上海空港(上海浦東国際空港)は中国で2番目の集客数を誇る大きな空港。筆者はそんな上海空港で乗り継ぎをしました。
そこで上海空港やトランジットの様子&ラウンジを使用した感想などを解説します。
上海空港で乗り継ぎをする予定のある方はぜひ、最後までお読みください。
トランジットの様子
上海空港で乗り換えの際に、飛行機を降りた後、制限エリア内を移動する必要があります。空港内はとても広いので、移動する時に少し戸惑ったので、トランジットの様子をお伝えします。
パスポートや航空チケットが必要
飛行機を降りた場所から乗り換えの飛行機の場所へ移動するとき、無人カウンターを通過する必要がありました。入国、出国手続きと同様、機械にパスポートや航空券をかざすとカウンターの扉が開く仕組みです。
私がかざしたときにはなぜか、機械が反応せず、何度かチャレンジする必要がありました。近くにいた係の方が助けてくれたので、無事にカウンターを通過できました。夫は問題なく通過できていたので、かざし方の角度などにちょっとしたコツがあるのかもしれません。
厳重に手荷物チェック
無人カウンターを通過すると、手荷物チェックがありました。手荷物検査の厳しさは国や空港によって異なりますが、上海空港ではかなり厳重なほうだと感じます。前に並んでいた方は、靴やジャケットを脱ぎ、ベルトも外していました。それだけなら、通常通りですが、少し大きめの革製バッグの中身を全部出すように指示を受けていました。
前の方の様子を見ていたので、私たちも先にパソコン本体やコード、携帯などを別にしたりジャケットを脱いだりと、ある程度準備をして並びました。が、それでも再スキャンする必要がありました。
いろいろな人が何度もやり直しさせられていたので、手荷物チェックの場所は結構混雑しています。(私が利用したときは係の方の多くは中国語で指示していたので、中国語が分からない観光客の方が指示を理解できずに混乱していた可能性もあります)
時計など細かいものを外すように指示を受けることも多く、荷物を無くしかねない状況です。私も混雑に紛れてうっかりパソコンを忘れるところでした。荷物検査の場所を離れる前に、忘れ物がないか再チェックすることをおすすめします。
上海空港の様子
荷物検査が終了すると、上海空港の制限エリアに入ります。制限エリア内はとても広く、ショッピングエリアやフードコートエリアなどが充実しています。食事をしたり、ショッピングしたり、ベンチでのんびりくつろいだりと、思い思いに時間を過ごしながらフライトの時間を待っていました。上海空港の様子をお伝えします。
空港内は、中国らしいお土産ショップや免税店が充実していました。パンダのぬいぐるみや、中国茶、シルクのパジャマなど中国らしいものがたくさんあり、見ているだけでも楽しめました。
空港内には中華料理を中心としたフードコートもちらほらありました。日本ではなかなか見かけないような、鳥を逆さまに吊るしているお店も。
またハンバーガーショップなど欧米人が好みそうなお店もありました。中国へ入国して観光する時間がない場合でも、待ち時間に空港でショッピングしたり、ご飯を食べたりするだけである程度中国を旅行しているような気分を味わえそうです。
上海空港のラウンジ
私たちは空港の待ち時間をプライオリティパスが利用できるラウンジで過ごすことが多いです。多くのラウンジでは無料で食事やドリンクを楽しめたり、シャワーを浴びたりできます。
フライトの疲れを癒して一休みしたり、ラウンジのWi-Fiを利用してパソコン作業をしたりするのにとても便利です。上海空港にもいくつかラウンジがありました。例えば36番と39番のラウンジがありましたがどちらも、プライオリティパスの利用が可能でした。
36番のラウンジの様子
今回私たちは36番のラウンジを利用してみることにしました。イメージしていた以上にくつろげ、満足できましたので、ラウンジの様子もお伝えします。
大理石のようなゴージャスな雰囲気
