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【2023年】ホーチミンのオーダーメイド体験:最高の1着を目指すオーダーの仕方と注意点

ホーチミンのオーダーメイドの洋服 ベトナム旅行・観光

皆さん、ベトナムホーチミンでの旅の楽しみは何ですか?
観光やマッサージに市場での買い物、雑貨探しやローカルレストラン。
旅の楽しみが目白押しの中で、是非最初に行ってほしいのがオーダーメイドのお店です。
最短で翌日に完成するお店や、日本語が通じるお店、常夏のホーチミンでもカシミアで冬物コートが作れるお店などオーダーメイドショップがたくさんあります。

そういえば日本のファストファッションもタグを確認するとメイドインベトナムが多いですよね。
つまりベトナムは裁縫が得意な国!!との認識で間違っていないと筆者は思っています。

というわけでホーチミンでの過去2回のオーダー経験を元に、今回もオーダーメイドの服を作ってもらいました。

伺ったお店:ドンコイ通り近くの「Mangrove マングローブ」

ホーチミンのオーダーメイド店Mangrove(マングローブ)

筆者が伺ったマングローブはドンコイ通りの近くにあり、観光や買い物に便利な1区にあります。
3泊5日の旅程だったので、翌日仕上げにこだわらず、2日後の完成を目指してホーチミン初日の午後に伺いました。
16時以降なら日本語が話せるスタッフがいるよ、とのことで再度伺いました。

一般的にオーダーメイドのお店は予約がしにくいので、一旦お店に出向き日本語や英語の話せるスタッフがいるか、店頭に展示してあるサンプルを見て自分のテイストにあっているかを確認してからオーダーすると良いと思います。
お店によってアオザイ推しやシルク製品が得意など特色があります。

オーダーのコツ・料金

筆者は自前のスカートのリメイク、それにネットで気になったワンピースの画像を2枚持って行きました。
また、オーダーメイドの多くのお店には既に作った洋服のサンプルも展示されています。これらは人気のデザインだったり誰かがオーダーしたものの引き取りに来なかった服だそうです。

オーダーのコツとして、これらの服は既に作成したことがある分、次の依頼に対しても完成度が高くなるので、もし気に入ったデザインがあったら自分のサイズで注文するのもオススメです。

■オーダーメイドの料金表

オーダーメイド品料金
スカート25ドル
ワンピース35ドル
ジャケット35ドル
コート45ドル
※上記の価格は生地代込みです。
ホーチミンのオーダーメイド洋服

サンプルを購入することもできます。価格は同じですが、時間に余裕のない人はショッピングに行くつもりで掘り出し物を見つけるのもいいですね。

生地はどこで調達するの?

マングローブさんにはスタッフが厳選した生地が豊富に用意されていました。

筆者がリクエストしたワンピースの画像をお見せすると、ラクに着られる生地はこれ、フォーマルに着たいならこちら、と次々と生地を出してくれました。
生地によって重たかったり洗濯などで扱いにくかったり、軽いけど秋冬用ではない、日本で着るには個性的すぎる柄かなぁ…と筆者のさまざまな反応に対して納得するまで生地を提案してもらいました。
それだけ生地が豊富に取り揃えてあるのもマングローブさんの特徴です。

店頭に並ぶ生地のほかに、扉の奥の収納庫にも入れてもらいました。

コットンやウール、麻やレースなど多種多様な生地が所狭しと並んでいます。
たくさんの生地に触れることで、当初イメージしていたのと全然違うものでオーダーすることになりました。
このプロセスも楽しかったです。尚、どの生地を選んでも価格は同じです。

また、オーダーメイドのお店は生地を持ち込んで裁縫を依頼することも可能です。
「タンディン市場」などの生地市場で買うことができます。価格は交渉制のようです。

マングローブさんでは生地代込みのオーダーだったので分かりませんが、お店によっては完成品の値段が変わらなかったり、または5ドルほど安かったりするそうです。
お店が買い付けた生地はそのお店が自信を持って裁縫できるという意味ですので、
限られた滞在期間を有効に使うためにもお店の生地で作ってオーダーしたほうがラクかなと思います。

ファスナーは日本製の持参がおすすめ!

