マレーシアのクアラルンプールには、KLIAとKLIA2、スバン空港があります。その中でも旅行客が、国際空港としてよく利用するのはKLIAやKLIA2です。
その中でもKLIA2は、マレーシアで人気のLCC会社、エアアジアが集結する空港で、ショップやフードコートも多く、とても賑わっています。
もちろん、ラウンジも充実していましたので、今回はKLIA2のラウンジ情報についてお伝えします。
KLIA2の制限エリア外にあるラウンジを実際に利用してみた

マレーシアにあるKLIA2は、エアアジアを中心としたLCC会社が集結している活気のある空港です。国際便、国内便ともに多くの便が行き交い、家族連れや、ビジネスでの利用客で賑わっています。
マレーシアは、日本に比べると、海外旅行のハードルが低く、気軽に海外旅行を楽しんでいるイメージを受けます。格安でチケットを購入できるエアアジアはマレーシア人にも大人気で多くの方が利用するため、KLIAに比べてKLIA2のほうが活気を感じることも少なくありません。私たち夫婦も、国際線、国内線ともにエアアジアを利用することも多く、KLIA2を訪れる機会がよくあります。
空港内は、スーパーマーケットや、ドラッグストアだけでなく、人気ショップが立ち並び、ちょっとしたショッピングモールのようです。空港の利用客だけでなく、送迎してきた人たちも楽しめる空間となっています。
そんなKLIA2では、ショッピング以外にも「ラウンジで休みたい」という方もいらっしゃることでしょう。KLIA2の制限エリア外には、いくつかラウンジがありますが、私が利用したラウンジの様子をお伝えします。
PLAZA PREMIUM LOUNGE

PLAZA PREMIUM LOUNGEは、KLIA2のショッピングモールがある建物の2階、エスカレーターのすぐ近くにあります。入口にあるカウンターテーブル付近には、大きなテレビがあり、サッカー中継が流れていました。ちょっとしたバーの雰囲気です。
PLAZA PREMIUM LOUNGEには3時間の制限時間がありますが、プライオリティパスが利用できます。
ラウンジの中は全体的に照明が暗く、リラックスした空間です。

ラウンジの中に入ると、パンやサラダ、フルーツ、スイーツといった軽食や、ソフトドリンクが並んでいるカウンターがあります。そしてその奥には、マレーシア料理を堪能できるカウンターも。注文するとその場でラクサ(マレーシアで人気のあるヌードル)を作ってくれるサービスもあり、食事やドリンクの内容は充実しています。
大きなダイニングテーブルやソファなど、いろいろなスタイルのテーブルや椅子が置かれているので、自分の用途に合わせて場所を選べるのも嬉しいポイントです。ラウンジ内では、食事を楽しむ人、読書やネットサーフィンを楽しむ人、パソコン作業をする人などそれぞれの時間を過ごしていました。

私もラクサを注文したり、コーヒーを飲んだりしてラウンジでの食事を満喫しました。その後、ちゃっかりビールまで注文しました。
マレーシアのラウンジの中には、アルコール飲料が有料のこともあるため、このラウンジで無料でビールを注文できるのは、嬉しいメリットです。
このラウンジには、シャワーやトイレは見つからなかったので(あったのかも?)、トイレを利用したいときは、一旦ラウンジを出て、空港のトイレを利用しました。
Capsule Transit MAX

Capsule Transit MAXは、PLAZA PREMIUM LOUNGEと同じく建物の2階、トイレの近くにあります。オレンジ色の照明で重厚感が漂うPLAZA PREMIUM LOUNGEと異なり、青いライトでカジュアルバー的な印象を受けるインテリアです。

といっても、こちらも照明が程よく暗く、パソコン作業やちょっとした休憩にぴったりの落ち着いた雰囲気です。
このラウンジも、プライオリティパスの利用が可能で、3時間の制限時間があります。

Capsule Transit MAXのカウンターに置かれている食事のメニューはカジュアルで、コーヒーや紅茶などのドリンク、パンやケーキなどの軽食でした。メニュー表が別にあったので、お腹が空いたときには別途で食べ物を注文できるようです。

また、マレーシアの代表的な食べ物であるナシラマや、甘いミルクティーのテタレをデザインしたグッズも販売されていました。
後で知ったのですが、Capsule Transit MAXでは簡易的なベッドやシャワーが利用できるようです。3時間の制限があるとはいえ、ちゃんとベッドで横になれるのは嬉しいポイントです。トランジットの休憩として仮眠したりシャワーを浴びたりして気分転換したい方に向いています。
KLIA2の制限エリア内のラウンジ
カウンターで手続きを済ませ、空港の制限エリア内に入った後で、ラウンジでくつろぎたいと考える方も少なくありません。KLIA2の制限エリア内のラウンジ状況は、次のとおりです。
国際線制限エリア内にもラウンジがある

国際空港制限エリア内には、ラウンジがあります。私は今回、制限エリア内のラウンジを利用してはいませんが、外から見た限りではとても明るい雰囲気です。
また、いろいろな種類の食事が並べられており(実際にどのようなメニューだったのかは分かりませんでしたが)、ラウンジの利用者は思いおもいに好きなメニューを選んで食事を楽しんでいました。
国内線制限エリア内にはラウンジがない
KLIA2国内線制限エリア内にはラウンジがありません。私はエアアジアの国内線に乗ってマレーシア内を移動するときに、ラウンジを利用しようと計画していました。
そのため、早めにチェックインを済ませ、制限エリアの中に入った後で、ラウンジがないことを知りました。
しかも、雨の影響でフライトの時間が延期になったため、自分でイメージしていたよりも長く空港内で待機することに。ラウンジ内でしたいと思っていた、パソコン作業などができませんでした。自分の下調べが不十分だった結果とはいえ、かなりの時間を制限エリア内で過ごすことになりました。
2025年2月時点での情報ですが、同じようなミスをしないためにも、最新の情報を調べておくことをおすすめします。
KLIA2のラウンジを使う際の注意点

KLIA2のラウンジは、食事やドリンクも充実しており、Wi-Fi環境も整っているため、フライトまでの待ち時間に休憩するのに便利です。
しかし、いくつか押さえておくと良いポイントもあるので、実際に利用して感じた注意点を紹介します。
- ラウンジによっては制限時間がある
- どのタイミングでラウンジを使うか考える
今回利用した、PLAZA PREMIUM LOUNGE、Capsule Transit MAXはともに制限時間が3時間でした。制限エリア外にあるラウンジなので、制限時間が設定されているのは納得できます。
しかし、どのタイミングでラウンジを使うのか時間設定をしっかりと考えて利用する必要があります。利用回数に制限のないプライオリティパスを利用している方は、ラウンジをはしごすることで、待ち時間をつぶすことが可能です。
けれども楽天カードのプライオリティパスを利用している場合は、1年にラウンジを使用できる回数が5回までと制限があります。
特に、頻繁に海外旅行をする方の場合、計画的に利用しなければすぐに制限に達してしまうでしょう。さらに、国内線は制限エリア内にラウンジがないことを頭に入れて、どのタイミングで制限エリアに入るか決めることも大切です。
まとめ

今回は、KLIA2で実際に利用したラウンジの情報や、ラウンジの利用で失敗した点などを紹介しました。KLIA2でプライオリティパスが利用できるラウンジは、全体的に食事やドリンク、環境が充実しているため、KLIA2を利用する旅行がますます便利になった気がします。
特に私たち夫婦は、空港内に早めに到着することを心がけているため、フライト時間までの待ち時間をどうやって過ごすのかが課題です。ラウンジを利用することで、ご当地グルメにトライしたり、シャワーを浴びたりしてくつろいだり、パソコンを使った簡単な仕事をしたりして時間を有効活用できます。
制限時間や、ラウンジの場所をしっかりとリサーチすることで、さらに計画的に利用できるなと感じました。