中国東方航空は、中国の航空会社。
「やばい」「評判が悪い」などネガティブな口コミもあるため、気になるけれど利用するのを躊躇しているという方もいらっしゃるようです。
私は日本からマレーシアまでの移動のため、いろいろな航空会社を利用します。今回は久しぶりに中国東方航空を利用しました。
当日空港に着いてみて分かったのですが、実際は上海航空とのコードシェア便で、上海航空にも乗ることに。そこで、2つの航空会社について、良かったと思った点や不便に感じた点などをリアルに解説します。
中国東方航空を利用した理由とは?
今回、日本からマレーシアへの移動で、中国東方航空を利用しました。もともと、私は日本から海外に飛ぶために、福岡空港を利用することが多いため、マレーシアへ飛ぶ航空会社の選択肢が限られています。
多くの航空会社は一度羽田か成田を経由する必要があり、福岡からだと、移動時間や労力などが余計にかかります。それで、福岡から(どこかの国を経由し)マレーシアに飛ぶ航空会社の存在はありがたいです。
福岡からマレーシアに飛ぶ(どこかの国を経由し)航空会社はベトナム航空、タイ航空、中国東方航空などがありますが(2024年現在)、今回、中国東方航空を選んだ決め手は以下のとおりです。
いきなり始まるセールで格安だった!
中国東方航空に限ったことではありませんが、航空会社がいきなり破格セールを始めることがあります。しかも限定1日のみとかで実施していることも少なくありません。
今回私たちが航空チケットを見ているときに、まさに突然セールが始まり、激安だったので購入することにしました。ちなみにそのセールは、次の日には終了し、通常価格に戻っていました。
このようにいつセールが始まり、いつ終了するか分かりません。チケットを購入予定の方は、毎日のようにチェックすることをおすすめします。
預け入れ荷物1人23kg×2とかなりお得
中国東方航空の最大とも言えるほどの魅力は、預け入れ荷物が1人23kg×2と、とても多いことです。海外に行くのに日常生活で使用するものだけでなく、お土産や、日本食などいろいろな荷物を持ち込むため、1人合計で46kg分を預け入れできるのは本当に助かります。
スーツケースだけで4kg〜5kgすることも多く、気がつけばあっという間に荷物の量が超過してしまいます。航空会社によっては、預け入れできる荷物の量が少ないこともあり、100g単位で荷物を計ってスーツケースに入れるものを厳選しなければなりません。中国東方航空は重さを考える必要なく荷造りができたので、ストレスフリーでした。
■公式サイト:中国東方航空
中国東方航空に実際に乗った感想
中国東方航空に実際に乗った感想を一言で言えば「可もなく不可もなく普通のフライト」です。取り留めてどこかを指摘したくなるようなトラブルも起こらず、普通に問題なく快適なフライトでした。中国東方航空に乗った感想、機内食、ドリンク、サービスなどそれぞれに分けて詳しく紹介します。
上海航空とのコードシェア便だった
福岡空港のカウンターでチェックインをすると、実際は上海航空とのコードシェア便だったことが発覚。福岡から上海までは、中国東方航空で行き、上海からマレーシアのクアラルンプールまでは上海航空の飛行機に乗りました。思いがけず2種類の航空会社を利用することになりました。
オンラインチェックインの可否
オンラインチェックをしていると、空港での手続きがスムーズなので便利です。私たち夫婦は、飛行機に乗る前日にオンラインチェックインを済ませるようにしています。今回もその予定だったのですが、なぜかエラーが出てできませんでした。仕方なしに、当日、福岡空港のカウンターで直接チェックインしました。
機内食は?
今回は3時間ほどのフライトということもあり、シンプルな機内食が出てきました。スーパーのお惣菜で売られているようなタイプのプラスチック容器に入っていて、アルミのケースに入っている一般的なタイプとは異なるものです。やはり、短時間のフライトだからでしょうか?どちらにしても、短時間のフライトで機内食が出たのはありがたかったです。機内食の味は、普通通りで「特別に美味しい」とは言えないものの、普通に美味しくいただきました。
ドリンクの提供は?
ドリンクの提供は特にありませんでした。機内食が提供される際、一緒にお水やお茶、ジュースといったドリンクが提供されましたが、ドリンクの提供のためだけにワゴンが回ってくることはありませんでした。これも短時間のフライトだったからだと思います。機内食に合わせたドリンクの提供の時、ワインがあるか聞いてみたところ「ない」とのことでした。ビールを飲んでいる乗客がいたので、ビールなどのアルコールの提供はあるようです。
サービスは?
全体的に、とても親切な対応でした。客室乗務員の対応も丁寧で、質問には丁寧に答えてもらえます。ただ、中国語か英語かのやりとりが多かったので、日本語に対応するスタッフが乗っているかは不明です。
上海航空に実際に乗った感想
今回、上海航空の飛行機に乗れることになりました。なかなか利用する機会がなく、初めての利用です。思いがけず利用できて嬉しかったです。上海航空に実際に乗った感想も、機内食やドリンクの提供、サービス内容などに分けて紹介します。
オンラインチェックインの可否
今回は、福岡空港のカウンターでチェックインをしたため、オンラインチェックインをする必要はありませんでした。オンラインチェックインがスムーズにできるのかなどについては、分かりません。
機内食は?
機内食は、麺類とご飯などの2種類から選べます。機内食によくあるタイプの、アルミの入れ物に入った機内食で、温かい状態で提供されました。メニューは、中華系の味付けのようでした。気になる味は「可もなく不可もなく」で、普通に美味しかったです。
ドリンクの提供は?
食事の時とは別に、ドリンクの提供のためにワゴン車で回ってきてくれました。今回のフライトは5時間近くと長いからでしょうか。こちらもワインの提供はありませんでしたが、お茶やジュースなどのソフトドリンクは提供していました。
サービスは?
全体的にとても親切なサービスだったので、5時間という比較的長いフライトも快適でした。特に困ったこともなく、客室乗務員を呼ぶこともありませんでしたが、どの方も笑顔で丁寧に接してくれましたので、とても気持ちよく過ごせました。
おすすめ?実際に思った感想
私個人に関してですが、ネットで見るような「評判が悪い」「やばい」といった感想は感じませんでした。荷物が壊れることもありませんでしたし、普通に満足でした。実際に思った感想について、サービスと言語の観点から紹介します。
サービスについて
中国東方航空も、上海航空もどちらもとても親切な対応だったので、気持ちよくフライトを楽しめました。確かにJALやANAのような、決め細かい対応に比べると、サービスが悪いと感じるのも無理はありません(JALやANAは、特別だと思います)。
けれども、中国東方航空や上海空港に限らず、客室乗務員は、どちらかというとフレンドリーなイメージです。とても親切で丁寧ですが、JALやANAほどの対応はありません。今回もサービスはよいほうだと感じます。
言語について
福岡空港でのやりとりは日本語でしたが、実際に機内に乗り込んだ後は機内放送や客室乗務員とのやりとりは、英語か中国語でした。シンプルな英語の単語だけでも問題ないと思いますが、日本語が話せるスタッフがいるかは分かりません。
中国 国内で乗り換えをするときの注意点
今回私たちは上海空港の乗り換えが1回あったのみでしたので、特に問題なくバゲッジスルーで荷物を持って行けました。
ただし、乗り換えが2回以上あり、乗り換えのために中国内を移動する場合は注意が必要です。中国内を飛行機で移動する場合、一度中国に入国し預けた荷物を回収して再度、預け直さなければなりません。この時、モバイルバッテリーやアルコールの持ち込みなどに関して中国のルールが適用されます。中国間の移動の際に大量の荷物が回収された人も実際にいます。中国語や英語が得意でない場合は、相手が何をいっているか分からず、不安な気持ちになることもあるでしょう。目的地に行き着く前にテンションが下がらないためにも、荷造りや旅行に慣れていない場合は、1回の乗り換えでバゲッジスルーが可能であるチケットを購入することをおすすめします。
目的に合った航空会社を利用しよう!
今回は、福岡空港から出発できることや乗り継ぎが1つでよいこと、セール中で格安価格のチケットが購入できたことなど、私たちにとってのメリットが重なったため中国東方航空を利用しました。実際に利用してみましたが、特に文句を言いたい箇所が見つかりません。客室乗務員の方も親切でしたしフライトも比較的快適で満足でした。
航空会社を利用する際は、費用はもちろんですが、目的地までの乗り換えや言語、荷物制限など考えたいポイントがさまざまです。自分の条件に合った航空会社を選び、できるだけ不安要素をなくして旅行を楽しみましょう。