【フィエーゾレの丘】フィレンツェからバスで30分の小旅行:観光の見所・行き方・遺跡/美術館をイタリア在住筆者が紹介!

【フィエーゾレ】フィレンツェから小旅行におすすめ!見所・行き方をイタリア在住者が紹介
フィエーゾレからの夕日(筆者撮影)

イタリア・フィレンツェ近郊の「フィエーゾレ」は、紀元前10世紀ごろからトスカーナ地方に定住していた民族、エトルリア人によってつくられた街です。
その歴史はフィレンツェより古く紀元前90年に遡ります。

フィエーゾレが丘の上に建設されたのは、敵の攻撃から街を防御するためであり、これは、他のエトルリア人によって建設された街、ペルージャ、アレッツォ(映画 ライフ・イズ・ビューティフルの舞台。主人公が丘の上から自転車で坂道を下るシーンが有名ですね)などにも見られる特徴です。

今日では、トスカーナ随一のお金持ちの街となり、街全体がきれいで、お上品です。
フィレンツェの街の雑踏から離れて、約30分のバスの旅。バスから見えるフィレンツェの街並みと糸杉、オリーブ畑のコントラスト。唯一無二です。

長期滞在の方は、遺跡地区、考古学博物館などをゆっくり散策して豊かな時間を過ごすことができます。
また、短期滞在の方は、日没に合わせてバスに乗り、トスカーナの自然と街並みに沈む太陽を見に行く2時間の濃密な小旅行をお勧めします。

 

フィレンツェからフィエーゾレへの行き方(バス)

フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅
写真参照: フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅(wikimedia)by Freepenguin

フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅すぐの停留所「Stazione Nazionale」(マクドナルドのある出口から出て、日本食レストランの前の停留所)から、ATAFバス7番に乗って終点「Fiesole Piazza Mino」で下車(約26分乗車)。
帰りのバスも下車した停留所から出発します。チケットは、行き帰り用に二枚、または回数券を購入しておきましょう。

バス会社ATAFでは、バスの中でも購入可能としていますが、運転手が常備していないことが多いので乗車前に購入することをお勧めします。

 

■バスのチケットの購入場所

フィレンツェ・フィエーゾレ:ATAFチケット(バス)の購入場所サイン(筆者撮影)
ATAFチケット(バス)の購入場所サイン(筆者撮影)

この表示があるバール(軽食喫茶店)、タバッキ(タバコ、切手、チケットを扱う店)でチケットを扱っています。
イタリア語で切符、チケットはbiglietto(ビリエット)です。

 

フィレンツェ・フィエーゾレ:バスのお得な10回回数券(筆者撮影)
筆者撮影:バスのお得な10回回数券(筆者撮影)

■ATAFバスチケットの種類

・Biglietto valido 90 minuti: €1,50
 - 刻印後90分間有効券

・Biglietto 90 minuti a bordo: € 2,50
 - 刻印後90分間有効券 ※バス内購入

・Carnet 10 Biglietti X 90 minuti: € 14,00
 - 回数券/刻印後90分間有効券×10 
 - 有効期限が12か月で、お勧めです。

 

■バスチケットの刻印方法

フィレンツェ・フィエーゾレ:フィエーゾレ行きのバス乗車口付近のチケットの機械(筆者撮影)
筆者撮影:フィエーゾレ行きのバス乗車口付近のチケットの機械(筆者撮影)

バスの乗車口付近に機械があります。一回券の場合は黄色い機械に挿入すると、ガチャンという音がして乗車した日時が刻印されます。
回数券は黄色い機械もしくは、緑の機械の下方にかざしてください。ピッという音と共に残数が画面に表示されます。

◎乗車後すぐに刻印しましょう。チケットを刻印せず使用したり、チケットなしで乗車すると罰金を取られる場合がありますので注意しましょう(コントロールが来ます。)。

 

フィエーゾレの観光の見どころ

長期滞在の方、遺跡に興味がある方には、①、②、③を、時間が限られている短期滞在の方には③のみをお勧めいたします。

①ドゥオーモ

フィエーゾレのドゥオーモ(筆者撮影)
筆者撮影:フィエーゾレのドゥオーモ(筆者撮影)
フィエーゾレ・ドゥオーモ内部  主祭壇とアプシス
写真参照:ドゥオーモ内部  主祭壇とアプシス(wikimedia)by Sailko

バスの停留所、向かいにあるロマネスク様式のドゥオーモ。かつて修道院であった建物を1028年、フィエーゾレの守護聖人、聖ロモロに捧げる教会に建て替えたものです。
1800年代に、ファザード(正面部分)がネオゴシック様式に修復されました。そびえ立つ時計の鐘楼が印象的です。

■ドゥオーモの一般公開時間
月曜〜日曜 / 8:00-12:00

 

②遺跡地区・考古学博物館・バンディーニ美術館

フィエーゾレ・遺跡地区、考古学博物館、バンディーニ美術館 入口 チケット売り場 (筆者撮影)
フィエーゾレ・遺跡地区、考古学博物館、バンディーニ美術館 入口 チケット売り場 (筆者撮影)
フィエーゾレ・古代ローマ劇場
写真参照:古代ローマ劇場(wikimedia)by Nikater

