シンチャオ!ホーチミン最大級の巨大市場であるベンタイン市場は旅行者が1度は立ち寄る有名な市場ですよね。ホーチミンの中心部1区に位置しているランドマーク的な存在です。筆者が2023年11月に滞在したベンタイン市場近くのホテルの詳細と料金、近くにあるレストランなどをご紹介します。
ホテルの探し方・条件
筆者が東南アジアのホテルに求めることは、
- バスタブ
- 窓のある部屋
- 朝食付き
- 空港からのアクセスが簡単
- 一泊6,000円程度
- アゴダのレビューが8以上
という条件で検索しています。
加えて今回のホーチミン旅行ではなるべく徒歩で移動できるところに決めました。
その理由はホーチミンは未だ交通手段が発達していないからです。
2024年の開通を目指して地下鉄を建設中ですが、今のところ旅行者がホーチミンを訪れる際はタクシーやバイクタクシーが主な移動手段です。
配車アプリのGrabを使うにしても筆者にとってはどこか面倒なのでなるべく自分の足で移動です。
滞在中にしたいことは
- ローカルフード(バインミー、バインセオ、フォー、マンゴースティッキーライス)を食べること。
- オーダーメイド服を作ってもらうこと。
- ベトナムの美容クリニックに行くこと。
- 格安マッサージを受けること。
上記を徒歩で、というのは少々厳しい条件ですが、そんな中で筆者が探したホーチミン1区のホテルについてご紹介します!!
泊まったのはニャット ハ2ホテル (Nhat Ha 2 Hotel)
アゴダのクチコミが良かったのと、ベンタイン市場から近いのが決め手でした。
3泊朝食付きで約20,000円でした。
G階から10階までのこじんまりとしたホテルです。
ニャット ハ1ホテルや、ニャット ハ ロぺラホテル(旧ニャット ハ3)も存在するので、ベトナムで展開するホテルチェーンのようです。
チェックインは14時からでチェックアウトは12時です。
ベトナム人スタッフとは英語でのやり取りのみとなります。
ホテルの場所・空港からの行き方
到着口を出たらオレンジ色のベンチを見ながら右手に進みます。
道を渡るとチケットボックスがあります。そこでベンタイン市場方面か聞きましょう。
109番か152番のバスが空港と市内の主要スポットをつなぐ路線です。
筆者はホテルの住所を表示してGoogle Mapからバス停をスクショしてスタッフに見てもらいました。
このスタッフの方が運転手さんに、降りるバス停に近づいたら知らせるように伝えてくれていたようです。
152番のバスの運賃は50,000ドン、日本円で約30円です。大きな荷物を持っている人にはバゲージ代として50,000ドンが追加されますが合計約60円で市内まで行くことができます!!109番のバスは約100円。乗車時間は約30分です。
バスの発車時刻はよくわかりませんでしたが、乗車して車内でひとり20分ほど待機した後ヨーロッパ系の旅行者3人が乗り込みました。その後すぐ発車。
混雑状況にも因りますが30分ほどで到着。最寄りのバス停から約6分でホテルに着きました。
ホテルの部屋と水回り・アメニティ類
部屋に入ったときはカーテンが閉まっていましたが、ちゃんと窓がありました。
ホーチミンの価格の安いホテルや部屋の場合は窓のない部屋が多いようです。
窓からの景色は1区のビジネス街の高層ビルが見えました。
アメニティ類は揃っています。このグレーのスリッパは布ではなくプラスチックでしたが最初の印象と違い履いてみると形がキープされるので気に入りました。
ドライヤーはパナソニック製でした。
浅めで縦長のバスタブがあり、ちゃんと安定したお湯が出ます。
蛇口からの水圧は全く問題がなくすぐ浴槽にお湯がたまるのですが、シャワーはなぜか少し弱めでした。
無料の常温のウォーターが2本とコーヒー類があります。
冷蔵庫内の飲料は別途精算が必要です。
ベッドバグの確認を!!