36番のラウンジは、壁には大理石のようなタイルがあしらわれ、ゴージャスな雰囲気です。どっしりとしたテーブルや椅子が置かれ、窓からは飛行機が見えました。なんとなく、レトロな雰囲気が漂う書斎にいるような気分になりました。
テーブルの間隔は広くないので、隣の方との距離感が近いですが、狭すぎて気になるほどではありません。利用客が多いので、座れる箇所を多めに用意してくれているのは助かります。
中国料理を中心とした食事提供
食事が並んでいるカウンターには、中国料理を中心としたメニューが並んでいました。カウンターにはスタッフがいて、注文が入ると麺を茹でたり小籠包を温めたりしています。
私も麺を注文してみました。薄味のスープに、好みの具を選んで食べるシステムです。スープと麺に味はほとんどありませんが、具の味付けが濃く、選んだ具材によってスープ自体の味も変わります。実際に同じ麺を注文したはずなのに、選んだ具がことなっていたため、夫と私のスープの味は違っていました。
中国では、味つけしないお粥の上にいろいろな具材を載せて食べることがありますが、麺類も同じような食べ方をするのだなあと思いながら麺をすすりました。ラウンジ内で、中国らしいグルメを堪能でき、満足でした。
アルコールも充実
食事が並んでいるカウンターには、アルコール類も充実していました。赤ワイン、白ワインはもちろん、青島ビールなど中国らしいラインナップも。ご当地ビールを堪能できるので、ビール好きの方にもおすすめです。
シャワールームも利用可能
36番のラウンジ内にはシャワー室もあります。シャワー室が利用できるのは、夜のフライトのときには特に助かります。次のフライトまでの待ち時間の間に、汗を流したり、メイクを落としたりするだけで、リフレッシュできるからです。今回のフライトの時間帯が昼間だったこともり、シャワー室は利用しませんでしたが、機会があれば利用してみたいです。
実際に上海空港でトランジットして感じた注意点
実際に上海空港で過ごした時間帯は3時間ほどでした。トランジットとして空港を利用した時に感じたことや注意点などをまとめました。
荷物検査で通過しやすいように荷物をまとめておく
荷物検査のときに慌てないように荷物をまとめておくと便利だと感じました。先ほど紹介したように、カバンの中身を全部出すように指示を受けたり、靴やジャケットを脱がなければならなかったりと、通過するまでにいろいろな手間がかかります。
多くの観光客で溢れている中で、カバンから荷物を取り出したり、ジャケットを脱いだりするのは一苦労です。特にカバンの中がパンパンで、どこに何が入っているか分からない状態だと、貴重品や大切なドキュメント、コンピューター関係のものなどを無くしかねません。
カバンの中身をスッキリさせたり、上着を脱いでおいたりと、あらかじめ荷物をまとめておくと、スムーズに通過しやすいと感じました。
余裕を持ってラウンジを利用する
ラウンジを利用する際は十分な余裕を持って利用することが大切です。上海空港は広く搭乗口カウンターまでは徒歩で10〜15分ほど歩く必要がありました。私たちは、時間内に搭乗口に到着できるように、ラウンジを利用する前に搭乗口の位置を確認するようにしています。
その後、搭乗口からラウンジまでの距離と移動時間を測っておくと、逆算してどれくらいの時間にラウンジを出れば良いのか計算できるからです。こうすることで、余裕を持ってラウンジが利用できていると思います。と言っても、搭乗口の場所やフライトの時間が急に変更になることもあるので、常にチェックすることも大切です。
上海空港でのトランジットの時間を楽しもう!
上海空港の制限エリアには、中国らしいお土産やフードコートが並び、十分な数のベンチもあるので、ある程度快適に待ち時間を楽しめます。また、プライオリティパスを利用できるラウンジもあるので、ラウンジ内でゆったりと過ごせます。制限エリアへ移動するまでの間、荷物検査が必要ですが、ある程度荷物を整理するならトラブルを回避しやすいでしょう。