戊辰戦争の際に約1ヶ月に及ぶ激戦に耐え抜いた「難攻不落の城」として知られる鶴ヶ城。その名城がシンボルとなっているのが福島県会津地方の中心地である会津若松市です。福島県を代表する観光地の一つとなっており、年間100万人以上の観光客が会津若松市を訪れます。
本記事では会津若松市にあるショッピングモールや買い物店にスポットを当てていきます。現在の会津若松市内には大規模な商業施設やデパートはありませんが、普段の買い物や観光のお土産探しに役立つお店が目白押しです。今回はその中からおすすめのお店を10ヶ所厳選してご紹介します。
MAGAドンキホーテUNY会津若松店:市内唯一のショッピングセンター
会津若松市唯一のショッピングセンターがこちらの「MAGAドンキホーテUNY会津若松店」です。建物は3階建てとなっており、1階は生鮮食料品や日用品の売り場をメインに、2階は衣料品売り場をメインに展開しています。特に人気でおすすめなのが「専門店街」と呼ばれるスペースで、ハンバーガーのチェーン店やカフェのチェーン店、たこ焼きのチェーン店やドーナツのチェーン店など誰もが知っている有名なお店がいっぱいです。
また、2階にも有名なファッション関連のお店も複数営業しているため、このショッピングセンターだけで十分に買い物が楽しめてしまいます。店舗前と3階に広い駐車場が完備されているため車での買い物にも大変便利です。雨の日のお出かけにもぜひおすすめします。
鶴ヶ城会館:お土産の買い物で人気のお店
鶴ヶ城観光のお土産探しにおすすめの人気店です。店舗は鶴ヶ城のすぐ近くにあるため観光の際に気軽に立ち寄ることができます。店舗は土産店と食事処が一緒になったつくりになっているため、買い物とランチ両方を堪能できる大変便利なお店です。店内には所狭しと会津の観光土産が並べられており、ここで手に入らないものはないといえるほどの豊富な品揃えを誇ります。
特におすすめなのが店舗内の工場で製造されている「あいづ ばぁうむくぅへん」で、会津地鶏の卵を使って作るオリジナルのバームクーヘンは会津観光のお土産にイチ押しです。買い物や食事の金額によって駐車場の割引があるのでぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
おみやげ処 会津若松:会津若松観光でおすすめの買い物店
鉄道で会津若松観光を楽しむ際に活用したいのがこちらの「おみやげ処 会津若松」です。会津若松駅の1階に店舗があるため、列車を降りてすぐにお土産探しを楽しんだり、観光帰りに立ち寄って買い物をしたりすることができます。奥行きのある店内は落ち着いた雰囲気が漂っており、ゆっくりとお土産の品定めをするには最適な環境です。
会津若松周辺や奥会津地方のお土産を多くラインアップしていますが、福島県を代表する他の地域の銘菓なども購入することができます。人気のお土産の中でおすすめなのが喜多方ラーメンのセットで、行列のできるラーメン店「一平」や「はせ川」などの味を自宅で味わうことが可能です。地酒とおつまみを購入して列車内で会津旅の一日を振り返るのも一興です。
會津酒楽館 渡辺宗太商店:地元民の買い物にも人気の酒屋
会津若松駅前といってもいい便利な場所にある地元でも人気の酒店です。豊かな水と米に恵まれた福島県は酒どころとして非常に有名で、今でも創業が300年を超えるような歴史ある酒蔵が日本酒を作り続けています。現在福島県内には50を超える酒蔵がありますが、その個性溢れる日本酒をいろいろ取り揃えて販売しているのが會津酒楽館です。
お店のこだわりは日本酒の適切な温度管理で、地下にある倉庫と冷蔵庫によって、それぞれの日本酒を美味しさをキープできる温度で管理しながら販売しています。会津若松市内にある蔵元の日本酒も多数ラインアップしているので会津観光のお土産には最適でしょう。扱う銘柄の多さにきっと圧倒されるに違いありません。
会津ふるさとアンテナショップ 駅カフェ:お土産の買い物に
SNS映えするスポットとしても人気のあるカフェ併設の土産店です。店舗があるのは会津若松駅から只見線で1駅進んだお隣の七日町駅の駅舎内で、レトロモダンなおしゃれなエクステリアが大変魅力的です。会津地方に属する17の市町村のアンテナショップという位置付けのため、店内に並べられた商品のほぼ全てがそれらの市町村で製造されたものとなっています。
会津ならではのお土産がどうしても欲しい方はこちらのお店をセレクトするのがベストでしょう。ただ、アンテナショップだけに一般的な土産店と比べると扱う品数は少なめです。カフェコーナーとお土産コーナーが隣り合っているので、休憩を取りながらゆっくりと自分好みのお土産を見つけてみてください。
