津川村観光協会
21. 谷瀬の吊り橋
(吉野エリア・十津川村)
十津川村の谷瀬の吊り橋は、そびえる山々に囲まれ、十津川(熊野川)にかかる、日本有数の長さを誇る鉄線の吊り橋です。
長さ297m、高さ54mの吊り橋を歩くと、まるで空中を散歩しているようです。
本来、生活用にかけられた吊り橋なので、地元の人はカブに乗って通られます。見たら、びっくりしますよ!
歩くたびにゆらゆら揺れてスリル満点!一緒にこの吊り橋を渡ったカップルは熱々になれると言われています。
■おすすめの観光タイプ・時期
・自然を満喫したい方、アウトドア派の方におすすめです。近くにはオートキャンプ場もあります。
・恋人同士のデートで行くのもおすすめです。
■奈良の観光スポット ・観光地名:谷瀬の吊り橋 ・住所/ロケーション: 奈良県吉野郡十津川村谷瀬・上野地 ・定休日:なし ・駐車場:あり ・公式/関連サイト:谷瀬の吊り橋(十津川村観光協会)
22. 笹の滝
(吉野エリア・十津川村)
十津川村にある笹の滝は、「日本の滝100選」にも選ばれている落差約32mの滝です。
山深い渓流の奥にあるこの滝は、見るものを魅了してやみません。
笹の滝へは、駐車場から木々がうっそうと茂る道を歩いて10分です。そこには、手つかずの自然の美しさがあなたを待っています。
水しぶきあげる滝のマイナスイオンを存分に受けてください。きっとリフレッシュできますよ。
■おすすめの観光タイプ・時期
・自然を満喫したい方、アウトドア派の方にはぜひ!
・写真好きなカメラマンにもおすすめのスポットです。
・初夏は新緑が、秋は紅葉がみごとです。
■奈良の観光スポット ・観光地名:笹の滝 ・住所/ロケーション: 奈良県吉野郡十津川村内原 ・駐車場:あり(無料) ・公式/関連サイト:笹の滝(十津川村観光協会)
23. 吉野山: 千本桜で有名な桜の名所
(吉野エリア)
吉野山は、奈良県の中央部、吉野郡吉野町にある吉野川から大峰山脈に続く桜の名所です。
吉野山の桜は、「一目千本」といわれ、下千本から中千本、上千本、奥千本と200種3万本が順に咲いていきます。
吉野山の桜は、ソメイヨシノではなく、白ヤマザクラです。
周辺の観光地である、金峯山寺蔵王堂や、西行庵も訪れたいですね。
■おすすめの観光タイプ・時期
・「死ぬまでに一度は見たい」と言われる吉野山の桜です。どなたも、ぜひお越しください。あなたの期待を裏切りません。
・奥千本まで行かれるのなら、ハイキングができる格好をおすすめします。
・春の桜の季節がおすすめですが、6月の紫陽花の季節も良いですよ。
■奈良の観光スポット ・観光地名:吉野山 ・住所/ロケーション: 奈良県吉野郡吉野町吉野山 ・駐車場:あり ・公式/関連サイト:吉野山観光協会
24. みたらい渓谷
(吉野エリア)
みたらい渓谷は、吉野郡天川村の景勝地の観光名所です。
大小さまざまな滝と巨岩を通り、底まで透けて見えるような清らかな渓流に沿って遊歩道が整備されています。吊り橋からは滝を上から見ることもできます。
それぞれの季節ごとにその美しさを変えて、訪れる人を飽きさせません。
全長7.4㎞2時間のハイキングコースですが、ゴールの洞川温泉センターで疲れを癒やすことができます。
■おすすめの観光タイプ・時期
・ハイキングコースですので、アウトドア派の方におすすめです。
・子連れファミリー、友人などのグループ、カップルでも歩けます。
・それぞれの季節を楽しめますが、何と言っても紅葉の時期が一番です。
■奈良の観光スポット ・観光地名:みたらい渓谷 ・住所/ロケーション: 奈良県吉野郡天川村北角 ・駐車場:あり ・公式/関連サイト:みたらい渓谷(なら旅ネット・奈良県観光公式サイト)
25. 明日香村
明日香村は、奈良県中央部に位置する村です。日本の国の始まり、中央集権律令国家の誕生の地ですから、飛鳥時代の宮殿跡や史跡がたくさん残っています。
また、開発されず残った村や田んぼの様子は、「日本の原風景」と呼ばれ、来た人に郷愁、ノスタルジーを感じさせます。
村中に散在する史跡を回るためには、のんびり自転車(レンタサイクル)で回ることをおすすめします。
■おすすめの観光タイプ・時期
・古代史ファンには、魅力満載です。
・静かな村内を、史跡をめぐりながら、ハイキング、サイクリングするのがいいですよ。 ファミリー、友人などのグループ、カップルにぴったり!