バス停を背に鐘楼に向かって歩くと古代ローマ劇場、神殿、浴場跡などの遺跡地区、考古学博物館、バンディーニ美術館のチケット売り場、並びに入り口があります(バンディーニ美術館の入口は少し離れたところ)。

エトルリア人によって作られた壁に囲まれた遺跡地区は、フィエーゾレの歴史を今に伝えています。
エトルリア人によって最初の神殿が作られ、ローマ人による征服後、他の神殿が建設されました。

また、ローマ人は、劇場と、そして社会的、経済的活動に欠かせない場所であった浴場をつくり、街を豊かにしました。「テルマエ・ロマエ」を思い出しますね。

バンディーニ美術館には、ドゥオーモを設計したブルネレスキの作品やフィレンツェ派の絵画収められています。

■入場料
・A 遺跡地区のみ: 7€
・B 遺跡地区+考古学博物館: 10€
・C 遺跡地区+考古学博物館+バンディーニ美術館: 12€
・Dバンディーニ美術館のみ: 5€

■一般公開時間
・4月から9月: 9:00-19:00 (遺跡地区、考古学博物館は毎日公開、バンディーニ美術館は金、土、日のみ公開)
・3月と10月: 10:00-18:00 (遺跡地区、考古学博物館は毎日公開、バンディーニ美術館は金、土、日のみ公開)
・11月から2月: 10:00-15:00 (遺跡地区、考古学博物館は火曜日休み、バンディーニ美術館は金、土、日のみ公開)

 

③フィエーゾレの丘/サン・フランチェスコ教会(修道院)とサン・フランチェスコ通りの展望台

サン・フランチェスコ教会、展望台へ続く急な坂道(筆者撮影)
サン・フランチェスコ教会、展望台へ続く急な坂道(筆者撮影)
サン・フランチェスコ教会(筆者撮影)
サン・フランチェスコ教会(筆者撮影)
トスカーナに沈むフィエーゾレの夕日(筆者撮影)
トスカーナに沈むフィエーゾレの夕日(筆者撮影)

バス停から向かって左に急な坂道が見えます。その坂の途中に展望台、それから少し登ったところにサン・フランチェスコ教会があります。
サン・フランチェスコ教会は、フィエーゾレの丘の最も高いところに位置しています。

エトルリア人がアクロポリス(都市の丘の上にある神殿)を築いたものをローマ人が引継ぎ、その後1300年代にフランチェスコ派の教会となりました。
小さく素朴な教会で、清貧を守り、どんな小さな物にも愛を持って接した聖フランチェスコの心が感じられます。

坂道での息切れを教会で整えたら、フィレンツェの街を一望できる展望台へ。ここから見る夕日の感動はどの言葉でもあらわせません。

■サン・フランチェスコ教会 一般公開時間
月曜ー日曜
8:00〜12:00 / 16:00-18:00

 

フィエーゾレから帰りのお楽しみコースとおすすめレストラン

ペルセウス: 牛が目印(筆者撮影)
ペルセウス: 牛が目印(筆者撮影)
ペルセウス店内:切り分けられるビステッカ(筆者撮影)
ペルセウス店内:切り分けられるビステッカ(筆者撮影)

ここまでフィエーゾレの見どころをご紹介しましたが、個人的にお勧めするのは、日没時間に合わせてフィエーゾレに行き、美しい夕日に心満たされ、その帰りに、ビステッカ・フィオレンティーナ(フィレンツェ風Tボーンステーキ)の名店ペルセウスでお腹の欲望を満たし、腹ごなしにフィレンツェのドゥオーモまで散歩する(約20分)というコースです。

夜のドゥオーモ広場は人が少なく、貸し切り気分が味わえます。また、夜の青がドゥオーモの可憐な色を一層神秘的に見せます。

フィレンツェの治安は悪くないですが、昼間同様、貴重品はいつも厳重に持ち歩き、人気のない暗い小道には行かないようにしましょう。良い気分の時こそ注意です。

 

■ビステッカ・フィオレンティーナの老舗ペルセウス

ペルセウス メニュー(筆者撮影)
ペルセウス メニュー(筆者撮影)

ビステッカは二人分で約1,2KG〜1,3KGで、お値段は60ユーロです。
「よく焼いて。」の要望には応じませんと書いてあります。それだけ「この焼き具合こそが肉を一番おいしくするのだ」という自信のあらわれです。

※ペルセウスへは、ATAFバス7番(STAZIONE NAZIONALE行き)に乗り、「DON MINZONI LIBERTA」で下車してください。

 

フィエーゾレの観光スポット地図(Googleマップ)

今回ご紹介した観光スポット、バス停などの場所をマップとしてご紹介します。
イタリア旅行の際に、実際にフィレンツェ・フィエーゾレに訪れる際にご活用下さい。


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About Zucca 5 Articles
イタリア・フィレンツェに住んで15年。 趣味は、美味しい物を安く食べる事、美術、映画鑑賞、人間観察。 大切な友人に伝える気持ちで住んでこそわかる情報を執筆していきます。 >>記事ページ一覧はこちら
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