音楽が好きな人も、旅が好きな人もたくさんいますが、音楽も旅も両方好き!という人も、意外と多くいるのではないかと思います。
あなたはどうですか?
もし、あなたが「それ、自分のことだ!」と思うなら、ぜひオススメしたいのが、海外音楽フェスです。
なんとなく敷居が高いようなイメージがありますが、一度行ってみれば、その魅力にハマる可能性大です。
かくいう私が、そのひとりです。
海外音楽フェスというと、主に夏がシーズンですが、実は音楽フェスというのは、世界単位で見ると1年中、至る所で開催されています。
今回は、私が2019年に参加した、フランス・レンヌで毎年12月に開催されている「Trans Musicales」について、ご紹介します!
海外フェス Trans Musicalesとは?
Trans Musicalesは、このフランス・レンヌの地で35周年を迎えるワールドミュージックの祭典です。
日本からの出演アーティストも
日本からの出演アーティストもいますよ!
写真は世界じゅうをツアーしている日本の伝統音楽である民謡と、カリブ海のラテンミュージックを融合させたユニークなバンド「民謡クルセイダーズ」です。
国境を越えた音楽フェス・街中でもイベント開催
国境を軽々と越え、好奇心旺盛な耳の肥えたお客さんたちが世界中のいろんな音楽に熱狂する、とても懐の深いフェスなのです。
空港からすぐ近くにある大きなホールががメイン会場ですが、レンヌ中心街でも世界中から集まった選りすぐりのアーティストたちが、無料ライブやクラブイベントを開催しています。
老若男女で楽しめる音楽フェス
日本だと、フェスというといわゆるパリピのためのもの、若い人が行くもの。というイメージがあるかもしれません。
しかし、実は世界に目を向けると、実にいろんな年代の人(それこそ、子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで!)が、思い思いに楽しんでいることに気づきます。
また、ほんとうによくお酒を飲みます! 楽しむことに貪欲な感じがします。
それを見るのもまたすがすがしい気持ちですし、世界って広いんだなあと感じること間違いなし。
このフェスも、音楽を愛する、純粋に楽しむ気持ちにあふれたステキなお客さんがたくさんでした。
ステージのすばらしさはもちろん、フェスの最大の魅力のひとつであるお客さんに、私はいつもハッとさせられ、ああ、言葉や文化は違っても、おんなじ人間なんだなという温かみを感じたりもするのです。
さて、この動画をご覧ください。このカメラに向かって笑っているのは全く知らない方です笑
言葉じゃないコミュニケーション
朝5時半ということで、かなりお酒も入ってか、皆さんだいぶ陽気でした。
けれど、酔っ払ってグダグダ、という感じは全くなく、リラックスしていて気持ちよく音楽に身を任せていました。
こういう音楽の楽しみ方は理想だよなあと思います。
そんなふうに感激していると、なんだか、泣けてきまして、、
はるばるレンヌまできて、こんなハッピーな音楽に身をゆだねて会場の何とも言えないワクワクと喜びがあふれる空気が一気に感動となって押し寄せてきて、私はいつの間にか号泣していました。
そんな私を隣にいた女性がやさしく抱きしめてくれました。何かをしきりに訴えてくれてるけど、フランス語だから全く分からない。。^^;
こういう時に思います。
海外に出るときは言葉の心配も多いと思いますが、(仕事でもないかぎり)大事なのは語学力よりも「コミュニケーションをとろうとする意志」なのだなと。
こういうのは不思議と相手にも伝わるものです。
音楽が言葉の壁を越えてつないでくれる
特に音楽は、言葉の壁を一瞬で壊して、人の心をつないでくれるもの。
いい曲だなあ、いいステージだなあと感動するする気持ちは世界共通なのです。
となりの人にほほえみかければ、多くの人がほほえみかえしてくれるもの。
たとえ、言葉でのコミュニケーションがとれなくても、それと同じくらい、いや、場合によってはそれ以上に音楽は人の心をつなぐものです。
ぜひ、「海外音楽フェス」という選択肢もあなたの世界の冒険の選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか?