現在オランダ在住者が紹介するオランダのグルメ・スイーツ・お菓子 16選
実はオランダにはさまざまなグルメで溢れている!?
オランダといえば風車、チューリップ、運河が有名ですが、みなさんは「オランダの食べ物」と聞くと何を思い浮かべますか?私はオランダに来る前は正直ワッフルしか聞いたことがありませんでした。。オランダの食べ物についてあまり馴染みがない方が多いと思われますが、この記事を見てオランダの食べ物について知っていきましょう!
オランダの食べ歩きグルメ
まずは、アムステルダム在住の現地オランダ人から紹介してもらったおすすめのオランダ食べ歩きグルメ6選です!
Bitterballen (ビターバレン)
Bitterballen(ビターバレン)とは牛肉のルーで作られた一口サイズの揚げボールです。衣はサクサクで中には熱々トロトロな牛肉のルーが詰まっています。
これはおつまみみたいな感じでカフェやバーに行くと必ずと言っていいほどメニューにあります。Bitterballenを注文すると一緒にマスタードが添えられて出てくるので一緒につけて食べるとより美味しいです。
日本にもコロッケという食べ物がありますが、それと比べるとクリーミーで味が濃縮されています。私は個人的にオランダのBitterballenの方が好きです!熱々なので一口で食べると口の中が火傷するので気をつけてくださいね。
Bittergarnituur (ビターガニチュア)
また、Bittergarnituur (ビターガニチュア)と言って、Bitterballenとその他のフライスナックの詰め合わせもあります。
Kaassoufflé (カースフレイ)という中にチーズの入ったスナック、Kipcorn (キップコーン)というフライドチキンのようなスナック、Bamischijf (バミスチフ)という麺が中に入ったスナック、frikandel(フリカンデル)という挽肉を揚げたスナックが入っていることが多いです。結構たくさんの量が入っているので大勢で食べるといいと思います。
Kroket (クロケット)
Kroket(クロケット)とはパンと一緒に添えてある細長いフライです。初めに紹介したBitterballenと味はほとんど一緒で、形が少し細長く大きくて食べ応えがあるスナックとなっています。
BitterballenやKroketはお店によって本当に味が違うのですが、私が一番感動した味は初めに紹介したGraf Floris というお店です!
KroketはBitterballenのように単品でそのまま食べることもありますが、レストランやカフェに行くと写真のようにそのままではなくパンと一緒に一つの料理として提供されることが多いように感じました。
McKroket(マックロケット)
また、オランダのマクドナルドに行くとMcKroket(マックロケット)と言ってバンズにKroketが挟まれたオランダでしか味わえないメニューがあります。日本でいうてりやきマックバーガー、エビフィレオバーガーみたいな感じで面白いと思いました。
Friet / Patat(フリット / パタト)
オランダでは日本でいうフライドポテトがFrit(フリット)またはPatat(パタト)と呼ばれており、道端ではたくさんのお店があり、たくさんの人がポテトを片手に歩いています。
オランダではポテトは一般的な食材であり、国民に愛されています。このように一般的にポテトは太めで中身はほくほく外はカリカリで本当に美味しいです。
日本にもポテトはたくさんありますが、この食感はオランダでしか味わえないのでぜひオランダで食べてほしいグルメのひとつです。
オランダらしい部分はポテトと一緒に食べるソースにあります。一般的にはケチャップかマヨネーズで食べられることが多いですが、現地のオランダ人によるとpindasaus(ピーナッツソース)がおすすめだと教えてもらいました。味はピーナッツの味はそこまで強くはなく、甘塩っぱいソースで癖になる味でした。
色々なソースがある中で私が一番美味しいと思ったソースはこのオニオンソースです。
普通のポテトのお店には置いていないメニューで、首都のAmsterdam(アムステルダム)から電車で約1時間20分先にあるDeventer (デーフェンテル)という中世からの歴史を持つ美しい歴史的建造物が残っている都市で食べることができました。
玉ねぎのシャキシャキした食感、甘みがクリーミーなソースがポテトに絡んで本当に美味しいです。
Kibbeling (キブリング )
Kibelling(キブリング )はオランダに来たならば絶対食べてほしい私の一押しのグルメです!