・どの季節もいいですが、稲が実り、彼岸花が咲き誇る秋はおすすめです。
■奈良の観光スポット ・観光地名:明日香村 ・住所/ロケーション:奈良県高市郡明日香村 ・駐車場:あり ・公式/関連サイト:明日香村観光ポータルサイト 旅する飛鳥
26. 石舞台古墳
(明日香村のエリア)
石舞台古墳は、奈良県明日香村にある古墳時代後期の古墳です。
元々覆っていた墳丘の土が失われて、横穴式石室を形作っている巨石が露になっています。石室の中にも入ることができます。
古墳に葬られている人は、蘇我馬子ではないかという説が有力です。
石舞台古墳の周辺は、国の特別史跡に指定されていて、明日香村のランドマーク的存在です。
■おすすめの観光タイプ・時期
・古代史ファン、明日香村ファンは、必見です。
・石舞台古墳を含んで、明日香村は、ハイキングしたり、サイクリングしたりするのにぴったりですから、ファミリーで、グループで、カップルでお越しください。
・桜の春、彼岸花の秋がベストシーズンです。
■奈良の観光スポット ・観光地名:石舞台古墳 ・住所/ロケーション: 奈良県高市郡明日香村島庄 ・営業時間:8:30~17:00 ・定休日:なし ・駐車場:あり ・公式/関連サイト:石舞台古墳(明日香村地域振興公社)
27. 高松塚古墳
(明日香村のエリア)
高松塚古墳は、奈良県明日香村にある終末期古墳の一つで、2段式の円墳です。
1972年に極彩色の壁画が発見された時には、日本中を興奮の渦に巻き込みました。
現在、古墳周辺はきれいに整備され、古墳全体を見ることができます。
また、近くの高松塚壁画館では、壁画の検出当時の現状模写、一部復元模写、再現模造模写など、高松塚古墳の全容がわかりやすく再現されています。
■おすすめの観光タイプ・時期
・古代史ファンを魅了し続けている高松塚古墳です。
・古代史ファンだけでなく、明日香村ファンなどすべての方を感動させます。
・明日香村観光は、春、秋がベストシーズンです。
■奈良の観光スポット ・観光地名:高松塚古墳 ・住所/ロケーション: 奈良県高市郡明日香村平田 ・開館時間:9:30~17:00(高松塚壁画館) ・定休日:12/29~⅓ ・駐車場:なし ・公式/関連サイト:高松塚古墳(国営飛鳥歴史公園)
28. 曽爾高原
(宇陀エリア)
曽爾高原(そにこうげん)は、奈良・三重県境の奈良県宇陀郡曽爾村にある、倶留尊山(くろそやま)の麓に広がる広大な高原です。
秋にはススキが一面に広がり、太陽の光を受けて銀色に輝くさまは見事な美しさです。
春から夏にかけての緑の季節に、高原のさわやかな風に吹かれるのもいいですよ。
■おすすめの観光タイプ・時期
・アウトドア派だけでなく、一面ススキの高原はカメラマンにとっても絶好の撮影スポットです。
・近くの曽爾高原ファームガーデンでは、地ビールもいただけます。
・秋がベストシーズンですが、春~夏もいいです。
・奈良からだけでなく、三重県側(名張)からもアクセスできます。
■奈良の観光スポット ・観光地名:曽爾高原 ・住所/ロケーション: 奈良県宇陀郡曽爾村 ・駐車場:あり ・公式/関連サイト:曽爾高原(曽爾村観光協会)
29. 長谷寺: 美しい牡丹(ほたん)の花でも有名な、8世紀に建立された寺院
(桜井市・天理市のエリア)
長谷寺は、奈良県桜井市に位置する、牡丹の花で人気のお寺です。
長谷寺は、初瀬山の山麓から中腹にかけて広がっているため、仁王門から本堂まで399段の登廊(屋根付きの階段)を登ります。また、吊り下がっている長谷型灯篭はとても美しいです。
国宝の本堂外舞台が外にせり出し、ここからは自然の絶景を楽しむことができます。
本尊の十一面観音は、平安時代より信仰を集める、国内最大級の観音様です。
枕草子、源氏物語などにも登場する「初瀬詣で(はせもうで)」は、この観音様のご利益をいただこうと長谷寺参りをすることでした。
長谷寺は、牡丹だけでなく、紫陽花、桜などどの季節のお花もきれいです。
■おすすめの観光タイプ・時期
・歴史好き、奈良好き、仏像好きだけでなく、牡丹、紫陽花、桜などのお花好きにもおすすめです。
・西国三十三カ所第八番札所でもあります。
・ゴールデンウイーク前後の牡丹の季節だけでなく、冬の寒牡丹、紫陽花、桜の季節も見逃せません。
■奈良の観光スポット ・観光地名:長谷寺 ・住所/ロケーション: 奈良県桜井市初瀬731-1 ・拝観時間:9:00~17:00(12月は16:30まで) ・定休日:なし ・駐車場:あり ・公式/関連サイト:総本山長谷寺
30. 談山神社: 自然と紅葉の名所
(桜井市・天理市のエリア)
談山神社は、奈良県桜井市多武峰にある、大化の改新の立役者、藤原鎌足を祀る神社です。
木造では世界で唯一の十三重塔は、バックの紅葉、新緑、雪景色とのコントラストが見事です。
また、談山神社は紅葉の名所としても有名で、「関西の奥日光」と呼ばれています。
また、拝殿下の鳥居をくぐると、「恋の道」という小径があり、その先には藤原鎌足の妻の鏡女王を祀る恋神社があります。
藤原鎌足の妻の鏡女王を祀るこの恋神社は、縁結びの神様として人気です。
■おすすめの観光タイプ・時期
・歴史好き、建物好き、奈良好きの方にぜひ!
・縁結びの祈願には恋神社を訪れるのもおすすめ。
・紅葉の季節は、関西だけでなく日本中から観光客が来られますが、青紅葉、紫陽花の季節も素敵です。
・春と秋の年2回、古の装束に身を包んだ人たちによる「蹴鞠(けまり)」の会も催されます。
■奈良の観光スポット ・観光地名:談山神社 ・住所/ロケーション: 奈良県桜井市多武峰319 ・営業時間:8:30~17:00 ・定休日:なし ・駐車場:あり ・公式/関連サイト:談山神社
31. 三輪山・大神神社
(桜井市・天理市のエリア)
大神神社(おおみわじんじゃ)は、奈良県桜井市三輪にある、日本最古の神社のひとつです。
本殿がなく、拝殿からご神体である三輪山を仰ぎ見る古い神道の形式を残しています。
参道入り口には、高さ32.2mの大鳥居がそびえています。
また、ご神体の三輪山には、登拝(登山と言わず、登拝といいます)することもできます。
神社境内、三輪山など強力なパワースポットとしても人気を集める観光名所です。
■おすすめの観光タイプ・時期
・奈良好き、歴史好き、神社好きの方にぜひ!
・毎月1日には、朔日参りとして、関西一円からの参拝客でにぎわいます。オールマイティな神様として信仰を集めています。
・三輪山登拝を希望される場合は、ハイキング、山登りに適した格好をおすすめします。
・パワースポットとして、パワーをいただきたい方、癒しを求めておられる方にもぜひ!
