東西文化の交流地点、マカオ。ポルトガルの植民地だったマカオでは、ノスタルジックなポルトガルと中国の街並みや料理を一度に楽しめます。
また、カジノ世界一の町ですから、眠らない町の夜景やアジアの鉄火場の熱気も、気軽に体験することができます。
マカオを歩きつくした現地在住ツアーガイドの筆者が、マカオの旅行・観光に関わる、気になる食事や宿泊、移動や観光などのレクリエーションについて日本円と比較した物価(値段・費用)を紹介します。
※レストランやホテルでは、10%のサービス料と5%の旅遊税がかかる場合があります。
■目次: マカオの物価 1. マカオの通貨・お金「パタカ」と日本円レート比較 2. マカオの食事(レストラン・カフェ・他外食)の物価・値段 - 地元のローカルな食堂(茶餐廳)での食事 - 広東料理/中華料理のお店での食事 - ポルトガル料理レストランでの食事 - マクドナルドの食事と値段 - コーヒー(カフェ)の値段 - ビールやその他アルコール(バーなど)の値段 3. 飲食物(スーパー・コンビニなどのお店)の物価 - 水(ミネラルウォーター)の値段 - コカ・コーラの値段 - ビール(缶・ビン)の値段 4. 観光・移動における物価 - タクシーの料金 - 市内バスの料金 - 空港からのシャトルバスの料金 - フェリー(マカオ〜香港)の料金 - レンタカーの料金 5. 観光:通信・両替・手数料にかかるお金・物価 - SIMカードの値段 - 空港/フェリーターミナルでの両替の手数料 - 銀行ATMの引出しの手数料 6. 観光:入場料などの料金・物価 - 足や全身マッサージの料金 - マカオタワー: 展望台入場料、バンジージャンプの料金 - 美術館・博物館・動物園の入場料 - ショーの鑑賞と料金 - カジノの掛け金 7. 日用品の料金・物価 8. ホテルなどの宿泊施設の料金・物価 9. お土産の買い物と値段 10. (関連情報)マカオの治安と観光の注意点を現地ツアーガイドが紹介 11. マカオの天気・気候を現地ツアーガイドが紹介
1. マカオの通貨・お金「パタカ」と日本円レート比較
#sabiasque a moeda usada em Macau, regiom administrativa especial da China, é a PATACA? Atualmente 1 pataca equivale aproximadamente a 0,10 euros (0,50 reais para a gente que nos segue do Brasil). pic.twitter.com/PycOKxndol
— #emgalego (AGAL’s version) (@emgalego) September 1, 2018
マカオにはマカオ内でのみ使える独自の通貨「パタカ(MOP)」があります。パタカは日本での再両替ができませんので、帰国の際は注意しましょう。
コインには1、2、5パタカと、それよりもさらに小さい10アボス(avos)、50アボスがあります。100アボスで1パタカです。紙幣は10、20、50、100、500、1000パタカがあります。
2023年時点では1パタカ15~18円程度です。近年日本円の円安の影響も有り、2020年頃は14円程度であったのが、18円位まで変動しています。なお、マカオでは香港ドルと中国元もマカオパタカとおおむね1:1で使えます。
スーパーなど値段表記が「元」になっているところも多いですが、心配いりません。パタカ、香港ドル、中国元、どの通貨でも会計可能です。
■マカオの通貨(パタカ) 2023年9月現在のレート: 1パタカ = 約18円
2. マカオの食事(レストラン・カフェ・他外食)の物価・値段
地元のローカルな食堂(茶餐廳)の食事
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地元のローカルな食堂(茶餐廳)での食事は、ごはんとおかずのセットがおよそ50~60MOP(700~840円)、手軽なサンドイッチ類が15~30MOP(200~420円)、飲み物が10~20MOP(140~280円)です。
お店によっては、朝食やランチ、午後の軽食のセットメニューを用意している場合もあります。
おすすめは、ロウリムイオック公園近くのローカルなエリアに位置する「新鴻發(サンホンファッ)」などです。