Kibbelingとはタラや鱈などの白身魚をフライにしたもので、オランダの伝統的な魚料理の一つになっています。外はサクサク中はふわふわでめちゃめちゃ美味しいんですよ。。
このようにKibellingはオランダの屋台や魚屋で見かけることができます。生の魚が並べてあるので匂いから魚臭がすごいです。このように屋台ではオランダ語でwarme kibbeling (暖かいキブリング) と書かれています。目の前で揚げてくれるので出来立て熱々のKibellingを食べることができますよ。
Kibellingを注文すると必ずこのタルタルソースかマヨネーズが一緒についてきます。タルタルソースの酸味やマヨネーズのクリーミーさと相性が抜群です。オランダに来てから5回も食べるほど大好きなオランダの食べ歩きグルメです。
Haring (ハーリング)
Haring(ハーリング)もKibellingのように伝統的なオランダの魚料理の一つになります。
Haringとはニシンを塩漬けにした生魚で、通常はこのように玉ねぎのみじん切りにピクルスを添えて提供されます。
また、市場ではこのように一口サイズにカットされたHaringを食べたり、パンに挟んで食べたりすることもあります。
このように丸ごとニシンがショーケースの中に並べられています。頭と内臓は取り除かれているので一般的には尻尾を持って丸ごとかぶりつくのがオランダ流のHaringの食べ方だとオランダ人から教えてもらいました。味は結構塩辛いですが、新鮮で美味しかったです。
Rookworst (ロークウルスト)
Rookworst(ロークウルスト)とは、オランダ語でRook (燻製) worst (ソーセージ) という意味でよくオランダ料理に使われる伝統的な燻製ソーセージです。
日本で食べられるソーセージとは全く違って中身はぎっしりで皮はパリパリで噛んだ瞬間に肉汁が溢れてきます!とてもジューシーな肉厚で、これ一つでお腹いっぱいになります。
マスタードをつけてパンに挟んで頂きましたが、とっても美味しかったです!これが食べられるのはオランダのHEMAというIKEAのようなお店で、オランダにはあちこちに店舗があります。
お店の外もしくは中に食べ物を注文することができるコーナーがあるのでぜひ見かけた際にはこのRookworstを食べることをお勧めします!!
オランダの伝統料理
次に代表的なオランダの伝統料理を紹介します!
Erwtensoep (エルテンスープ)
Erwtensoep(エルテンスープ)とはグリーンピースのスープのことで、豆のトロトロとしたスープの中にソーセージ、じゃがいも、玉ねぎ、にんじん、ハーブなど色々な食材が煮込まれたオランダの代表的な冬に食べられるスープです。
中に入っている野菜たちはトロトロで口に入れたらとろけてしまうほどよく煮込まれています。スープ自体はシチューみたいにトロトロとしているのでお腹に結構溜まります。一口食べただけで心と体があたたまります。冬にはもってこいのスープですね。
Erwtensoepはこのようにスーパーで2.5ユーロくらいで簡単に手に入れることができます。オランダで最も大規模なスーパーマーケットチェーンの一つであるAlbert Heijnで購入することができます。
袋から出して鍋で5分くらい温めたら完成なのでとても気軽に食べることができます。また、お土産としてオランダの料理を紹介する際にはもってこいの食べ物ですね!
zuurkool stamppot (ズールコール スタンポット)
オランダの冬の伝統的な料理に引き続き、zuurkool stamppot(ズールコール スタンポット)という冬に食べられる料理です。
マッシュしたポテトにザワークラウトと呼ばれるキャベツの酢漬けを加えたものに、6番目に紹介したRookworst (ロークウルスト)燻製ソーセージを添えた料理になります。
zuurkoolとはザワークラウトのことでstamppotとはつぶすという意味になっているのでマッシュされたポテトにザワークラウトが一緒に混ぜ合わさせれているのです。ザワークラウトの酸味とポテトのクリーミーさがとても美味しいです。
今回紹介したstamppotはザワークラウトの他にもにんじん、セロリ、ほうれん草など他の野菜と組み合わせて食べられることもあるので野菜の種類によって名前が ◯◯ stamppotと変わってきます。他の種類のstamppotもぜひ食べてみたいですね!
stamppotは多くの場合は家庭で提供されることが多いので、stamppotを味わうにはオランダの伝統的な料理を提供するレストランに行くことをお勧めします。
オランダのスイーツ
次に甘党には必見のオランダに来たならば食べてほしいスイーツを紹介します!
Talamini (タラミーニ)
Talamini(タラミーニ)とはオランダのアイスクリームチェーン店です。自分で好きなフレーバーを選んで食べるアイスクリームだけでなく、スムージやソフトクリームやこのようにパフェのようなメニューもあります。
オランダには至る所にアイスクリームのお店があり、夏になるとみんながアイスクリームを片手に夏を楽しんでいます。アイスには生クリームをトッピングすることができるので甘党さんにはもってこいのスイーツですね!