デザインやカラーが既に決まっている人は、日本からファスナーやボタンを持参することをおすすめします。
筆者はこれまでホーチミンや上海で数々の服をオーダーしましたが、着れなくなる最大の原因は、体型が崩れるより先にファスナーが壊れるからです。
ファスナーはそうです、やっぱりYKK。YKKに慣れすぎているからか外国製のファスナーは、いえ英語でいうジッパーですかね、どこか堅くてなめらかに動かないということに気づいていない人が多いかと思います。(個人の感想です)

採寸をして仮縫い・制作へ

肩幅や腕の長さなど何か所か採寸を受けながら、希望の袖の長さやスカート丈などもこの時に聞かれます。
袖丈やスカート丈、首元の開き具合などは服の印象を左右するのでしっかりと伝えましょう。
筆者はこの時にやり取りがうまくなかったのか、完成品が期待と違うものになってしてしまいました。

自前のスカートのリメイクを1着、お店のサンプルからスカートのリメイク2着、ワンピース2着の計5着をオーダーしました。
翌日の同じ時間に仮縫いのためにお店に来ることを提案されましたが、どうしても都合がつかず断ってしまいました。このことが後の失敗につながりますが、リカバリ―については後ほど!!

生地とデザインが決まったら店員さんがどこかに電話をします。
するとすぐ別のスタッフが登場しました。
さっそく筆者の生地を持って裁縫所に向かうとのことです。完成は2日後です。

2日後、完成品を引き取りに!しかし・・

筆者の来訪時間に合わせ、オーダーした5着が試着コーナーに吊るされ準備してくれていました。
1着づつ試着してみると…、どこか違う。少し大きかったり、きつかったり。
言いにくいけど正直に伝えました。
するとスタッフさんが帰国までに時間があればすぐ直します、と言ってくれました。
やはり仮縫いに出向いたら良かったかなと反省しています。

イメージ通りの完成品をゲット!

翌日の正午過ぎに再びお店に行くと、遂にイメージ通りの服たちが仕上がっていました!
昨日の大きかったスカートのウエストはジャストサイズになり、丈も短くなっています。
ワンピースも少しだけ腰の部分を詰めてもらい、ほんの少しの調整で期待通りの印象になりました。
完成前の仮縫いの段階でこのようなやり取りをしていたら、お店の方にも負担にならなかったと思います。
それでも迅速かつ親切に対応してもらえて嬉しかったです。

ホーチミン・オーダーメイドの完成品スカート

スカート3着×25ドル、ワンピース2着×35ドルの合計145ドルをベトナムドン換算でカードで支払いました。
マングローブさんは商品と引き換えに決済をするのが良心的だと思います。

最後に改めてオーダメイドのコツまとめ

  1. 自前の服をリメイクする
  2. お店のサンプルから自分のサイズにカスタムメイドしてもらう
  3. 採寸の際、希望の袖丈やスカート丈などしっかり伝える
  4. 仮縫いを提案されたら必ず行く
  5. ファスナーやボタンは持参する
  6. 完成後でも微調整をお願いしてみる

オーダーメイドの服は自分の為だけの1着になります。
筆者は母親が洋・和裁の先生をしていたので、子どもの頃からオーダーメイドの服を着て育ちました。
子どもの頃は既製品に憧れていたので、母の手作りがどれほど贅沢で愛情がこもっているか分かりませんでした。
今は自分の思い描くイメージを筆者の為に縫ってくれた服が最高の服だと思っています。
ベトナムはお手頃価格で自分に合った服を短期間で仕上げてくれます。
もしベトナムに行く機会があれば、ぜひ最高の1着をオーダーメイドしてみてください。


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