■マカオの物価と日本円比較:地元のローカルな食堂 ・ごはんとおかずのセット:50~60MOP(700~840円) ・手軽なサンドイッチ類:15~30MOP(200~420円) ・飲み物:10~20MOP(140~280円)
広東料理/中華料理のお店の食事
広東料理/中華料理のお店での食事は、比較的手軽なお昼の飲茶がひとり100MOP(1,400円)程度、夕食は200~300MOP(3,000~4,200円)程度です。
海鮮は時価のものもありますから、店員さんおすすめのエビやカニなどメニューに値段のないものは、注文の際に値段を確認するほうが安心です。
中華料理店は、福隆新街にある「陶陶居」などの新馬路周辺や、スターワールドホテルの「丹桂軒(ローレル)」、アスコットホテルの「順軒」などの、ホテル内のレストランがおすすめです。
■マカオの物価と日本円比較:広東料理/中華料理のお店 ・お昼の飲茶:100MOP(1,400円) ・夕食:200~300MOP(3,000~4,200円)
ポルトガル料理レストランの食事
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ポルトガル料理店では、前菜が50~100MOP(700~1400円)、メインが150~300MOP(2,100〜4,200円)、デザートは40~50MOP(560〜700円)、飲み物は一杯30~60MOP(420〜840円)です。
量も多いので、数人で行って取り分けると様々な種類の食事を楽しめます。
ポルトガル料理店は、世界遺産の見どころである「媽閣廟」近くの「海灣餐廳(リトラル)」や、セナド広場近くの「エスカーダ」がおすすめです。
■マカオの物価と日本円比較:ポルトガル料理レストラン ・前菜:50~100MOP(700~1400円) ・メインディッシュ:150~300MOP(2,100〜4,200円) ・デザート:40~50MOP(560〜700円) ・飲み物:30~60MOP(420〜840円)
マクドナルドの食事と値段
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日本のビッグマックは390円で、マカオのビッグマックは20MOP(280円)です。
はビッグマック1個の価格を比較することで得られる、各国の経済力を測るため「ビッグマック指数」は19.5で、現在の1MOP14円から19円に向けて円安が進むと予想される、といった具合です。
ハンバーガーのセットは30~40MOP(420~560円)です。
ご当地メニューには、濃厚ミルクティーや朝食メニューのスープマカロニ、季節ごとに変わる小豆やタロイモのパイなどがあります。
■マカオの物価と日本円比較:マクドナルド/ビッグマック ・ビッグマック:20MOP(280円) ・ハンバーガー類のセット:30~40MOP(420~560円)
コーヒー(カフェ)の値段
コーヒーは、茶餐廳の場合ホットが10〜20MOP(140〜280円)で、アイスは3〜5MOP(42~70円)高くなります。
カフェなら20〜50MOP(280~700円)、スターバックスコーヒーでは30〜50MOP(420~700円)程度です。また、ホテルのラウンジは40〜60MOP(560~840円)程度です。
軽食類は、エッグタルトが10MOP(140円)程度、ケーキは30〜50MOP(420円~700円)程度、パン類は20〜30MOP(280~420円)程度です。
2人分の飲み物がついた人気のアフタヌーンティーセットは、ホテルのカフェで250〜400MOP(3,500〜5,600円)程度です。
世界遺産のエリアにほど近い「ALVES CAFE(アルヴェスカフェ)」、「壇香山(ホノルルコーヒー)」、「Pacific Coffee(パシフィックコーヒー)」などの地元のカフェがおすすめです。
■マカオの物価と日本円比較:カフェ/茶餐廳 ・茶餐廳(喫茶・軽食の飲食店) - ホットコーヒー:10〜20MOP(140〜280円) - アイスコーヒー:13〜25MOP(180~350円) ・カフェ - ホットコーヒー:20〜50MOP(280~700円) - ホットコーヒー(スターバックス):30〜50MOP(420~700円) - ホットコーヒー(ホテルのラウンジ):40〜60MOP(560~840円) ・エッグタルト:10MOP(140円) ・ケーキ:30〜50MOP(420円~700円) ・パン類:20〜30MOP(280~420円)
ビールやその他アルコール(バーなど)の値段
