タイ北部の山々の近く、自然も多いチェンマイの街は日本からの旅行者にも根強く旅行先として人気ですね。定番の首都バンコクと比べるとより田舎でローカル感のある街がありつつも、欧米・アジア諸国からの旅行者も多く、観光者向けのレストラン・バーなどが多い旧市街やニマンヘミンなどの人気エリアは、いつも賑わっています。
旅行にあたり大まかにでも現地のリアルな物やサービスの値段をおさえておくと安心ですね。
近年は円安の影響で海外旅行自体が以前よりためらうこともあったり、現地の物価が価格感じられることもあると思います。チェンマイでも以前よりやはり高くなっているものの、依然として日本よりは安いですし、安い予算で楽しむ方法もあります。
この記事では、2024年11月など近年度々チェンマイに旅している筆者が現地の物価状況をご紹介します。
ホテルの宿泊料金
ホテルは多くの人が旧市街の中心か周辺、ニマンヘミンなどに宿泊すると思います。
広さ30平米前後で写真のような綺麗な部屋で大体1泊5,000円前後(約1,100バーツ)です。私は旧市街の中心部、中心の外の東側や北側の数カ所に宿泊しましたが、いずれもそのくらいの値段でした。
簡易なレストランの食事の費用
チェンマイの中心地の旧市街などにはいくつもレストランがありますが、チェンマイ名物のカオソーイ、定番タイグルメのガパオライス、チキンライス、フィッシュボールヌードルなどはそういったお店で気軽に食べられます。
値段は大体1品100バーツ前後(約400円)くらいです。ジュースなどを頼むと40バーツ前後(約170円)くらいですね。
屋台の食事の費用
ナイトマーケット、深夜の繁華街、日中のローカルな通りなどには、写真のような簡易な飲食店の屋台が街の様々な場所にあります。注文する品物によって値段は違いますが、チェンマイでもよく見る串焼きは1本10バーツ(約40円)、ヌードルが70バーツ(約300円)くらいのものが多い印象です。
カフェの値段(コーヒーなど)
ローカル色の強い街チェンマイには、大手カフェチェーン以外にも、街中に写真のような小さくて良い感じのカフェが多く見られます。2024年に旅した時は「Orange Americano」という下にオレンジジュース、上にアメリカンコーヒーが入っていて混ぜて飲む飲み物を各所で発見しました。
こういったコーヒー類の飲み物は大体50バーツ前後(約210円)で安いですし、日本にはない味もあって美味しいです。
バーの値段(ビールやカクテル)
チェンマイの中心の旧市街、チェンマイ大学周辺のローカルエリアなどには、このような外の道に面したバーがいくつも見つかります。このようなお店でのんびりと過ごすのがチェンマイの1つのおすすめです。バーで飲むビール(象のChangなど)の値段は大体70バーツ(約300円)、手の込んだ感じのカクテルは100〜150バーツくらい(400-650円前後)のものをよく見ます。
高めのレストラン(例:日本料理・焼肉屋など)
ローカルのタイ料理屋などと違う、異国料理のお店、例えば現地でかなり人気の焼肉屋などは少し料金が高い傾向があります。カルビなど1皿で100バーツ(約400円)、うな丼1杯300バーツ(約1,300円)、寿司1人前セット150バーツ(約650円)くらいなど、タイ料理よりも高価になっています。
お菓子の値段(コンビニやスーパー)
お菓子やカップヌードル、ジュースなどコンビニやスーパーで買う色々な気になる物価がありますが、普通のスナック菓子類で20, 30バーツくらい(90〜130円前後)、大きめだったり高価目のもので50〜80バーツくらい(210〜350円前後)です。
乗り物の料金
空港タクシー・Grabの配車アプリ
チェンマイ空港に着く旅行者は大抵は空港のカウンターで営業しているタクシーで中心部に行くか、自分でGrabの配車アプリでタクシーを呼んで移動します。
いずれも料金はほとんど同じで、中心部の旧市街までで200バーツくらい(約870円)です。
レンタルバイク(原付き)
チェンマイに滞在して旅行してまわる際に便利なのがレンタルバイクです。Grabのタクシー配車でまわるのも良いですが、やはりより自由度が増すため、旅慣れた人にはぜひおすすめです。
バイクレンタルは街の様々なところにあり、Googleマップなどで調べて直接行けばレンタルできますが、ホテルによってはその場で貸し出してくれる場所もあります。
値段はどこも大抵1日あたり250バーツ(約1,000円)で、便利さの割にかなり安価だと思います。
※町中のレンタルバイクのお店の場合、デポジットとして1,000バーツ(約4,300円)を渡すか、パスポートを預かってもらうなどが必要なケースもあります。
ガソリンスタンド
レンタルバイクを使う時などはガソリンスタンドで給油しながら旅する必要がありますが、チェンマイの中心部にはいくつかガソリンスタンドがあり、Googleマップなどで簡単に見つけられます。
料金は2024年時点では、1リットルあたり約35バーツ(約150円)でした。
SIMカードの料金(インターネット)
海外旅行では現地の空港でSIMカードを買えばすぐにインターネット接続できますが、チェンマイ空港でも同様にサービスを利用できます。
到着するとすぐにいくつか売り場がありますが、必要な日数分のSIMカードのプランを買うと、すぐさま10秒以内くらいで店員さんが交換してくれます。(物理的なカードの交換が不要なe-SIMも利用可能)
値段は5日間で約350バーツ(約1,500円)、30日間で約1,200バーツ(約5,200円)です。
チェンマイ現地滞在中、過去数年間4回ほど使用してきましたが、全く接続不良になったことはないです。快適なネット環境を保持して旅するなら是非利用しましょう。