東京の上野駅周辺には、有名なアメ横の食材や洋服・ファッション雑貨の買い物店、古くからの歴史あるお菓子のお店や、駅ナカ・周辺の便利なショッピングモール・デパートなど目白押し。
旅や週末などのお出かけでは、「観る・食べる・買う」の3つが揃うのが最高だと思います。
特に「買う」というのは、「旅」の仕上げみたいなもので、旅から帰った後始末ともいえますよね。
旅の記念にご当地の工芸品などを買う。自分だけなら駅弁の包装紙、宿の箸袋やマッチがいい。
安価で旅の証しになるもの、定番はご当地のお菓子、海産物や珍味など。結果として、旅先の地名入りのお土産を買うことになります。
このページでは、東京・上野の普段の生活で便利なショッピング施設や買い物のお店、旅行でおすすめの上野のお土産について、実際に散策して回った体験をもとにご紹介したいと思います。
■目次 <上野のショッピング・買い物スポット> 1. エキュート上野: 駅ナカなので、東京土産の買い忘れも、駅弁やおつまみも揃います 2. 東京ばな奈パンダ(エキュート上野): 人気の東京土産が上野のパンダとコラボ 3. 浅草舟和本店「手づくりぱん玉」(上野限定・数量限定): パンダに会ったらエキュート上野で「手づくりぱん玉」に会ってお持ち帰り 4. 上野風月堂本店「ゴーフル」(洋菓子): 見直してみませんか。創業270年の実力 5. 和菓子「つる瀬本店」: 豆餅と豆大福が人気で下町価格。餡(あん)にこだわる湯島天神下の和菓子屋さん 6. 和菓子「うさぎや」: 絶品「どらやき」は買って直ちに店先で頂くのが最高 7. ミリタリーショップ「中田商店」: とにかく品揃え抜群。機能的で丈夫。手に取って選ぶのがコツ 8. かりんとう「ゆしま花月」: 粋でいなせな風情が育んだ姿と味 9. 福神漬、のり佃煮や鯛みその老舗「酒悦」: 東叡山輪王寺の門跡(白川宮)が名付け親 10. 「アメ横プラザ」(ファッション雑貨): ブランド品を品定め、掘出物を見つけたら、ダメ元で価格交渉してみよう 11. 「多慶屋」(雑貨・食品・ファッション品など): そろわないものは無い?多慶屋タウンと呼ばれるディスカウントストアのビル群 12. 「おもちゃ ヤマシロヤ」: ビル全部がおもちゃ屋さん。おもちゃの探し物ならこのお店に相談すると解決できそうです 13. 「十三や櫛店」: 十四代続いてもなお、さり気なく江戸職人の粋を繋ぐお店 <上野のお出かけ・買い物の関連ページ> - 上野の観光・散策スポット: 気取らない大都会「上野」でおすすめの観光場所を散策して紹介 - 上野のおすすめグルメ・食事とお店/食べ物屋: 日本・アジア・洋食などをランチやディナーで
1. エキュート上野: 駅ナカなので、東京土産の買い忘れも、駅弁やおつまみも揃います
「エキュート上野」は、JR上野駅の改札を入った中にあります。いわゆる“駅内(えきなか)”の便利な商店街です。
「エキュート上野」は殆ど全ての在来線のホームを昇ったコンコース(3F)にあって上野公園口から改札を入っても比較的近い判り易い場所にあります。
ただし「アトレ上野」と間違う方がありますが、そちらは改札の外にある商業施設です。
「エキュート上野」は、ほとんど全ての利用シーンに対応できて、かつ、高品位の品揃えが評判です。
朝8時頃までには各売場が開きますので、旅行のお土産の買い忘れや駅弁、飲物を買うのにとても便利です。通勤の行き帰りの買い物にも便利です。
また、「エキュート上野」のレストラン(和洋中、蕎麦、カフェなど)が朝7時頃からオープンしていますのでこちらも便利です。