バーでのビールは一杯40~50MOP(560~700円)、カクテルはノンアルコールともに100MOP(1,400円)前後です。
マカオでお酒を楽しむなら、ホテルのバーがおすすめです。比較的お手頃で、環境も雰囲気も良いです。
にぎやかな雰囲気が好きなら、ハードロックカフェやスターワールドホテルの「品味吧(ウイスキーバー)」では、バンドの生演奏が行われておりおすすめです。
ロマンチックな雰囲気がお好みなら、ウィンホテルのプールサイドにある「Cinnebar(シネバー)」や、マンダリンオリエンタルホテルの夜景が美しい、「Vida Rica Bar(ヴィダリカバー)」がおすすめです。
■マカオの物価と日本円比較:バーの飲み物 ・ビール:一杯40~50MOP(560~700円) ・カクテル/ノンアルコール:100MOP(1,400円)
■マカオのおすすめグルメ (マカオの旅行・観光関連ページ)
東西文化が交差する町マカオでは、様々な料理が食べられます。
本場の広東料理を始め本格的な中華料理はもちろん、ポルトガル料理を筆頭に西洋料理も南アジア各地の料理など、日本ではなかなか食べられない地元の人に人気の一皿に挑戦するのも、海外旅行ならではの楽しみです。
こちらのページでは、マカオ在住ツアーガイドの筆者が、一人旅から家族連れまで、どんな旅行スタイルにもマッチする、朝早くから深夜まであらゆるタイミングで楽しめるマカオの美食を紹介しています。
3. 飲食物(スーパー・コンビニなどのお店)の物価
水(ミネラルウォーター)の値段
水はコンビニやスーパーで、銘柄によって500ml程度のペットボトルが2~10MOP(28~140円)です。
スーパーには1~2ℓの大きいサイズもあります。
中国産のものが一番安く、次に地元のお水、一番高価なのはエビアンなどです。
こちらの人は冷えた水を飲む習慣があまりないので、スーパーには常温のものしか置いていない場合があります。
地元の水である「ワトソンズウォーター」や「Bonaqua(ボンアクア)」が一般的でおすすめです。
まれにポルトガル産のミネラルウォーター「Luso(ルソ)」や炭酸水の「Pedras(ペドラス)」を見かけます。ポルトガルの水もマカオらしくておすすめです。
■マカオの物価と日本円比較:コンビニ・スーパーの水 ・500ml程度のペットボトル:2~10MOP(28~140円)
コカ・コーラの値段
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町中のスーパーなどで販売されている「コカ・コーラ」、「ファンタ」、「クリームソーダ」、「スプライト」などの炭酸飲料は、330mlの缶が4~5MOP(56~70円)です。ペットボトルもあります。
コタイ地区ではコンビニやスーパーが遠く、ホテル内の売店や部屋のミニバーは割高です。
コタイ地区に宿泊する場合は、観光中にスーパーやコンビニで飲み物を買っておくと便利です。マカオの街のコンビニは、「セブンイレブン」と「サークルK」があります。
■マカオの物価と日本円比較:コンビニ・スーパーのジュース類 ・コカ・コーラや他の炭酸飲料(330mlの缶):4~5MOP(56~70円)
ビール(缶・ビン)の値段
町中のスーパーなどで販売されている缶ビールは、330mlの缶やビンが銘柄により6~30MOP(84~420円)です。
そのほか、500mlの缶やビンなど大きいサイズも手に入ります。
中国の「青島(チンタオ)ビール」や地ビールの「マカオビール」、ポルトガルの「SAGRES(サグレス)」、「SUPER BOCK(スーパーボック)」などがおすすめです。
スーパーに行くと様々な種類のビールに出会えますので、お酒好きにおすすめです。
■マカオの物価と日本円比較:コンビニ・スーパーのビール ・ビール(330mlの缶/ビン):6~30MOP(84~420円)
■マカオのショッピング・買い物施設 (マカオの旅行・観光関連ページ)
中国とポルトガル、東西文化が交差する街マカオでは、ショッピングも楽しみの一つです。
コタイ地区に林立するピカピカの大型カジノのショッピングモール群と、人情味溢れるローカルな下町の雰囲気のコントラストも面白いです。
こちらのページでは、マカオ在住ツアーガイドとしてマカオを歩き尽くした筆者が、マカオで人気のショッピングエリア・買い物スポットについてご紹介しています。
4. 観光・移動における物価
タクシーの料金
コタイ地区のホテルからマカオ半島の世界遺産エリアまで、タクシーで70~100MOP程度です。
