ベトナムのホイアンは、日本でも最近話題の旅行スポットです。ホイアンに旅行する際はダナン空港を利用します。
実はダナンとホイアンは車で30分ほどの距離しかありません。上手に計画すると、ホイアンとダナンの両方を楽しめます。
今回は、旅行のモデルコース・プラン例、ダナンとベトナム間の移動方法、ダナン・ホイアン両方の見どころについて解説します。
ダナンとホイアンの2つへ行くなら4泊5日がおすすめ!

ダナンとホイアンの2つの街を観光するのであれば、4泊5日が理想です。
その際は、ホイアンとダナンに2泊ずつ宿泊できますが、旅の目的によって異なります。
- 例えば、ホイアンでオーダーメイドの服や靴を作るのが目的の場合、空港から直接ホイアンに行った方が良いでしょう。
- また、ダナンでビーチリゾートを満喫したいのであれば、ホイアンの滞在を1泊もしくは日帰りにして、ダナンでの滞在を長く計画できます。
- そして、とにかく「観光名所を巡りたい」という方はダナンを拠点にするのがおすすめです。
ホイアンをメインで回る場合は2〜3日のプランで

ホイアンとダナンの旅行のうち、ホイアンをメインに周りたい場合は、ホイアンで先に2〜3泊滞在するのがおすすめです(私たちはホイアンに2泊しました)。
例えば次のような予定を立てられます。
- 1日目
ホイアンに到着。街巡りをしたりオーダーメイドするお店の目星をつけたりする(できればこの時にオーダーを済ませる)
- 2日目
ホイアンの街巡り。カフェでゆったり休んだり、街歩きをしたり、ホテルでゆったりして時間を過ごす。夜はリバークルーズでディナー。
- 3日目
オーダーメイドしたものを受け取り、ダナンへ移動。ダナンのビーチ沿いを散策する
- 4日目
ダナン観光またはビーチでゆったり過ごす
- 5日目
帰国
ホイアンは、小さな街なので、2日もあれば十分に回れます。
ただ、リバークルーズや、オーダーメイドなど時間制限がある中で色々と詰め込みたい場合は、少し多めに日程を組んだ方が安心でしょう。
ベトナムでオーダーメイドした際に実際に何度か起こったことですが、約束した日時に商品が出来上がっていないことが珍しくないからです。
お店に行ってもまだ品物ができてなくて「明日来て!」と言われたり、オーダーしたものと違うものが出来上がったりすることも。
先にホイアンに滞在して、ショップにオーダーしておけば、万が一納品が間に合わなかった場合でも「ダナンのホテルに持ってきてもらう」などの、余裕を持った対応が可能です。
観光名所を中心に回る場合はダナンに宿泊するのがベスト

「とにかく有名な観光名所を巡りたい」という方は前泊ダナンに宿泊すると便利です。ダナンは比較的コンパクトな都市ですが、ホイアンはもちろん、フエなどの人気観光スポットの中心地です。
それでダナンに宿泊地を構え拠点地とするなら、世界遺産や観光名所などを巡るプランを立てやすくなります。
例えばホイアンは、車で30分ほどの距離ですし、古代の宮殿があるフエもダナンから日帰りが可能です。例えば次のような予定を立てられます。
- 1日目
ダナンのビーチ沿いなどを散策
- 2日目
ダナンの観光地巡り
- 3日目
ホイアンへ日帰り
- 4日目
フエへ日帰り
- 5日目
帰国
少し弾丸ツアーですが、ダナンとホイアンはもちろん、もう1つの世界遺産があるフエも一緒に満喫できます。
ダナンのホテルに関する記事は、下記を参考にしてください。
ビーチでのんびりしたい場合はダナンに長めに滞在しよう
「ダナンのビーチでとにかくのんびりしたい」「あまり詰め込み過ぎた旅行の計画を立てたくない」という方は、ホイアンとダナンの2つに絞って滞在できます。
例えば、次のプランを立てられます。
- 1日目
ダナンのホテルへ到着。ビーチ沿いを散策。
- 2日目
ダナンのビーチでゆったりと過ごす。近くの雑貨ショップやグルメショップ、クラフトビールのお店などで時間を過ごす。
- 3日目
午前中はダナンのビーチでのんびりと過ごし、午後からゆっくりとホイアンへ移動。
- 4日目
ホイアンでマッサージやカフェ、お土産散策などを楽しむ。夜はディナークルーズ。
- 5日目
ホイアンから空港へ向かい帰国
これはあくまでも1つの提案です。
欧米人たちがよくしているように、ホテルやビーチでゆっくりとする時間を大切にしたい場合は、ダナンの宿泊数を増やしホイアンを1泊2日にもできます。
何がしたいのか考えながら、自分のペースに合わせたプランを決めるのがおすすめです。
ちなみに私は今回、ホイアンでオーダーメイドをしたかったので、ホイアンに先に行き2泊滞在することを優先しました。
3泊4日でもダナン・ホイアンを楽しめる?