部屋に入ったらスーツケースを開ける前にまずトコジラミ(ベッドバグ)の確認をしました。
ベッドの四隅に黒いシミがあると要注意です。
トコジラミは明るい場所が苦手で、夜電気が消えた部屋のベッドや布団で寝ている人の血を吸うためベッドバグとも呼ばれています。
黒いシミはトコジラミが吸血した後の排泄物の可能性が高いのです。
ベッドの四隅やスーツケースを置く台のベルトの裏などの確認が必要です。
テレビはローカルしか映りませんでした。
NHKworldJapanやYou Tubeも見ることができませんでした。
廊下や隣の部屋の雑音はまあまあ聞こえます・・。
コンセントはAタイプとCタイプの両方が使えます。
筆者は旅行では念のため変圧器を使うようにしていますが、持参することを忘れました。
ただ、フロントで滞在中お借りすることができました。
朝食は日替わりのフォーが絶品!
レストランは見晴らしのいい10階にあります。
チェ―やフルーツ、オーダー式の卵料理やお粥など品数は多くないものの朝食には充分なメニューでした。
特にフォーが絶品です。前日にフォーの専門店で食べたものと遜色がなくとてもおいしかったです。
またヨーグルトもこってり濃厚でおすすめです。
ベトナムコーヒーはかなり強めですが、隣にお湯のサーバーがあるのでカスタマイズすると好みのテイストになり美味しかったです。
可愛い女性スタッフが世間話ついでに作ってくれました。
ホテル付近のミシュランレストランとおすすめローカルフード
ベトナム版ミシュラン2023掲載店 Bep Me In(ベップ・メ・イン)
ベンタイン市場北門から道を渡り右方向に徒歩1分、ネイルのお店が軒を連ねる路地の突き当りにあります。(※北門付近は市場の台所エリアで場内では屋台や肉・魚・野菜などの生鮮食品や生花を扱うお店が多いです)
筆者がこのネイル通りの店員さんと目が合い、誘われるまま約300円のネイルケアをしてもらった時に隣のカナダ人夫婦から教えてもらったお店です。
「ミシュランのレストランには行ったよね?」と当然のように聞かれて、
え?ミシュラン?ベトナムにミシュラン店?でもあれでしょ、お高いんでしょ?一応聞いておくけどどうやって行くの?と矢継ぎ早の質問に、後ろを指さして教えてくれました。本当に真後ろにありました、黄色い壁のお店が。
SNSの画面を見せられミシュランであることにも間違いなく1,500円程度で満腹という話だったので、カナダ人夫婦に感謝して翌日のランチタイムに行きました。
肉や魚料理、麺類や生春巻きなど多様なローカルフードを提供しています。
店員さんに一押しを聞くとやはりバインセオとのことでした。
一人だとそれだけで満腹になるよ、と言われましたが空心菜炒めも注文することに。
空心菜炒めが先に届きましたが直径30cmはありそうな大皿でした。これだけでも凄いなと思った矢先直径50cmはありそうなバインセオが!