最初の1.6㎞が初乗り料金19MOP(266円)で、以降240mごとに2MOP(28円)加算されます。
そのほか、乗車場所や荷物によって、料金加算があります。
スーツケースなどの大型の荷物は1個につき3MOP(42円)、マカオ半島からコロアン島に行く場合には5MOP(70円)、タイパ島からコロアン島に行く場合には2MOP、マカオ空港・タイパフェリーターミナル・マカオ大学から乗車した場合は5MOPが加算されます。
タクシーの運転手は英語の話せない方が多いので、行き先を漢字で書いて見せるか、地図やガイドブックを指さして目的地を示すのが確実です。
また、道端に車を止めて客待ちをしているタクシーは悪質なものもありますから、ホテルや町のタクシー乗り場を利用するか流しのタクシーを捕まえましょう。
乗車したら、メーターが上がっているか確認するようにすると良いでしょう。
■マカオの物価と日本円比較:タクシー料金 ・最初の1.6㎞:初乗り料金19MOP(266円) ・240mごと:2MOP(28円)加算 ・スーツケースなどの大型の荷物:1個につき3MOP(42円)
市内バスの料金
バスの料金は、全線一律現金で6MOP(84円)です。
「澳門通(マカオパス)」という、Suicaのような交通系電子マネーICカードを使えば3MOP(42円)になり、乗車から30分以内の乗り継ぎは1回無料です。
なお、このマカオパスはコンビニで手に入ります。
バス停の案内は中国語とポルトガル語のみです。バスの運転は結構荒いので、座るか手すりをしっかり持ちましょう。
また、バス路線は行きと帰りで同じ道を通りませんので、注意が必要です。
次のバス停を案内する車内アナウンスはあったりなかったり、また、あっても間違っている場合もあります。
降りる場所を見逃さないよう、外の景色に気を配りましょう。
■マカオの物価と日本円比較:バス料金 ・全線一律・現金:6MOP(84円) ・澳門通(マカオパス)使用時:3MOP(42円)
空港からのシャトルバスの料金
空港から主要なカジノリゾートへは、無料のシャトルバスを利用できます。15~30分に一本運行しています。
目的のバスを見つけたら、スーツケースはバスの下に収納して乗り込み、発車を待ちましょう。
目的地はコタイ地区のカジノリゾート行きが多く、「威尼斯人 Venetian (ベネチアン)」、「巴黎人 Parisian(パリジャン)」、「金沙城 Sands Cotai Central(サンズコタイセントラル)」、「銀河 Galaxy(ギャラクシー)」、「新濠天地 City of Dreams(シティオブドリームス)」、「新濠影滙 Studio City(スタジオシティ)」、「美獅美高梅 MGM Cotai(コタイ)」などがあります。
一方、世界遺産の観光地などが多くあるマカオ半島へ向かうのは、「永利 Wynn(ウィン)」、「澳門美高梅 MGM Macau(マカオ)」行きのバスです。
■マカオの物価と日本円比較:空港シャトルバス ・カジノリゾート(コタイ地区・マカオ半島)へのシャトルバス:無料
フェリー(マカオ〜香港)の料金
香港からマカオへのフェリー料金は、マカオフェリーターミナル・タイパフェリーターミナルと、香港島・九龍半島のどこからでも同額です。
平日の昼便が171HKD(香港ドル = 約2,480円)、週末と祝祭日の昼便が186HKD(約2,700円)、夜便が211HKD(約3,060円)です。
マカオから香港へは、平日の昼便が160MOP(2,240円)、週末と祝祭日の昼便が175MOP(2,450円)、夜便が200MOP(2,800円)です。
夜便の時間は季節によって変わり、10月8日~1月31日までが17時10分以降、2~3月と9月~10月7日までが17時40分以降、4~8月が18時10分以降です。
■マカオの物価と日本円比較:フェリー料金(マカオ => 香港) ・平日の昼便:160MOP(2,240円) ・週末と祝祭日の昼便:175MOP(2,450円) ・夜便:200MOP(2,800円)
レンタカーの料金
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レンタカーはAVIS(エイビス)レンタカーがあり、車種により一日1,200MOP(16,800円)~です。
マカオで運転するには国際運転免許証が必要です。日本出発前に発行して、日本の運転免許証とともに忘れずに携帯しましょう。
マカオは一方通行や細い道が多いです。信号が少なく、ロータリーを用いて方向転換をするのも一般的です。