■奈良の観光スポット ・観光地名:大神神社 ・住所/ロケーション: 奈良県桜井市三輪1422 ・参拝時間:特になし、ただし、三輪山登拝(9:00~14:00) ・定休日:なし、ただし、三輪山登拝については、入山・登拝禁止日があるので、HP要チェック ・駐車場:あり ・公式/関連サイト:大神神社
32. 山の辺の道
(桜井市・天理市のエリア)
山の辺の道は、奈良盆地の東南にある桜井市の三輪山の麓から、東北部にある奈良市の春日山まで、山々の裾を縫うように通ずる日本最古の道の一つです。
山の辺の道沿いには、多くの社寺(大神神社、檜原神社、長岳寺、大和神社、石上神宮)、古墳・天皇陵(箸墓古墳、景行天皇陵、崇神天皇陵)があります。
桜井駅、天理駅を起点に歩かれるハイカーで、行楽シーズンにはにぎわいます。
■おすすめの観光タイプ・時期
・春や秋の季節には、のんびりと山の辺の道ハイキングを楽しまれる方でいっぱいです。
・桜井駅、天理駅を出発点とされる方が多いですが、疲れたら、山の辺の道とほぼ平行に走るJR桜井線の各駅に出ることもできます。
・ファミリー、カップル、友人同士のグループなどで、ぜひ歩いてみてくださいね。
・途中には、野菜や果物の無人販売所もあります。
■奈良の観光スポット ・観光地名:山の辺の道 ・住所/ロケーション:奈良県天理市萱生町(Googleマップ) ・公式/関連サイト:山の辺の道(奈良県観光局)
33. 鍋倉渓
(山辺エリア)
鍋倉渓は、奈良県山辺郡山添村の神野山山腹に広がる、大小さまざまな黒色の岩が幅25m、長さ約650mにわたって、ゴロゴロと転がる不思議な景観の地です。
水音はかすかに聞こえますが、水面を見ることはできません。
岩が転がる横には遊歩道が設置されていますが、岩の上をよじ登っていくこともできます。
危険な岩登りという感じではなく、家族で楽しみながら登れます。
近くには、ジップラインやフィールドアスレチックなどを楽しめる「冒険の森 in やまぞえ」や、めえめえ牧場もあります。
■おすすめの観光タイプ・時期
・アウトドア派におすすめ!
・ファミリー、グループ、カップルで楽しめます!
・お弁当を持ってハイキング気分でどうぞ!お食事処もあります。
■奈良の観光スポット ・観光地名:鍋倉渓 ・住所/ロケーション: 奈良県山辺郡山添村大塩 ・駐車場:あり ・公式/関連サイト:鍋倉渓(山添村観光協会)
奈良の観光スポット地図(Googleマップ)
ご紹介した奈良の観光スポットを一つの地図(Googleマップ)でご紹介します。
奈良を観光する時に、位置関係を把握してうまく観光するために活用して頂ければと思います。
>> すべての観光スポットの場所を地図でチェック (別ページで地図を開く)
奈良のお土産(奈良駅で買えるおすすめのお土産)を紹介
奈良観光の出発点になる鉄道の駅、JR奈良駅と近鉄奈良駅。
JR奈良駅ビルの1Fと2Fの一部は、お土産物屋や飲食店が入ったビエラ奈良。ここでは奈良らしいお土産が揃っています。
また、近鉄奈良駅は、奈良公園や東大寺などに一番近い駅で、この地階には、お土産物が買えるTime’s Placeがあります。
どちらも明るく開放的でお土産を買いやすい場所です。奈良の思い出と一緒に、気に入ったお土産を選びましょう!
■奈良の観光 関連ページ >> 奈良駅で買えるお土産おすすめ21選とお土産屋・売り場を奈良在住者が紹介!
奈良のショッピング・買い物スポットを紹介
日本でも有数の観光地の奈良には、観光途中に訪れたいショッピング・買い物施設がたくさんあります。
観光体験と買い物体験を融合した施設から、奈良ならではの施設、伝統ある商店街。
更には、観光のついでというよりも、そのモールのためにわざわざ訪れてみたい、西日本でも最大級のショッピングモールなど、魅力あるショッピング施設が数多くあります。
こちらのページでは奈良に生まれ育った筆者が、選りすぐり、在住者だからこそ知っている情報をお伝えします。
■奈良の観光 関連ページ >> 奈良のおすすめショッピングモール・買い物スポット18選を奈良在住者が紹介!
奈良町(ならまち)の観光おすすめスポット18選: 歴史・文化・カフェほか
古い歴史が残る奈良の中でも、奈良町(ならまち)は近年、特に人気があるエリア。
世界遺産の元興寺、”身代わり申”が有名な庚申堂などの社寺は見ごたえがあり、昔ながらの雰囲気を体験できる古民家の”町家カフェ”ではランチやお茶を楽しめます。
下記のページでは、そんな奈良町のおすすめ観光スポットを、奈良に生まれ育ち、住み続けている筆者が紹介します。