Stroopwafel (ストロープワッフル)
オランダと言ったらこれ!Stroopwafel(ストロープワッフル)です!オランダのお土産の定番で有名な国民的スイーツです。Stroopwafelとはオランダ語で『シロップワッフル』という名前で2枚の薄いワッフル生地の中にキャラメルソースが挟まれています。
Stroopwafelはスーパーやお土産などのオランダの至る所で購入することができますが、私がおすすめするのは屋台で出来立ての暖かいStroopwafelを食べることです!普通のものなら2ユーロで食べることができます。
見てください!中のキャラメルがトロトロなのがわかりますか。ワッフル生地のサクサク感とキャラメルの暖かなとろ〜りとした甘さが最高なんです。他にもワッフル生地にトッピングされたバージョンもありますが、私はやっぱりオリジナルがお勧めです!
Appelbol(アップルボール)
Appelbol(アップルボール)とは、名前の通りりんごを使用したスイーツです。
ヘタなどをくりぬいた丸々のりんごにシナモンと砂糖で味付けをしたものを生地に包んで揚げたスイーツなんです。外側の生地はカリカリで表面は砂糖でコーティングされています。
中を割ってみると柔らかな暖かいりんごが入っています。シナモンとりんごの相性は抜群のことはもちろん生クリームと一緒に食べるとほっぺたが落ちるくらい美味しいです。
Appeltaart (アップルタルト)
Appeltaart(アップルタルト)は名前の通りオランダの伝統的なアップルパイのことです。りんごは砂糖とシナモンで味付けされており、パイ生地の中にぎっしりと詰まっています。
一口食べるだけでりんごの酸味とシナモンの香りが口に広がってとても美味しいです。生クリームと一緒に食べるとより美味しいです !カフェで紅茶やコーヒーと一緒にまったりと食べたいスイーツですね。
Poffertjes (ポフチェス)
Poffertjes(ポフチェス)とは一口サイズのミニパンケーキになります。甘さは控えめで上にトッピングされるソースなどで甘さを感じます。
もちもちとした軽い食感でこのように粉糖をかけて食べられるのが一般的ですが、屋台ではチョコソースやストロベリーソースのトッピングも見かけました。
特別な形をした鉄板を使って焼いているのでこのように均等な大きさのものができます。
Oliebollen (オリボレーン)
Oliebollen(オリボレーン)とは冬に食べられる定番の揚げドーナツです。大きさは拳1個分くらいで注文すると粉糖をかけてくれます。
カリカリとした表面に中はもちもちした食感の生地で中にはレーズンが入っており、甘すぎなくて美味しいです。レーズンだけでなく、他にもりんごなど他の種類のOliebollenもあるようなのでぜひ食べてみたいですね。
オランダのお菓子
最後にオランダのお菓子を紹介します!
Licorice (リコリス)
みなさんはこの黒いキャンディーを見たことはありますか?
日本ではあまり馴染みのないキャンディーだと思われますが、オランダでは非常に人気のある甘草の根から作られるLicorice(リコリス)と呼ばれる甘くて塩気のあるキャンディーがあります。
結構独特な味がするので苦手と感じる人は多いのではないかと思います。硬めのキャンディーで噛めば噛むほどLicoriceの強い風味が感じられます。
オランダのスーパーに行くとこのように様々な種類のLicoriceが売られています。甘さ、塩味、食感、形などがそれぞれ異なっており、オランダの『Jumbo』と言うスーパーでは約20種類以上の異なるタイプがありました。
Peppernuts (ペッパーナッツ)
Peppernuts(ペッパーナッツ)とはオランダやベルギーのヨーロッパ諸国で、クリスマスシーズンに食べられる小さなスパイスクッキーです。
シナモン、ナツメグ、ジンジャーなどの様々なスパイスの風味が感じられる一口サイズの可愛いクッキーです。スパイスの味はあまり強くないのでスパイスが苦手な方でも食べられると思いますよ!とてもサクサクで美味しいです。
オランダのスーパーやお菓子店で購入することができます。このようにオリジナルのPeppernuts以外にもチョコレートでコーティングされているものもありました。
いかがでしたか?
オランダの食べ物について少しでも興味を持ってくれましたでしょうか。オランダにはたくさんの美味しいグルメで溢れているんです!
オランダに訪れた際にはぜひ食べてみてオランダの食文化を味わってみてください!
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