日本の交通標識と表記が異なるものもあるため、レンタカーを利用する場合は、交通標識に注意を払って気を付けて運転しましょう。
■マカオの物価と日本円比較:レンタカー ・一日レンタル:1,200MOP(16,800円)~
5. 観光:通信・両替・手数料にかかるお金・物価
SIMカードの値段
プリペイドのSIMカードは、空港やフェリーターミナルの自動販売機およびコンビニで購入できます。
携帯会社は「CTM」、「3(スリー)」、「中国電信(チャイナテレコム)」の3つがありますが、どれもあまりサービスに違いはありません。
マカオ内のインターネット使い放題、30分間のマカオ内通話が込みで、3日間100MOP(1,400円)程度です。
滞在期間によって、1日から1週間まで選ぶことができます。
香港や中国は近いですが、国外扱いなので、電話はかけられませんので注意してください。
香港でも使いたい場合は、「澳港」、中国でも使いたい場合は「澳中」と書いてあるものが対応可能で、いずれの地域でもローミングできるSIMカードとなっています。
■マカオの物価と日本円比較:SIMカード ・ネット使い放題/30分間の通話込み(3日間):100MOP(1,400円)
空港/フェリーターミナルでの両替の手数料
マカオでは、空港・フェリーターミナル共に両替手数料はかかりません。
MOPは日本では再両替できませんので、手元にあればマカオにいる間に使い切るか、香港ドルに替えておくことをおすすめします。
以前はフェリーターミナルに銀行がありましたが、今は撤退しています。
マカオフェリーターミナル3階マクドナルド近くにリスボアカジノ系列の両替店があり、カジノ内と同じ高レートで両替ができます。
空港は、到着フロアと出発フロアにTravelex(トラベレックス)という両替所と、出国エリアに両替所があります。
お金が余っていたら、ここで日本円に替えておくと帰国後よりもレートが良いです。
■マカオの物価と日本円比較:空港・フェリーターミナル ・両替手数料:無料
銀行ATMの引出しの手数料
海外キャッシュサービスは、海外のATMからクレジットカードと暗証番号で現地通貨を引き出せるサービスです。
ATMは港やカジノ、ホテルなど多くの場所に設置してあります。
ATMによって、MOPとHKDと中国元を引き出せるものがありますが、一番多いのはHKDが引き出せるATMです。
キャッシングの手数料は18%程度のことが多く、支払いは月々のカードの請求と一緒にされますが、帰国後にすぐ入金されれば手数料が日割り計算されますのでお得です。
■マカオの物価と日本円比較:海外キャッシュサービス ・キャッシング手数料:18%程度
公衆電話の通話料
公衆電話はマカオ内なら1MOP(14円)で5分間通話できます。
また、緊急通話999(警察、消防、救急車)は無料です。
国際電話は日本や香港などは同額で、10MOP(140円)で545秒間(葯9分)通話可能です。
日本にかける際は、国番号0081から、090なら90、03なら3というように、電話番号の最初の0を外してダイヤルします。
日本と同じく街中では公衆電話をほとんど見かけなくなりましたが、注意して歩くとまれに設置してあるのを発見できます。
■マカオの物価と日本円比較:公衆電話 ・5分間通話:1MOP(14円) ・国際電話・葯9分通話:10MOP(140円)
6. 観光:入場料などの料金・物価
足や全身マッサージの料金
足や全身のマッサージ店は、MGMマカオやマカオ文化センター周辺に多くあります。
足の形の看板が出ているところが多いので、マッサージ店を探す際の目印になります。
料金は足裏マッサージ45分150MOP(2,100円)、90分300MOP(4,200円)、全身マッサージ45分170MOP(2,380円)、90分350MOP(4,900円)程度です。
施術が終わったら、セラピストに20~50MOP(280~700円)程度のチップを渡すとスマートです。
■マカオの物価と日本円比較:マッサージ ・足裏マッサージ45分:150MOP(2,100円)、90分:300MOP(4,200円) ・全身マッサージ45分:170MOP(2,380円)、90分:350MOP(4,900円)
マカオタワー: 展望台入場料、バンジージャンプの料金
マカオタワー展望台の入場料金は145MOP(2,030円)です。展望台は58階と61階があり、どちらも入場できます。
各種アトラクションは61階で体験できます。