■上野の観光スポット情報 ・所在地:〒110-0005 東京都台東区上野7丁目1−1 JR東日本上野駅構内3階 ・公式サイト:エキュート上野 ・営業時間:8:00~22:40(店舗により異なります。) ・定休日;無休 ・駐車場:なし
2. 東京ばな奈パンダ(エキュート上野): 人気の東京土産が上野のパンダとコラボ
『東京ばな奈「見ぃつけたっ」』が正式名。その後のシリーズを含めて「東京ばな奈」で通ります。
1991(平3)年に発売開始してから東京土産として知名度を高めて、2007年(平19)年には東京駅土産売上ランキング第1位になっています。
この「東京ばな奈」は、東京土産で初めて”東京”の文字を使ってバナナを想起させるイエロー包装も店頭で目に付き易い。
そして誰にも喜ばれるバナナの自然な風味を活かして仕上げていることなどが売り上げアップに貢献したようです。
この「東京ばな奈」が東京「上野」のパンダとコラボしたのが「東京ばな奈パンダ」です。
バナナヨーグルト味のクリームをやわらかいスポンジで包み込んでいます。上野駅と東京駅の内外で販売しています。
【豆知01】※人気の秘密 A4サイズの「東京ばな奈」は、ビジネスバックに入るので、手提げ袋を持ち歩かないので地方出張のお土産に最適とのことです。
■上野の観光スポット情報 ・所在地:〒110-0005 東京都台東区上野7丁目1−1 JR東日本上野駅構内3階 ・公式サイト:エキュート上野 ・公式サイト:東京ばな奈ワールド ・商品と値段: 東京ばな奈パンダ - 4個入り(515円)・8個入り(1,080円)・12個入り(1,595円) ・営業時間:8:00~22:40(店舗により異なります。) ・定休日:無休 ・駐車場:なし
3. 浅草舟和本店「手づくりぱん玉」(上野限定・数量限定): パンダに会ったらエキュート上野で「手づくりぱん玉」に会ってお持ち帰り
1902(明35)年に台東区浅草(現在地)に芋ようかん司「舟和」が創業されました。
芋問屋を営んでいた創業者が、高価な練ようかんに代わる庶民のようかんとして開発したのが「芋ようかん」。
この芋ようかん、あんこ玉、栗むしようかんなどを販売したのが始まりです。
この老舗「舟和本店」で芋ようかんと人気を分ける「あんこ玉」。
現在、6色(黒:小豆、 茶:珈琲、 赤:苺、 橙:みかん、 緑:抹茶、 白:いんげん)があります。
この人気「あんこ玉」と上野動物園の人気者パンダが合体したのが「手づくりぱん玉」です。
「手づくりぱん玉」は生菓子なので、上野限定・数量限定の商品として駅中のエキュート上野では冷蔵ケースに入っています。
見た目も愛らしく口に入れるのを躊躇しますが、冷たい寒天に包まれたあんこは、絶妙な塩味が上品な甘さを引き立てています。
■上野の観光スポット情報 ・所在地:〒110-0005 東京都台東区上野7丁目1−1 JR東日本上野駅構内3階 ・公式サイト:エキュート上野 ・公式サイト:浅草舟和本店 ・商品と値段:手づくりパン玉(2個入り540円) ・営業時間:8:00~22:40(店舗により異なります。) ・定休日:無休 ・駐車場:なし
4. 上野風月堂本店「ゴーフル」(洋菓子): 見直してみませんか。創業270年の実力
風月堂(当初は「大阪屋」)の屋号は、徳川御三卿(一橋・田安・清水)の田安家を継いだ松平定信が、「大阪屋」の評判を聞きつけ、「汝が心事の清白なるを愛する。これをもって屋号とせよ」として『風月堂清伯』を賜ったのが始まりです。
以来、誠実な仕事ぶりを継ぐのは東京風月堂、上野風月堂、神戸風月堂の3社。いずれも「大阪屋」をルーツにもっています。
