コロナが明けたこの1年で4回、韓国ソウルに行き、合計13泊した新羅ステイ九老(Shilla Stay guro)。もうそろそろリピーターと言っても良いのではないかと思いますので、この記事では筆者の正直なホテルレビューをお届けします。
新羅ホテルグループとは?
新羅ホテルグループは世界最大の総合家電・電子部品・半導体メーカーであるSamsung(サムスン)が展開するホテル会社です。
Samsungは韓国最大の財閥企業であり、中核企業のSamsung電子の入社試験の倍率は20倍だとか。そんな企業グループが作ったホテルブランドというだけで安心感がありませんか?
メインはソウル・ホテル新羅です。ホテル新羅は迎賓館や免税店を併設した韓国屈指の5つ星ホテルです。そのセカンド・ラインでありプレミアムビジネスホテルと呼ばれるのが今回ご紹介する新羅ステイです。
泊まったのは新羅ステイ九老
新羅ステイは韓国国内に14店舗あります。筆者が4度の滞在で13泊したのは新羅ステイ九老です。ソウルの江南側に位置し最寄りの駅は地下鉄2号線九老デジタル団地、駅からは徒歩5分です。
お得な予約方法・価格帯
- アゴダで予約
- The Shilla Hotels 公式HPで予約(会員登録後は1部屋約1500円お得な料金)
この2つが主な選択肢となりますが、価格はほぼ同じです。
今回アゴダで予約し、ダブルルーム素泊まり1泊約11,000円でした。
2023年の1年間での価格変動は1泊8,000円台から12,000円台だったので、平均1万円前後です。
フロントに尋ねたところ朝食は宿泊客は30%オフで16,100w(約1,700円)だそうです。
レストランで直接支払います。
筆者は新羅リワード会員です。会員になると新羅リワード会員限定の特別料金で宿泊することができます。公式HP経由の予約で1泊ごとに3,000ポイント(3,000円相当)が加算されるプランがあったり、10泊したら1泊無料になります。
上記のベネフィットを上手に使うとアゴダより安いことも多く、タイミングによって使い分けることをおすすめします。
会員登録は無料です。筆者が会員になった時は登録画面をフロントスタッフに提示するとホテルオリジナルのイタリアCOVAコーヒーのテイクアウト用のチケットが2枚もらえました。このチケットは2階のレストランの営業時間内であればいつでもで使えます。
最寄り駅からの行き方・アクセス
地下鉄2号線九老デジタル団地駅6番出口の改札を出たらそのまま階段を降ります。出てすぐ右にエレベータがありますので荷物の多い旅行者には安心です。
階段を降りると駅前の屋台や商店が並ぶ通りを過ぎ、横断歩道をコの字に渡ります。大きな道路を渡る必要があるため、駅から見える距離にあるのですが少し遠回りをしないといけません。
果物屋さんの前の横断歩道を渡り、左側の横断歩道を渡るとOlive Young(韓国のマツキヨ的存在)に着きます。
Olive Youngに着いたら左折、あとは高架をくぐり真っすぐ進むと21階建ての新羅ステイに着きます。
ホテルの隣にはGS25というコンビニがあります。
九老デジタル団地駅周辺は‘うまいもの通り’という飲食街や巨大なスーパーのEマート、韓国ダイソーなど多くのお店で賑わっているため滞在中の買い物も困ることはありません。
ホテル施設・内部の様子
シックで落ち着いた色合いのロビーには暖炉があり、居心地のいい空間です。
フロントではほぼ英語でのやり取りになります。両替も可能です。筆者は毎回予約時にバスタブ付きの客室をリクエストしているのですが、チェックイン時に再度確認しています。
客室とバスルーム・アメニティ類
客室はほぼ正方形です。窓辺にソファとデスクが配置されています。
デスクにはスタンドがあり、壁にはコンセントがあります。
フロントにはトコジラミ安心ステッカーが設置されていたので多少安心していましたが、念のため確認しましょう。
バスルームにはシャンプー・コンディショナー・バスソープとボディクリームや、歯ブラシ、ヘアコームなど必要なものが置いてあります。
韓国は環境に優しいホテルを目指している施設が多く、歯ブラシをはじめ年々アメニティ類が縮小傾向ですが新羅ステイはしっかり提供しています。
部屋と廊下を仕切るドアをスライドするとバスルームから部屋が見えます。
ツインルームでも同じ仕様なので、友人同士での宿泊の場合不便さがあるかもしれません。
ベッドサイドにコンセントがあります。
その他、タオル地のスリッパやコーヒー紅茶、お茶に無料のミネラルウォーターが2本。
紙コップやテレビのリモコン類はビニールがかけられていました。
依然コロナ対策が取られていて安心しますね。
気になる点は隣の部屋のドアが閉まる音が多少聞こえること。
部屋によると思いますが、今回泊まった部屋は壁紙が所々剥がれかかっていたり、床の木目が浮いている箇所がありました。
大通りに面していて病院が近くにあるので救急車は頻繁に通ります。
それ以外の道路の騒音は気になりません。
バスルーム以外に鏡がないので、メイクをする際不便さを感じています。
部屋のコンセントは複数の形状がありますが、バスルームのコンセントはSEタイプですので、持参した電化製品を使う際は変換プラグが必要です。
ジムは最上階の21階
最上階にはジムがあります。
このようにとても見晴らしがよく、サイドの棚にはタオルとボトルウォーターが用意されています。
周辺施設・お店:コスパ最強カフェとEマート
COMPOSE COFFEE
ホテルを出て目の前の大きな道路を渡ると韓国に多くの店舗を構えるイエローを基調とした外壁のCOMPOSE COFFEEがあります。
韓国にはおしゃれなカフェが乱立している中、急速に店舗拡大をしているこのカフェは2022年には韓国国内で700店舗を突破し、現在至る所で見かけます。
コーヒーをはじめスムージーやエイドなどドリンクのメニューが豊富です。
COMPOSE COFFEEの最大の特徴は美味しいのにとっても低価格!!
テイクアウトコーヒーは1,500w(約170円)、350㏄はありそうな量です。
イートインだとプラス1,000w加算されますがテイクアウトのお客さんが多いため、店内は空いていることが多くゆったりと過ごせます。
スムージーやエイド、シェイク類は大体4,000w。
スイーツの種類はあまり多くありませんが、とにかく量が多く美味しくて低価格。気軽に立ち寄るにはおすすめのコーヒーショップです。
Eマート
韓国3大マートの1つであるEマートがホテルから徒歩圏内にあります。主要な駅にあるスーパーは観光客でごった返していることが多いのですが、Eマート九老デジタル団地店はほぼ地元客です。
1つ買ったら1つおまけという1+1 の商品や、夕方になると値引き商品も多いので
ホテルでのんびりしたい時の食事やお土産などに便利なスーパーです。
九老は明洞などから離れていますが、地下鉄2号線で弘大や江南に乗り換えなしで行けます。また高尺スカイドームに近いのでライブに参戦される方にも便利なエリアです。
ロッテホテル、シェラトン、ラマダなどのセカンドラインのホテル料金がソウル中心地より安めに設定されています。日本人をはじめ観光客が比較的少ないローカルな街に滞在したい方の参考になれば嬉しいです。