世界最高の高さから自由落下するバンジージャンプが3,588MOP(50,232円)、
手と足でタワーの頂点を目指すタワークライムが2,288MOP(32,032円)、
速度を調整しつつ下まで17秒で一気に下ろすスカイジャンプが2,588MOP(36,232円)、
二人一緒に飛ぶことができるタンデムスカイジャンプが二人で3,988MOP(55,832円)、
タワーの外をぐるりと一周するスカイウォークが888MOP(12,432円)です。
■マカオの物価と日本円比較:マカオタワー ・展望台の入場料金:145MOP(2,030円) ・バンジージャンプ:3,588MOP(50,232円)
美術館・博物館・動物園の入場料
マカオの文化や歴史について学べるマカオ博物館は15MOP(210円)、航海と貿易の歴史について学べる海事博物館は月から土が10MOP(140円)、日曜が5MOP(70円)、美術館であるマカオ藝術博物館は入場無料、マカオの中国返還を記念して中国全土から贈られたお宝を収めたマカオ返還寄贈品博物館も入場無料です。
マカオにはこのほかにも様々な博物館や歴史的遺物の展示があり、どれもリーズナブルな料金で見学することができます。
学生割引やシニア割引もあるので、パスポートや学生証を持参するのがおすすめです。
■マカオの物価と日本円比較:美術館・博物館・動物園 ・マカオ博物館:15MOP(210円) ・海事博物館:月から土が10MOP(140円)、日曜が5MOP(70円) ・マカオ藝術博物館/マカオ返還寄贈品博物館:入場無料
ショーの鑑賞と料金
ハウス・オブ・ダンシングウォーターショーは、シティ・オブ・ドリームス内の特設劇場で行われる水をテーマにしたショーです。
VIP席が1,498HKD(20,972円)、A席が998HKD(13,972円)、B席が798HKD(11,172円)、C席が598HKD(8,372円)です。
そのほかマカオでは無料で見られる噴水のショーなども行われており、これらはウィンマカオ、ウィンパレス、ギャラクシーリゾートなどで楽しめます。
■マカオの物価と日本円比較:ショー ・ハウス・オブ・ダンシングウォーターショー:598〜1,498HKD(8,372〜20,972円)
カジノの掛け金
カジノではMOPを使えず、全てHKD(香港ドル)を利用します。
カジノのゲームは大きく分けて二つです。スロットマシンなどのコンピューターゲームと、ディーラーと駆け引きのあるテーブルゲームに分かれます。
スロットマシンなどのコンピューターゲームは、香港ドル現金のお札がそのまま機械に入り10HKD(140円)から遊べます。
テーブルゲームは、テーブルごとに最低掛け金(ミニマムベット)が設定してあります。
最低掛け金はルーレットが25HKD(350円)~、中国独特のサイコロを3つ振って出た目の合計を当てる大小が300HKD(4,200円)~、トランプゲームのバカラが300HKD~です。
■マカオの物価と日本円比較:カジノ ・スロットマシンなど:10HKD(140円)から ・テーブルゲーム:25HKD(350円)~
■マカオの観光名所 (マカオの旅行・観光関連ページ)
マカオには多くの見どころがあります。小さな町という利点を生かして、たくさんの名所を一気に見て回れるのもマカオ観光の嬉しいポイントです。
ポルトガル情緒あふれるパステルカラーの町並みから、莫大な資金が投入されたゴージャスなカジノリゾートまで、
ひなびた雰囲気が好きな方も、ギラギラなエネルギーを感じたい方も、海外初心者から海外通まで楽しめるところが必ずあります。
こちらのページでは、現役ツアーガイドとしてマカオを歩き尽くした筆者が、マカオならではの魅力あふれる観光スポット・名所を、マカオのエリア毎に紹介しています。
■マカオの花火鑑賞と国際花火 (マカオの旅行・観光関連ページ)
マカオでは毎年「国際花火コンテスト」が行われており、世界中から花火職人が集まるイベントと高い評価を得ています。
その他にも、旧暦のお正月である「春節」や大みそかの「カウントダウン」など、マカオでは花火とイベントを楽しむことができます。
このページでは、マカオで一年を通して行われるいくつもの花火イベントについて、ベストな鑑賞方法・時間・場所などを、マカオ在住ツアーガイドがご案内しています。
7. 日用品の料金・物価
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歯ブラシは15〜20MOP(210〜280円)、歯磨き粉は20〜40MOP(280〜560円)、歯ブラシと歯磨き粉がセットになった旅行用が15MOP(210円)程度です。