風月堂を代表する「ゴーフル」のお菓子は、洋菓子の材料を、煎餅を焼く技法で加工してクリーム(バニラ・ストロベリー・チョコレート)を挟んでいます
上野風月堂本店は」、上野駅不忍口から徒歩5分程。
本店内には、美味しそうなお菓子が色いろと揃っていますので寄ってみてはいかがですか。
【豆知02】※ゴーフルとは ゴーフル(フランス語:gaufuru)は、専用の型で作る凸凹模様のお菓子のこと。英語ではワッフル(waffle)と呼ばれています。
■上野の観光スポット情報 ・所在地:〒110-8539 東京都台東区上野1丁目20−10 ・公式サイト:上野風月堂本店 ・商品と値段:ゴーフル(5枚入箱500円・9枚入缶1,000円・12枚入缶1,500円 ・営業時間:平日10:30~19:30 ・定休日:元旦 ・駐車場:なし
5. 和菓子「つる瀬本店」: 豆餅と豆大福が人気で下町価格。餡(あん)にこだわる湯島天神下の和菓子屋さん
1930(昭5)年創業、昭和30年に「つる瀬」に改名して現在に至る。お店は湯島天神下の「天神下」交差点角にあります。
創業以来、原材料に拘り職人仕事を守り下町価格。天神様のお膝元で評判は拡がり行列ができる程のお店に。
「つる瀬本店」は季節折々の和菓子とともに定番の和菓子を揃え、中でも「豆大福」と「豆餅」はお店も一押し。
「豆大福」は、北海道十勝産の小豆に拘り、茹で方、練り方は頑固な職人技。
お餅は国産もち米に拘り、職人が手ひねりで柔らかく仕上げる。
二度茹した赤えんどうをたっぷり餅に入れる。たっぷり餡・塩味の効いた餅・柔らかな豆の三位一体「豆大福」の完成です。
シンプルな「豆餅」は職人技の極みを味わうことができます。
併設の喫茶室では、店頭の和菓子のほか、あんみつ、豆かん、あべ川、いそべ巻等も頂けます。
■上野の観光スポット情報 ・所在地:〒113-0034 東京都 文京区湯島3丁目35−8 ・公式サイト:御和菓子司「つる瀬本店」 ・商品と値段:豆大福(180円)、豆餅(150円)、あんみつ・豆かん(540円)、あべ川・いそべ巻(620円) ・営業時間:9:30~19:30(休日18:00) ・定休日:月曜日(祝日の場合、火曜日に振り替え) ・駐車場:なし
6. 和菓子「うさぎや」: 絶品「どらやき」は買って直ちに店先で頂くのが最高
お店はJR上野駅不忍口を右に出て中央通りを進んで左側の「上野松坂屋」の筋向いのビル1階に「うさぎや」があります。
入口の暖簾には藍地に白抜き文字で「御和菓子舗司うさぎや」と記され、この暖簾の上に「真っ白いうさぎ像」が出迎えています。
創業1913(大2)年、西黒門町(時代小説「黒門町傳七捕物帳長」の舞台。現台東区上野1丁目)にお店を開いて以来、創業者の名を付けた「喜作最中」や「どらやき」などを販売しています。
特に「どらやき」は、作りたてを温かいうちに店頭販売する徹底ぶり。そのため支店を置かず現在地の店頭販売一筋だそうです(午後4時以降は翌日分の予約となります。)。
旅行で上野を訪れた方は、お店で「どらやき」1個(205円税込み)を買い求め店先で召しあがる。実はこれが最高で、お店も推奨。
■上野の観光スポット情報 ・所在地:〒110-0005 東京都台東区上野1丁目10−10 ・公式サイト:うさぎや ・商品と値段:どらやき(205円) ・営業時間:9:00~18:00(どらやきの購入には、16時までに入店してください。) ・定休日: 木曜日 年始(1/1~1/3) ・駐車場:なし
7. ミリタリーショップ「中田商店」:とにかく品揃え抜群。機能的で丈夫。手に取って選ぶのがコツ
「ミリタリーショップ中田商店」は、上野のこの界隈が闇市だった時代がありますから、大日本陸海軍のグッズや米軍の払下げ品を売っていても、昔から違和感はありませんでした。
