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ソウル西南部の永登浦は買い物やグルメ天国!ソウルで一番安い買い物ができるかも?

ソウル・永登浦伝統市場の定食 韓国の旅行・観光

ソウル市内の西南部・永登浦(ヨンドゥンポ)は地下ショッピングセンターとロッテデパートと新世界百貨店とデパートが2軒あり、そのうえ永登浦伝統市場もあるのですべての人に向けた買い物やローカルな食事におすすめのエリアです。
限られた予算で最大限楽しむのがモットーの筆者ですが、永登浦の中でも特に地下ショッピングセンターを強くおすすめします!
というのも、永登浦地下ショッピングセンターは明洞や東大門、高速バスターミナル地下より断然お得に買い物ができるからです。
今回は冬物アイテムの価格などをご紹介します!!

永登浦地下街とは?

ソウル・永登浦地下街

地下鉄1号線の永登浦駅から地下商店街が直結で繋がっているのでアクセス良好!
永登浦伝統市場の最寄り駅・永登浦市場駅まで地下街を歩けば行けるので天候にも左右されません。

約1kmにわたる地下ショッピングセンターは、手前から「永登浦駅地下ショッピングセンター」、「永登浦ロータリー地下ショッピングセンター」をはじめ4つの地下街に分かれていますが、通称「永登浦地下街」の名で親しまれているそうです。

奥に行くほどターゲットの年齢層が高くなります。
通りの両側には、韓国ファッション関連のお店を中心に、安くてかわいいアイテムが盛りだくさん!
通路も広いので高速バスターミナルや江南地下街よりもゆっくり散策できます。
ショッピングモールや百貨店では見られないお得なアイテムや、激安セール品に出会えることでしょう。

最寄りの駅からの行き方・アクセス

ソウル・地下鉄1号線永登浦駅

最寄り駅は地下鉄1号線永登浦駅です。
6番出口の改札を出ると、右手にロッテデパートがあります。

こちらを通り過ぎ、短い階段を下ると地下街につながります。

ソウル・永登浦地下街

永登浦地下街の物価・価格帯

以前は多くの地下街でセーターやスカートなどマノン(10,000w=約1,100円)で洋服を買うことができました。今や激安ショッピングが楽しめると観光客に人気の高速バスターミナルや江南地下街は昨今の物価高により13,000w前後が主流となってしまいました。

しかし永登浦地下街は未だに10,000w、それ以下の価格の商品もあるのです。
特に冬物は韓国の寒さにも耐えうる厚手のジャケットなどが格安で、特にお得感があります。

(セーター、ベスト、ニットのロングスカートで30,000w)

筆者のおすすめは裏起毛のボトムス(6,000w)やセーター(10,000w)などです。
その他フリース素材のパジャマやガウン(10,000w)なども日本のものより暖かく手触りもいいですよ。
また、この地下街は他とは違いメンズ用のお店も多いのでカップルでも楽しめます。

新世界百貨店とタイムズスクエア

地下街の天井の表示を気にしながら進むと新世界百貨店の表示が見えてきます。
新世界百貨店とタイムズスクエアは繋がっているので行きたい人はここで左折します。

ソウルの新世界百貨店とタイムズスクエア

タイムズスクエアはデパートです。
B1にはEマートが入っているので何かと便利です。
夕方は値引きされる商品が多いので手前の新世界百貨店やロッテデパートの地下食品街などとともにお惣菜を買って帰るのもおすすめです。

永登浦伝統市場

永登浦伝統市場はアーケード型の市場なので雨の日も便利です。生鮮食品や日用品、食べ歩きによい市場グルメまで何でも揃っています。
地元特化型の市場で、日本語や英語はまず通じない店舗ばかりのようですが、
観光化されていない韓国の昔ながらのディープな市場の雰囲気が感じられることでしょう。

アクセス方法

永登浦地下街をひたすら奥まで進むと二手に分かれる場所に着くので右の道を進みます。
社交ダンス用のドレスを売るショップが軒を連ね、その先の階段を上がると永登浦伝統市場駅に到着します。

ソウル・永登浦伝統市場への行き方

(この先に社交ダンス用のドレスの店舗が続きます)

ローカルレストランはどんな感じ?

筆者はスンデクッパのお店に行きました。なぜならスンデクッパのお店が続いているエリアだったので名物なのかな、と思ったからです。
その中でもランチタイムから少し外れている時間帯にもかかわらず繁盛していたお店に入りました。
永登浦伝統市場駅8番出口、上記写真の入口(①入口)から入るとスンデのお店がたくさんあります。

※スンデとは?

韓国のスンデ

(ロッテデパートの地下食品売り場のスンデ、お塩をつけて食べます)

スンデとは、豚の腸の中にもち米や春雨などを詰めて蒸した韓国料理で「韓国式ソーセージ」とも呼ばれています。
一般的に屋台でトッポッキなどと一緒に注文できます。

スンデや豚の内臓を一緒に煮込んだスープ料理が「スンデグッ」です。
「スンデクッパ」とも呼ばれ、ほぼ同義語となります。
一緒に煮込まれる具材は店舗毎に異なりますが、ネギなどの野菜や茹で豚が基本で、臭みを押さえるニラを加えて食べるのが一般的です。スープを一口味わい味が薄ければ、備え付けの薬味やアミエビの塩辛、エゴマの粉などを少しずつ足しながら味を調整します。

こちらのお店ではスープ類は外に設置されたコンロの大きなお鍋で調理していました。
その豪快さを興味津々で眺めていたら、どうぞどうぞと笑顔でお店に案内してくれました。胃腸やお腹に不安のある筆者ですが、これだけグツグツに煮えたぎっているスープなら大丈夫だろうと思いました。

ソウル・永登浦伝統市場の定食

この日はソウルに住む日本人マダムのお友達と一緒でした。
スンデのスープ定食(15,000w)、友人は韓牛の頭部肉のスープ定食(10,000w)を注文しました。
日本語や英語のメニューはなく地元に向けて商売してます!というお店のようです。友人に翻訳してもらいながら、筆者も今後の為に翻訳アプリを使って注文できるか試してみたところ大丈夫そうでした!!
韓国は牛肉が高いので友人が注文した韓牛スープ定食はお得感満載だと言っていました。やはり市場での食事は量の割に値段もお手頃だと思います。

味については塩やアミの塩辛などで途中で味に変化をつけられるので最後まで美味しいです。正確には最後まで辿り着けないほどの量でした。
付け合わせのキムチなどはおかわりができます。

ちなみにこちらのお店は名刺もなく、「お店の名前を覚えて帰ってや~」と笑って送り出されました。商売っ気のない良いお店で市場の雰囲気を表したかのようです。

近代的なショッピングモールや高級デパートと在来市場が共存する永登浦。隣りの街・汝矣島で働く韓国人の友人に「いま永登浦にいる」と言ったとき、何で?と不思議がられるくらい観光客が少ない街です。ローカル感やのんびりとお買い得ショッピングを楽しみたい方には是非ともおすすめしたい場所です。