タオルは10〜20MOP(140〜280円)、シャンプーは30〜60MOP(420〜840円)、旅行用のミニボトル詰め合わせが20~30MOP(280〜420円)程度です。
石鹸は中国産やポルトガル産のものがあり、5〜40MOP(70〜560円)程度です。
■マカオの物価と日本円比較:日用品 ・歯ブラシ:15〜20MOP(210〜280円) ・歯磨き粉:20〜40MOP(280〜560円) ・タオル:10〜20MOP(140〜280円) ・シャンプー:30〜60MOP(420〜840円) ・石鹸:5〜40MOP(70〜560円)
8. ホテルなどの宿泊施設の料金・物価
マカオの宿泊は、平日が一番安く、金土日の週末は料金が高くなります。
安いゲストハウスのような場所で平日一泊400~500MOP(5,600~7,000円)、週末500~700MOP(7,000~9,800円)程度。
中級ホテルが平日600~700MOP(8,400~9,800円)、週末800~1,000MOP(11,200~14,000円)程度。
高級ホテルが平日800~1,000MOP(11,200~14,000円)、週末1,500~2,000MOP(21,000~28,000円)程度です。
一般的な旅行者には、コタイ地区の高級カジノリゾートが人気です。
またマカオ半島には、観光がしやすく、4つ星以上でもカジュアルなホテルもあるため、宿泊におすすめです。
■マカオの物価と日本円比較:ホテルなどの宿泊施設 ・安いゲストハウス:平日一泊400~500MOP(5,600~7,000円)、週末500~700MOP(7,000~9,800円) ・中級ホテル:平日600~700MOP(8,400~9,800円)、週末800~1,000MOP(11,200~14,000円) ・高級ホテル:平日800~1,000MOP(11,200~14,000円)、週末1,500~2,000MOP(21,000~28,000円)
9. お土産の買い物と値段
マカオのお土産として買えるお菓子は、一箱50MOP(700円)程度です。
3箱や4箱買うと少し値引きされるプロモーションをいつも行っています。「鉅記手信(コイケイ)」や「咀香園餅家(チョイヒョンユン)」といったお店が人気です。
雑貨のお土産は、聖ポール天主堂跡の近くやマカオタワーなどで購入でき、幸運を呼ぶ鶏の「ガロ」がサイズによって15〜100MOP(210〜1,400円)程度です。
マカオのゆるキャラ「ソーダパンダ」やマカオタワーのグッズは、50〜100MOP(700〜1,400円)程度です。
■マカオの物価と日本円比較:お土産品 ・お菓子:一箱50MOP(700円)程度 ・雑貨(ガロ):15〜100MOP(210〜1,400円)程度 ・雑貨(マカオ関連グッズ):50〜100MOP(700〜1,400円)程度
■マカオのおすすめのお土産とお店 (マカオの旅行・観光関連ページ)
マカオの記憶を留めるお土産も、ポルトガルの風を感じることの出来る物、欲しかったあのグッズ、マカオならではのグルメなど、思わず欲しくなる物ばかりです。
こちらのページでは、マカオ在住ツアーガイドとしてマカオを歩き尽くした筆者が、必ず喜ばれるマカオのお土産とお店を紹介しています。
10. マカオの治安と観光の注意点を現地ツアーガイドが紹介
マカオは基本的に治安の良い都市です。
観光都市であり、カジノ客が安心して大金を持ち歩けるよう、治安の良さは高い水準で保たれています。
しかし、観光地にスリや置き引きはつきものです。
そのような盗難犯罪のほか、賭博詐欺やぼったくりタクシーなども発生しているため、マカオ旅行でも他の渡航先と同じように気をつけておく必要があります。
こちらのページでは、マカオ現地在住ツアーガイドの経験と外務省から公表されている犯罪事例をもとに、マカオの治安・観光時の注意点を紹介しています。
11. マカオの天気・気候を現地ツアーガイドが紹介
マカオにも日本ほどではありませんが、ゆるい四季があり、季節によって天気・気温、気候状況が変わります。
雨の多い雨季や台風がよく発生するシーズンもありますので、ご旅行の出発前に確認しておくことをおすすめします。
こちらの記事では、年間を通じた各月のマカオの天気や気候状況、旅行時におすすめの服装、旅行のベストシーズンや気になる台風情報までも紹介しています。