近年海外旅行中の通信手段として、eSIMを利用する方が急増中です。
そんな中、新たなグローバルeSIMサービスも次々と登場しています。今回は、セキュリティの強さに定評があり、注目されているSailyの使い方を解説します。
購入方法からインストール、設定まで解説しますので、これから海外旅行を控えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
Sailyとは?

Sailyは、「NordVPN」で世界的に有名なセキュリティ企業「Nord Security」が開発しているeSIMサービスです。サイバーセキュリティ専門企業の技術が活かされ、セキュリティ機能が充実しているのが特徴です。
VPNの技術を活かした代表的な機能として、仮想位置情報の変更があります。自分で簡単に変更でき、プライバシーを保護する機能です。
さらに、マルウェアサイト、フィッシングサイトはもちろん、ウェブの閲覧を妨げるわずらわしい広告もブロックします。悪意ある第三者からのサイバー脅威に備える機能が豊富なのはSailyの強みです。
Sailyによると、韓国や中国を初めとする200ヶ国以上に対応するeSIMであり、データプランが豊富なので、海外旅行以外にも出張や留学と、幅広いニーズを満たします。高い機能性を持ちながらも、専用のアプリですべて完結する、使いやすさが人気です。
Sailyを海外旅行で使う方法

ここからは、Sailyの購入からeSIMのインストール・アクティベートの方法を、以下の流れに沿って解説します。
- eSIMに対応しているか事前チェック
- Sailyの公式サイトからeSIMを購入する
- eSIMをインストール
- 購入したeSIMをアクティベート
- 海外旅行先でeSIMを使える設定をする
Sailyを海外旅行で使う方法をひとつずつ見ていきましょう。
ステップ1:eSIMに対応しているか事前チェック
まずは、Sailyを使用する前提条件として、自分のスマホがeSIMに対応しているかを確認します。チェックポイントは、下記のとおりです。
- SIMフリーであるか
- eSIM対応機種であるか
SIMフリーであることがeSIMを使う上で必須条件です。近年発売されているスマホはほとんどeSIMに対応していますが、初めてeSIMを使う場合には、念のため確認しましょう。
ステップ2:Sailyの公式サイトからeSIMを購入する
事前チェックが済んだら、Sailyの公式サイトにアクセスし、eSIMを購入します。
まずは行き先とデータプランを選びましょう。※今回は、カナダで使えるeSIMを購入しました。

複数の国や地域を訪れる予定なら、「地域」から「アジア」「ヨーロッパ」などをチェックしてみましょう。国境を超えて使える周遊プランが見つかります。
各国それぞれにいくつかのデータプランが用意されているので、自分の予定や使い方に合わせてデータ容量を選んでみてください。SailyのeSIMは、購入後1ヶ月以内にアクティベートしなければならないので、購入時期には注意が必要です。
行き先とデータプランを選んだら、会員登録と支払いです。

目的地、データプランの選択後にチェックアウトに進むと、GoogleまたはAppleのアカウントでサインアップし、会員登録をします。その後、支払い方法の選択画面に遷移するので、クレジットカード、デビットカード、PayPal、Google Pay、Apple Payから選び、決済すれば購入完了です。
ステップ3:eSIMをインストール
eSIMを購入したら、次はインストールです。Sailyはアプリですべて完結するので、まずはアプリをインストールします。アプリは、決済完了の画面からインストール可能です。

次にアプリでログインすると、購入済みプランのeSIM情報が出てくるので、画面中央にある「eSIMをインストール」をタップします。
購入後のアプリでの設定は、何をすればいいか順番に表示されるので、初心者でも迷うことなく設定できます。
ステップ4:購入したeSIMをアクティベート
eSIMの情報がスマホに追加されたら、そのままアプリの指示に従い、eSIMをアクティベート(有効化)します。
アクティベートの設定は、安定したインターネット環境がある場所で行いましょう。アクティベートした時点でeSIMのプランの有効期限がスタートするので、アクティベートのタイミングは出発前日か当日がよいです。
また、アクティベートは現地でもできますが、日本国内で済ませておくと到着後スムーズに使えるでしょう。

アクティベートが完了すれば、eSIMが使える状態になります。デフォルト回線の選択画面が表示された場合には、主回線(普段日本で使用している回線)を選択しましょう。ほかにも設定が求められるかもしれませんが、すべて後から変更可能です。
スマホに追加されたeSIMは、iPhoneなら「設定」→「モバイル通信」のeSIM画面で確認できます。複数のeSIMを追加している場合は、カスタム名称でわかりやすい名前をつけておくと便利です。
さらに、正常にインストールされているか心配な方は、アプリを開けば確認できます。
ステップ5:海外旅行先でeSIMを使える設定をする
eSIMをアクティベートしたら、実際に使うための設定をします。iPhoneの場合は、まず「設定」→「モバイルデータ通信」を開き、SailyのeSIMを選択後、設定を行いましょう。
「データローミング」をONにすれば、SailyのeSIMが接続されている状態になります。これで現地でインターネットをストレスなく使用できます。
以上でSailyのeSIMを海外旅行で使う手順は完了です。
SailyのeSIMで快適なインターネット環境を手に入れ、海外旅行を今まで以上に楽しんでください。