第二次大戦のヨーロッパ戦線が舞台のテレビ番組「コンバット」が人気になったり、米国で平和運動やヒッピーモドキが米軍戦闘服を着て映し出されたり、文化大革命の紅衛兵の映像をみると、関連グッズを買い求める。その度に「中田商店」が評判になりました。
新品、デッドストック、複製品であっても映画に使われる程ですから丈夫で機能性抜群。
今ではアウトドアグッズとしての評価も高いです。直接、手に取って選ぶと良いと思います。
■上野の観光スポット情報 ・所在地 - アメ横店: 〒110-0005 東京都台東区上野6−4−10 - 御徒町店: 〒110-0005 東京都台東区上野6丁目2−14 ・公式サイト: ミリタリーショップ「中田商店」 ・営業時間:平日11:30~20:50(LO20:40) ・定休日:元旦のみ ・駐車場:なし
8. かりんとう「ゆしま花月」:粋でいなせな風情が育んだ姿と味
「ゆしま花月」は、かりんとう、あられ、あげせん等、6種類ほどのお菓子をかりんとう作りの職人技で作り提供しています。
場所は中央通り上野広小路交差点から天神下に向かって1つ目の信号を左に折れて、少し入った左側に昭和の香りを残す小じんまりしたお店です。
この辺り、粋でいなせな風情漂うところですが、昭和20年初頭、先代のおかみが近所の子供たち相手に小さな駄菓子屋を開いたことに始まったそうです。
このお店の「かりんとう」は、一般的な黒砂糖を用いたものと異なり、白砂糖を飴になるまで煮詰めて絡ませたもので艶やかで上品な姿に仕上がっています。
外側はカリッ、内側はサクッとした触感と美味しさが、湯島の花街に通う落語家をはじめ、多くの著名人に親しまれ評判が広がったといわれています。
■上野の観光スポット情報 ・所在地:〒113-0034 東京都文京区湯島3丁目39−6 ・公式サイト:かりんとう「ゆしま花月」 ・営業時間:9:30~20:00 (土日祝:10:00~17:00) ・定休日:不定休 ・駐車場:なし
9. 福神漬、のり佃煮や鯛みその老舗「酒悦」: 東叡山輪王寺の門跡(白川宮)が名付け親
1675(延宝3)年というから創業340年を超える老舗「酒悦(しゅえつ)」。
ここ上野池之端に開店して(現在、上野鈴本演芸場のお隣)、福神漬、のり佃煮、鯛みそや鯖の燻製等を独特の製法で時間をかけて丁寧に作りあげて販売したのが始まりだそうです。
当初は、伊勢からの海産物を「山田屋」と号して商いしていましたが、上野寛永寺の門前の上野池之端に移り酒の肴になる珍味類を扱い、上野にある多くの寺に出入りするようになりました。
やがて東叡山輪王寺の門跡となった白川宮が、「酒が悦ぶほどのうまいもの」の意として「酒悦」の屋号を賜ったことに始まります。
【豆知03】※門跡ってなに 門跡とは、皇子(おうじ:天皇の男子)、皇族や貴族の子弟が、仏教の伝統を継いでいる寺院をいいます。 その印として門跡寺院の壁には5本の白い線が横に引かれています。
■上野の観光スポット情報 ・所在地:〒110-0005 東京都台東区上野2丁目7−11 ・公式サイト:酒悦 ・営業時間: 10:00~20:00 ・定休日:なし ・駐車場:なし
10. 「アメ横プラザ」(ファッション雑貨):ブランド品を品定め、掘出物を見つけたら、ダメ元で価格交渉してみよう
アメ横の年末は、常にマスコミが取り上げる程の風物詩となっています。
敢えて、ここではアメ横プラザの魚介・青果などを除外して、ファッション、化粧品や高級ブランド品等の値の張る品を物色してプラザの中を歩いてみます。