忙しい毎日の中「4泊5日も休みを取るのは難しい」という方も少なくありません。少し弾丸ツアーになったり、何かを削ったりする必要がありますが、3泊4日でもダナン&ホイアンの旅行プランを立てられます。その場合の理想ツアーは次のとおりです。
- 1日目
ホイアンへ到着。街歩きなどを楽しみ、夜はディナークルーズ。
- 2日目
ホイアン観光の続き。カフェやお土産散策をする。午後からダナンへ向かう。
- 3日目
ダナンへ到着。ビーチを散策したり、マッサージをしたりする。
- 4日目
帰国
もしくは前泊ダナンに宿泊する場合、ホイアン観光とダナン観光が可能です。
- 1日目
ダナンのホテルへ到着。ベトナム料理やマッサージなどを満喫する。
- 2日目
ダナンの観光地巡り
- 3日目
ホイアンへ日帰り
- 4日目
帰国
ダナンとホイアンのうち、どちらの街を優先したいのか、また、旅の目的はゆったりすることなのか観光スポットを巡ることなのかなどによってプランの立て方が異なります。
ダナンとホイアンの移動手段
ダナンとホイアンの移動手段はいくつかありますが、旅行客が利用する場合は、特に下記の2つが主流です。その中でも、grabタクシーが便利です。
おすすめはgrabタクシーを使うこと

観光客にとって安心して使える移動手段はgrabアプリを利用することです。grabは、シンガポールの会社で、東南アジアでは主流のアプリです。タクシーやバイクを呼んだり、フードデリバリーを利用したりでき、地元の人にも使われています。
目的を入力すると、マッチングした車が迎えに来て、現地まで送迎してくれます。クレジットカードでの支払も可能です。
現地の言葉が通じなくても、目的地まで安全に到着できますし、自分の予定に合わせてタクシーを呼べるので移動の際に便利です。
Grabアプリのインストールページ: iPhone App Store | Android Google Play
grabについての情報は、下記の記事も参考にしてください。
シャトルバスを使う方法もある
滞在したホテルによっては、シャトルバスを出していることもあります。場合によっては無料で移動できる可能性も。
シャトルバスのタイムスケジュールや、1日に出る本数、目的地などが限られることもありますので、ホテルのスタッフに確認しましょう。
ダナンでおすすめの楽しみ方

ダナンの魅力は、次のとおりです。
- とにかく空港から近い!
- 他の観光スポットへのアクセスが良い
- バイクや車が少ない
- ビーチがある
- 良い条件のホテルが多く安い!
- おしゃれなカフェやレストランも多い
なんと、ダナン空港から人気の観光名所やホテルがまとまっているエリアまで車で5分ほどの立地条件です。
また比較的コンパクトなエリアに、ビーチやおしゃれなカフェ、レストランなどがまとまっているため、自転車や徒歩で観光を楽しめます。
そして、ビーチが近いので、ゆったりすることも可能です。
そんなダナンでのおすすめの楽しみ方を、まとめました。
ビーチでゆったりとくつろぐ
ダナンのビーチ沿いは、Barやレストラン、ベンチなどが並び、散歩道も整備されています。ビーチでゆったりとくつろぐのを好む欧米人たちに人気のエリアのようで、欧米人たちを見かける率が高いように感じました。
それぞれ、ビーチでくつろいだり、ビールを飲んだり、ダンスをしたりと楽しんでいます。
グルメを堪能する