店員さんがナイフで切ってくれて食べやすくしてくれました。
切ってくれたところで食べる量に変わりはありません。
しかし、油の臭みもなく野菜中心のヘルシーなバインセオは意外と食べ・・られない量でした。めっちゃ大きかったです。
バインセオはベトナム南部の名物でベトナムのお好み焼きです。
隣に添えられた野菜に包んで食べます。生地が黄色いのはターメリックを使っているからで卵は使われていないようです。
ミシュランが認めたベトナムローカルレストランですので味はもちろん、衛生管理も行き届いているため生野菜も安心して食べられます。
店員さんも気さくでした。店内はこじんまりとしているのでランチタイムは満席でしたが5分ほど待ったら入れました。また、予約もできるようです。
ベンタイン市場の正面!シントーやフレッシュジュースのVinaFreshでバインミーを
ベンタイン市場北門から徒歩1分にあります。ネイルの路地に入る手前です。
通りすがりに気になって入ったお店で、シントーやフレッシュジュースのメニューが豊富でした。
綺麗で清潔な店内は居心地がよく、筆者が行った19時頃はヨーロッパ系の男性がそれぞれ1名ずつ来店していました。好立地にもかかわらず落ち着いた時間を過ごせました。
このお店は特にバインミーが本当に美味しかったです。
大きいサイズでしたがパンがサクッと軽くて食べやすかったです。中の具材のパテと野菜ステックとハムと、アクセントのなますがとてもマッチしていました。
このお店で筆者の食べたいものリストのバインミーとマンゴースティッキーライスの2品をクリアできました。
マンゴースティッキーライスは生のマンゴーが大きめにカットされていて食べ応えがあり、ココナッツミルク風味のもち米の甘さとマンゴーの酸味がたまりません。
嬉しいことにレジカウンターにはサービスのジャスミン蓮茶が。
甘いマンゴースティッキーライスによく合いました。
クリントン・米大統領も訪れたフォーの専門店 PHO2000
ベンタイン市場から2分。
ベンタイン市場北門を出て道路を渡って左方面に進むとPHO2000があります。
フォー24とともにどのガイドブックにも載っているフォーの専門店です。
ベトナム戦争後初めてベトナムを訪問したアメリカの大統領であるクリントン大統領が訪れたことで有名なフォーのチェーン店です。(写真は別の店舗です)
筆者はホーチミンに着いた日の午前に行きました。
牛肉のフォーはあっさりとした中にコクのあるスープで朝食としてベストな選択でした。
また生春巻きはボリュームがあってライムレモングラスティーもさわやかでした。
ライムレモングラスティーは街中にもあり、滞在中何度も飲むほどお気に入りになりました。
絶対に行ってほしい「ハイランズコーヒー」
コーヒー生産量が世界第2位を誇るベトナムで出店数No.1のコーヒーチェーン
「ハイランズコーヒー HIGHLANDS COFFEE」
ベトナムのスタバと呼ばれるほど各地にありますが、ベンタイン市場近くで特におすすめなのはホーチミン市立博物館併設の店舗です。
急に雨が降りはじめて、ホテルに帰る途中の雨宿りで入りました。東南アジアらしい熱帯樹木と豪雨を窓から眺めながら、ホーチミンの喧騒からひと段落した静かな気分に浸ることができました。
コーヒーとパテを挟んだシンプルなバインミーで計約200円。
雨が止む頃にはフレンドリーなスタッフがテラス席のお客さんに声をかけながら駐車してあるバイクを一台一台丁寧に拭く様子が印象的でした。
日本食が食べたくなったらココイチ、ちよだ鮨、丸亀麺
ニャット ハ2ホテルを出て左に5分ほど歩くとこの3軒がお向かい同士で営業しています。食べ慣れた味が必要な時はこのエリアに行くといいでしょう。
■ココ壱番屋
CoCo Ichibanya Vietnam – Bến Thành – Google マップ
■丸亀製麺
■ちよだ鮨
両替はベンタイン市場前のハータムジュエリーが最良レート
ベンタイン市場西門目の前にあるこのハータムジュエリーは名前の通り宝石屋さんですが、レートがとても良いので両替の客でごった返しています。
パスポートも会話も不要で紙幣を渡すだけで両替ができます。
筆者は高額紙幣を混ぜないで、とだけ言いました。ベトナムの紙幣とともに換金レートのレシートが渡されるので安心です。
横入りの人が大勢いるので自分も前に出ないといつまでも順番が回って来ないと覚悟しましょう。
※西門はファッション雑貨が集まるエリアです。
ホーチミン1区ベンタイン市場周辺はホテルやローカルフード、マッサージがドンコイ通りなどに比べて安くとても過ごしやすい場所です。
徒歩で行ける範囲で充分楽しむことができるので、ホテル選びの参考にしていただけると嬉しいです。