最初にアメ横の傍にある有名百貨店「上野松坂屋」で価格をチェックです。
いよいよアメ横プラザ。プラザ内は中央通路を含め6本の通路と路地が迷路のように入り組んでいます。
そこに比較的小さな店が隙間なく並んでいます。この中から目的の品物を扱う店を探します(複数店見つかる筈です。)。
これらの店を行き来して品定め。
声を掛けてくる店と全く無視しているような店、どちらが良いかではなく価格交渉に応じる店を感じ取ります。
店側はプラザ内の他店情報に精通して「ボーッと」商いしてる店はありません。絶対の保証はありませんが、買う気満々で真剣に交渉することです。夕食代の一部が出るかもしれません。頑張りましょう。
【豆知04】※年末は定休日にご注意 年末、アメ横プラザ内では圧倒的に魚介類を扱う店が賑わうことから、ファッションとか貴金属など敢えて年末年始に商売するのを避けて休業。 軒先を間貸しするところもあるので定休日にはご注意ください。
■上野の観光スポット情報 ・所在地:〒110-0005 東京都台東区上野6-10-7 アメ横プラザ ・公式サイト:アメ横プラザ ・駐車場:なし
11. 「多慶屋」(雑貨・食品・ファッション品など):そろわないものは無い?多慶屋タウンと呼ばれるディスカウントストアのビル群
総合ディスカウントストア「多慶屋」は、上野広小路からJR御徒町駅を過ぎて、首都高速下の交差点を亘ると右側一帯のビル群です。
多慶屋の前身は質屋。その後、古物商として質流れ品を扱う。
1951(昭26)年、新品を格安で販売する株式会社多慶屋を創業。
社名は創業者の竹谷(たけたに)を多慶屋(タケヤ)としてお客様に多くの慶びをおくることが理念です。
多慶屋ビルの外装カラーを紫に統一していますが、これは僧侶の袈裟色との説があります。
創業後は隣接するビルを買収して事業を現在規模まで拡張していきました。
家電、衣料、食品、貴金属、スポーツ用品、くすり化粧品、家具等など多種多様な商品とリフォームコーナーを新設して8つの多慶屋ビルに揃えています。
また、中央通り京成上野駅の並びに「多慶屋セレクト上野店」を開店。
JR上野駅に近く、判り易い立地に化粧品やくすりが目的の外国人旅行者にも人気となっています。
■上野の観光スポット情報 ・所在地:〒110-8583 東京都台東区台東4丁目33−2 ・公式サイト:多慶屋 ・営業時間:10:00~20:00 (セレクト店)11:00~20:00 ・定休日:1月1日 ・駐車場:本店 あり / セレクト店 なし
12. 「おもちゃ ヤマシロヤ」:ビル全部がおもちゃ屋さん。おもちゃの探し物ならこのお店に相談すると解決できそうです
「おもちゃヤマシロヤ」は、JR上野駅の広小路口を出ると向かい側にある、マルイシティ上野店よりガード寄りにあるビル。
正面入口の上に黄色に青い縁取りで「Yanmashiroya」と大きな文字で記されています。入口横にはガチャポンの機械が沢山並んでいますので判ります。
この「おもちゃヤマシロヤ」は、ビル丸ごと(地上5階地下1階)おもちゃ売場で、流行のおもちゃ、アニメのグッズ品、パズル、トレカ、フィギュアなどがフロア毎に並んでいます。
上から下まで大人も子供も一日いても飽きないくらいです。
■上野の観光スポット情報 ・所在地:〒110-0005 東京都台東区上野6-14-6 ・公式サイト:おもちゃ ヤマシロヤ ・営業時間:10:00~21:30 ・定休日:元旦 ・駐車場:なし
13. 「十三や櫛店」:十四代続いてもなお、さり気なく江戸職人の粋を繋ぐお店
1736(元文1)年、初代「清八」がここ上野池之端(旧黒門町)に、櫛の「十三や」を開店したのが始まりで、約280年の歴史があります。
