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オランダのクリスマスと新年・年末年始の過ごし方ってどんな感じ?

オランダのクリスマスと新年・年末年始の過ごし方 オランダの旅行・観光

みなさんオランダでのクリスマスシーズンはどのようなものかご存じですか?
クリスマスシーズンは街並みがライトや大きなクリスマスツリーの装飾で彩られ、華やかな雰囲気が広がります。家族や友人との素敵な時間を過ごすための準備が整い、街はクリスマスの魔法に包まれます。今回はオランダの伝統的なクリスマスの過ごし方や魅力的なイベント、そして年末年始に関してご紹介していきます。

クリスマスの過ごし方

特にヨーロッパではクリスマスが特別なイベントとして扱われていますが、オランダもクリスマスは家族と過ごす大切な時間として毎年祝われています。

その中でもオランダではクリスマスは2日に渡って行われています。12月25日と12月26日に渡ってオランダ人は家族とのクリスマスディナーやプレゼント交換を楽しみます。
日本では24日のクリスマスイブと25日のクリスマスが大切な日とされていますが、オランダでは24日にクリスマスイブを祝うことはあまりないそうです。

オランダのクリスマスの祝い方としては家族や親戚が家に集まり、クリスマスディナーやプレゼント交換を楽しみます。実際にクリスマスイベントに参加しましたが、オランダのクリスマスの食事はgourmetと呼ばれるもので鉄板で肉や魚などを自分で調理してパンと共に頂くのが有名だそうです。みんなが調理に参加して同じ空間、雰囲気を味わうことができるのでとても楽しい時間を過ごすことができます。

また、オランダにはオランダ版のサンタクロースとしてSinterklass (シンタークラース)がおり、12月5日の夜にプレゼントを配るという伝統的な役割をするキャラクターとなっています。11月の半ばになると街やお店の前に現れて、子どもたちにお菓子などを配っているのを見ることがあります。

クリスマスの休暇(仕事や店の休み期間)はいつか

オランダの定番であるAlbert Heijnと呼ばれるスーパーマーケットや食料品店はクリスマスの時期でも営業しているため買い物に行けなくなるということはありません。しかしクリスマスシーズンということで開閉時間が普段とは異なる場合があります。

学校など一部の期間では休暇の時期となりますが、一部の業種などはクリスマスに関係なく仕事があるところもあります。

Rijksmuseum(国立美術館)、Van Gogh Museum(ファン・ゴッホ美術館)、Amsterdam Museum(アムステルダム博物館)などの有名な美術館などはクリスマスシーズンでも開催されています。国立美術館やファン・ゴッホ美術館は24日〜26日であっても午前9時から午後5時まで開催されています。また、アムステルダム博物館も午前10時から午後5時まで開催されています。

詳しい情報は公式のサイトで確認する必要があります。

しかし、一部のレストラン、ホテル、バーなどは閉まっていることがあります。

クリスマスマーケット

オランダにはクリスマスマーケットがいくつかあります。
その中でも私が訪れた場所を紹介していきます。

Amsterdam(アムステルダム)のMuseumplein(ミュージアム広場)の辺りで開かれるChristmas Village(クリスマスビレッジ)とDeventer(デイベンター)にあるDickens(ディキンズ)です。

Christmas Village(クリスマスビレッジ)

Christmas Village(クリスマスビレッジ)とはアムステルダムで有名な美術館の広場の辺りで行われるクリスマスマーケットで多くの屋台と共に開催されます。ホットドッグやホットチョコレートなどさまざまな食べ物を楽しむことができます。毎年アムステルダムのクリスマスマーケットではアイススケートリンク場があり、人々に愛されるイベントになっていたのですが、2023年度はそれがない状態で開催されました。2024年は最新の情報を見てから確認する必要があります。

Dickens(ディキンズ)

もう一つの有名なクリスマスマーケットとしてデイベンターというアムステルダムから2時間ほど電車で離れた場所にあるDickens(ディキンズ)というクリスマスマーケットがあります。
ディキンズは少しみなさんが想像するクリスマスマーケットとは異なるものとなっています。ディキンズという歴史的な作品をテーマにしたものでその作品のキャラクターをイメージした人々のパフォーマンスを楽しみながら、食べ物や飲み物などを味わうことができます。まるでおとぎ話の中に入ったような気分になることができ、中に入ると外とはまるで違う体験を味わうことができます。毎年世界各国から人々が訪れるほど人気で、2023年は3時間ほど並んで中に入ることができるほど混雑していました。もし興味がある人は3〜4時間ほど余裕を持って行くことをお勧めします。

⚠︎この2つのクリスマスマーケットには予約のチケットなどの入場料は必要なかったですが、場所によって入場料としてお金がかかったりするので事前に調べておく必要があります。

街中のクリスマスツリー

アムステルダムにはクリスマスシーズンになるとたくさんの木々にライトアップが施されており、街の真ん中には大きなクリスマスツリーが飾られています。

先ほど紹介したデイベンターにはクリスマスツリーだけでなく、教会の前にトナカイとソリをイメージしたものもありました。都市によって異なる種類のクリスマスマーケットが行われるので異なるツリーや飾りを見ることができます。

また、町中の人々が家をライトで飾ったりしているのでクリスマスシーズンは町中が光で輝いておりとても美しいです。

クリスマスフードやデザートの食べ物

オランダのクリスマスフード・食べ物

オランダのクリスマスの伝統的なお菓子として一番有名なものはOliebollen (オリボーレン)という揚げドーナツです。中にレーズンなどが入ったものもあり粉砂糖を振りかけて食べるのが一般的です。冬の時期になるとオリボーレンのフードトラックを街の至るところで見かけます。また、クリスマスシーズンになると大きな袋に入ったものをスーパーでも購入することもできます。モチモチの生地でとても美味しいのでオランダに来た際には食べてみたいスイーツです。

それだけでなく、スーパーの品揃えもクリスマスにかけて豪華になります。チキンやビーフやサーモンなどがお店に並べられます。スイーツのコーナーにもクリスマスでしか購入することのできない可愛い形のしたアイスケーキなどを購入できます。
クリスマス限定の食品は普段とは異なるため珍しい品揃えを見ることができとてもワクワクします。

年末年始の過ごし方

日本では年末年始は神社に行ったり、おせちを食べたりと1年の中でも大きなイベントになりますが、オランダではクリスマスが大きなイベントであるため年末年始はあまり特別なことをしません。
特別なディナーもなければ、年越しパーティーなどもありません。そのため、日本人からするとクリスマスが終わったらもうこれで終わり!?とびっくりすることがあるかもしれません。
クリスマスが終わったら家でゆっくり過ごしたり、仕事や学校が始まるまでの時間をただ過ごすのが一般的です。

新年の打ち上げ花火

日本ではあまり馴染みがないですが、ヨーロッパでは新年を迎える時に花火を打ち上げるのが習慣としてあります。オランダでも新年にかけて段々と花火の打ち上げ音が聞こえてきます。
そして、12月31日の0時には町中で花火が一斉に打ち上げられます。
通常は花火の打ち上げは自治体や地域の公共機関によって行われますが、実際はほとんどはオランダの住民によって打ち上げられているんです!
みんなが一斉に花火を打ち上げることによってたくさんの綺麗な花火をみることができます。


いかがでしたか?オランダではクリスマスマーケットで人々が賑わう中、クリスマスの日には家で家族や親戚と大切な時間を過ごす機会であることがわかりました。オランダのクリスマスは日本とは違った楽しみ方ができるので一度は体験してみたいものですね。