白木屋漆器店:伝統工芸品の会津漆器の買い物
伝統工芸品の会津漆器を購入できるおすすめのお店です。会津漆器の歴史は室町時代に芦名氏が漆樹の植樹を奨励したのが始まりで、天正年間に蒲生氏郷が近江国より漆職人を招いてその技術が会津の地に伝えられることとなりました。若手の工芸家の活躍もあり、現在ではさまざまなタイプの会津漆器が生み出されています。
白木屋漆器店には全部で1000種類を超える漆器が常時展示販売されていて、希望すれば購入した商品に自分の名前や家紋などを入れてもらうことが可能です。資料館も併設されたルネッサンス様式を取り入れた土蔵造りの店舗は一見の価値あり。ぜひ300年の歴史ある老舗で朽ちることのない会津土産を購入してみてください。
ほしばん絵ろうそく店:体験もできる製造販売の有名店
伝統工芸品の会津絵ろうそくを製造販売する有名店です。漆器の製造のために栽培された漆樹の実から取れる蝋を使ってろうそくを作るようになったのが会津えろうそくの始まりとなっています。近江国から技術者が招待されてろうそくは改良が重ねられ、その後こしらえたろうそくに絵が描かれるようになりました。
ほしばん絵ろうそく店は安政元年創業の老舗で、昔は会津藩のお抱え職人として活躍していました。梅や牡丹などの絵が描かれた美しいろうそくは火をつけてしまってはもったいないようです。お店では絵ろうそくの購入のほか、店内の工房でろうそくの絵付け体験もできます。会津観光の思い出にぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
山田木綿織元:歴史あるファッション雑貨の買い物
日本全国から注文が殺到するほどの人気を誇る会津木綿を製造販売する有名店「山田木綿織元」です。会津木綿の歴史は今から約400年前に、蒲生氏郷が会津の産業振興のために木綿を織るための綿花の栽培を推し進めたことが始まりとされています。木綿で織った着物は丈夫で長持ちのため、昔から多くの庶民が日常着として木綿の着物を身につけてきました。
山田木綿織元は豊田自動織機を使った昔ながらの製法でさまざまな木綿織物製品を生み出しています。バッグやネクタイ、小物などいろいろな木綿製品を購入できますが、平日に訪れると豊田自動織機による織り作業を見学することが可能です。手が出しやすい価格設定の商品が多いためお土産の買い物もしやすいでしょう。
太郎庵 会津総本店:有名なお菓子のお店
「天神様くいっち〜」といえば福島県民ならすぐにわかる有名な会津の菓子店です。「会津の天神様」というお菓子は太郎庵の第一号店が開店した時に誕生した太郎庵の名物菓子で、有塩バターとプロセスチーズを使って作るコクのあるクリームがブッセ生地に挟み込まれています。全ての年齢層に好まれる大変美味しい洋菓子は手土産にも最適です。
現在福島県内には太郎庵の店舗が14ありますが、会津総本店は特に品揃えが豊富で無料の喫茶コーナーなども設けられています。喫茶コーナーでは飲み物と一緒に店内で購入したお菓子をいただくことも可能です。会津観光で歩き疲れたならぜひこちらのお店に立ち寄って、お土産の買い物と休憩を楽しんでみてはいかがでしょうか。
末廣酒造 嘉永蔵:日本酒・お土産の買い物に
お酒好きなら一度は訪れてみたい会津の有名な酒蔵です。お店の名前の通りこちらの酒蔵の創業は江戸時代末期の嘉永3年と古く、より複雑で味わい深い日本酒が生み出される「山廃造り」の手法を今でも継承しています。酒造蔵の見学も無料でできるため観光を兼ねたお土産探しには最適でしょう。
店内には試飲コーナーもあるため、実際に日本酒を飲んで気に入ったもののみを購入することができるのでハズレがありません。また敷地内には蔵が全部で4つあり、そのうちの一つは改装が施されおしゃれなカフェになっています。こちらでいただける大吟醸を使って作るシフォンケーキはぜひ食べてみたい一品です。お酒が苦手な人も楽しめるおすすめのお店です。
会津若松でショッピングを楽しもう!
ここまで会津若松市でおすすめのショッピングモールと買い物店をご紹介しましたがいかがでしたか?市内には一度は立ち寄ってみたくなる魅力的なお店がたくさんあります。ぜひ本記事を活用してファミリーやカップルで会津での買い物を楽しんでみてください。
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