「十三や」が扱う櫛は、装飾用のものではなく、専ら髪結いや相撲の床山さんが使う手づくりの「つげ櫛」です。いわゆるプロ仕様のものばかり。
現在、十四代目が奈良時代からほとんど変わっていないという手づくり「つげ櫛」を継承しています。
こうしたつげ櫛を手づくりできる職人が殆どいないことから全国各地から引き合いがあって、日々これに対応しているそうです。
なお、京都四条に「十三や」と表記する櫛屋さんがあるそうですが、調べた方によりますと両者は全く無関係。
京都のお店は「十三や」を“とみや”と読ませるそうですが、周囲が勝手に「じゅうさんや」と読んでいるとのことです。
歴史的にも上野池之端の「十三や櫛店」の方がが古いとのことです。
このプロ仕様といわれる「つげ櫛」、使い込むと髪の脂分がしみ込んで髪の通りが良いそうです。
バックからさり気なく取り出して髪を整える。どこか粋な感じがしませんか。
【豆知05】※「十三や」とは 昔の人は縁起を重んじます。櫛(くし)は日常的に使うもの。 この櫛屋の看板が九(苦)や四(死)では縁起が良くないということで、江戸町人の洒落でしょうか9+4が13ということで十三や(じゅうさんや)と表記したということです。
■上野の観光スポット情報 ・所在地:〒110-0005 東京都台東区上野2-12-21 ・参考サイト: 十三や櫛店 ・営業時間:10:00~18:30 ・定休日:日曜日 ・駐車場:なし
上野の観光・散策スポット: 気取らない大都会「上野」でおすすめの観光場所を散策して紹介
東京「上野」界隈には、景色を眺める所は比較的少ないのですが、歴史や下町情緒を感じながら散策(観光)するならとても良い街です。
こちらのページでは、上野駅周辺でお出かけ・観光におすすめの場所を紹介しています。
>> 上野の観光・散策スポット: 気取らない大都会「上野」でおすすめの観光場所を散策してご紹介します
上野のおすすめグルメ・食事とお店/食べ物屋: 日本・アジア・洋食などをランチやディナーで
東京「上野」の街にあるグルメなお店、美味しいものを手軽にランチできるお店、昼呑みチョイ呑みができる店を探ってみました。
今更ですが東京・上野は、山の手や下町、東京や地方、アジア中東系も欧米系も全てを受け入れて「食」がある街だと思います。
こちらのページでは、昭和レトロな雰囲気を共有する不思議な感覚に浸りながら、昼も夜もひたすら歩いてみたグルメスポットを紹介しています。
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あとがき
東京「上野」界隈を散策して少しばかり学んだことがあります。一つが東叡山「寛永寺」の存在がとても大きかったということ。
その恩恵(影響)を強く受けたのが東京「上野」界隈であり、江戸町人文化の源泉の一つになったということです。
二つ目は、改めて感じたことですが江戸時代にあった町名、通りや坂道の名前(例えば「黒門町」、「妻恋坂」や「横見坂」など)がほとんど新しい住居表示とともに消えてしまったことです(一部、交差点名などに残っています。)。
当時を知らない者としては旧名から想像される風景もありましたので残念です。
カーナビが発達した現代社会にあっては必ずしも判り易い住所表示に拘らなくても済むようになったような気がします。
いすれにしても東京「上野」界隈は奥が深く面白いところだと感じました。
全国各地にも城下町や門前町があって、それぞれの歴史と今の営みがあるのだと思うと居ても立ってもいられなくなります。
それでは何処か旅の空の下でお会いしましょう。ご機嫌よう。