ダナンではもちろん、美味しいベトナム料理を満喫できます。
特に海沿いの街とのことで、シーフードが新鮮で美味しいと有名です。また、最近は、韓国人に人気上昇中の街であることに伴い、韓国料理もあちこちで見かけます。
韓国人の友達に言わせると「本場の韓国よりも安くてボリューム満タン、しかも美味しい」とのことです。
そして、ピザやハンバーガーといったボリューム満タンのウエスタンフードも充実しています。
クラフトビールのお店もあるので、昼間っからビールを堪能するのも良いですね。
(シーフードレストランでは、外国人観光客目当てで、ぼったくり料金のお店もあります。しっかりリサーチするなど、気をつけて利用してください。)
マッサージに行く

ベトナムでは比較的安い値段で、マッサージを受けられるため、気軽に利用できます。
ダナンでも多くのショップがあり、サービスも充実しているので、マッサージで日頃の疲れをとるのもおすすめです。
私たちはHerbal Spaに行きました。雑貨店で買い物をしている時にスタッフの方と仲良くなり紹介してもらったお店です。
お茶やスイーツなどのサービスもあり、マッサージ自体もリラックスできる部屋で丁寧に施術してもらえて満足でした。
観光名所を巡る
ホイアン、フエに日帰りする以外にも、ダナンでの観光を楽しめます。
例えば「ダーナヒルズ」は車で40〜50分ほどで行ける有名な観光スポットです。中世ヨーロッパをイメージしたテーマパークで、特に天空を歩いているような感覚になる「ゴールデンブリッジ」が有名で、インスタ映えの写真を撮れます。
中世のヨーロッパと、ベトナム文化が融合した面白いテーマパークです。
また、「ハン市場」「コン市場」はローカルの雰囲気を楽しめる、観光客に人気の観光スポットです。
ホイアンのおすすめの楽しみ方

ホイアンは、街全体が世界遺産になっている街です。小さな街ですが、昔ながらの建物とランタンがとてもきれいで、歩いているだけでワクワクします。
私は個人的にホイアンが大好きで、10年以上前に一度訪れて以来、リピートしたいと思い続けてきました。今回願いが叶い、ホイアンに再度訪れたときは、嬉しかったです。
ホイアンで有名なのは灯篭流しですが、私が個人的に考えるおすすめの楽しみ方を紹介します。
街歩き

ホイアンはとにかく街が可愛らしいので、散歩するだけでも十分に楽しめる場所です。
ホイアンの観光スポット周辺の建物は、昔に建てられたものを修繕し、今はレストランやカフェ、お土産のショップなどになっています。建物のデザインや、色合いが可愛く、床のちょっとしたタイルのデザインなどもレトロ感が溢れています。
建物マニアの人にもおすすめの場所です。
また、お土産ショップでは、ベトナムにお馴染みの刺繍ポーチやカゴバッグ、陶器などが中心に並んでいます。お店では、ちょっとした掘り出し物が見つかることも。
日本に帰国しても使えそうなものが多いので、お気に入りのものを見つけるのにぴったりです。
オーダーメイドをする

ホイアンは、オーダーメイドとしても有名な街です。洋服やスーツのオーダー店が軒を連ねています。洋服のオーダーであれば、ホーチミンなど他の街でも可能ですが、ホイアンのオーダーメイドで特に有名なのは、レザー商品のオーダーメイドです。
レザーバッグや、靴、サンダルなどをオーダーすることが可能です。
オーダーメイド店には、いろいろな種類のバッグや靴などが並んでいるので、その中から自分の気に入ったデザインを選び、革の種類を決めてオーダーします。
ショップによっては、自分で持ち込んだお気に入りのカバンをコピーしてもらうことも。レザー好きの人にはたまらない場所です。
まとめ

円安で海外旅行が厳しくなった今でもベトナムのホイアンとダナンは、日本人にとって強い味方です。比較的リーズナブルな値段で、良いホテルに泊まれたり、美味しい料理を満喫したりできます。
コンパクトにまとまり観光地巡りに便利なダナンと、街全体が世界遺産になっている美しいホイアンの両方ともとても魅力的な場所です。
どんな旅行がしたいのかによって、おすすめの宿泊先やプランの立て方が変わってきます。
滞在時間を思いっきり満喫できるように、しっかりと計画して、旅行を楽しんでください。