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金沢の観光スポット巡りの旅行記ブログ (2018年): おすすめ観光名所・グルメ・伝統文化にあふれる金沢をご紹介!

金沢の観光スポット・名所を巡った旅行記ブログ中部・北陸・東海地方の旅行・観光

平成27(2015)年3月、東京と金沢間の北陸新幹線が開通した当時、人気が落ち着くまでと様子を見ていたのですが一向に金沢の旅行の人気は収束せず。

むしろ、海外旅行者が急増するなか人気に拍車がかかり、2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開かれる。
今のうちに「金沢」に行こうと決めました。

当初、路線バスを利用した「金沢巡り」を計画していましたが、観光名所の多くが「金沢城公園」と「兼六園」の周囲の徒歩圏内(1~1.5㎞)にあることから、徒歩散策に切り替え、日程を一日増やした3日間の「金沢」徒歩散策をスタート。

徒歩散策はそれなりに疲労感を伴い、ライトアップ見物は諦めましたが、徒歩散策ならではの「金沢」を満喫することができたと思っています。
今回の「金沢」徒歩散策は、ひとつの「旅」のかたちとして御笑覧ください。

 

■目次: 金沢の観光スポットめぐり (旅行記ブログ)

【金沢観光・旅行記の概要情報】
1. 今回の金沢観光の旅程と概略
2. 今回巡った金沢の観光名所・スポットの地図(Googeマップ)

【金沢の観光スポット・名所】
<前田利家、正室まつが礎となった加賀百万石の城下町「金沢」>
1. 金沢駅と駅周辺:「金沢」と金沢市民を輝かせた北陸新幹線乗り入れ
2. 香林坊:今も昔も金沢文化の中心地
3. 近江町市場:観光客が必ず訪れる金沢市民の台所
4. 【実食グルメ】海鮮丼「いきいき亭近江町店」:納得!行列ができる理由

<金沢城公園・兼六園:前田家代々と金沢市民が受け継ぐ「伝統文化」>
5. 金沢城公園:さすが加賀百万石、広大な公園内の随所に往時の姿を残す
6. 金沢城石川門:お城から兼六園に通じる門(重要文化財)
7. 兼六園:日本三名園のうち「雪」を象徴するとして選ばれた庭園
8. 成巽閣(せいそんかく): 13代藩主(斉泰)が母に建てた隠居所
9. 石川県立歴史博物館:金沢の旅ここからスタートして充実度10倍アップ
10. 尾山神社:藩祖前田利家を祀った神社、神門の謎
11. 金沢市足軽資料館:昭和まで使用されていた住居
12. 香林坊せせらぎ通り:綺麗な流れ沿いにグルメなお店が並ぶ
13. 【実食グルメ】金沢おでん「黒百合」:カウンターは時間無制限
14. 武家屋敷跡野村家:ここは武家屋敷跡ではありますが・・・・
15. 前田土佐守家資料館:兄弟の一人が家督を継ぐと他の兄弟は家臣に

<金沢の伝統文化は唯一無二:北陸の〇〇と呼ぶのは終わりですね>
16. 金沢老舗記念館:単なる商店会のPRコーナーではない、伝統文化に触れる場所
17. 鈴木大拙館:海外からの旅行者にも人気の異次元の館
18. 金沢21世紀美術館:歴史ある城下町に溶け込む不思議な空間
19. 金沢能楽美術館:加賀宝生流に統一した理由(わけ)
20. 【実食グルメ】味楽ゆめり:一本裏通りにある「金沢」の伝統文化の食事
21. 金沢聖霊修道院聖堂:金沢市民が大切にしている聖堂
22. 大樋焼(おおひやき):飴色釉の稀有な焼物が人気
23. 近江町から「ひがし茶屋街」に向かう道:徒歩散策ならではの発見
24. 【実食グルメ】加賀麩不室屋:たかが「麩」されど「麩」。加賀料理の名脇役
25. 金箔の老舗「かなざわカタニ」:金箔貼り体験できます(事前予約)

<浅野川と茶屋街:灯がともると何処からともなく三味の音が流れてくる>
26. 主計町茶屋街(かずえまちちゃやがい):浅野川に灯りを映して並ぶ粋な街
27. ひがし茶屋街:「志摩」と「懐花楼」どちらがお好み?
28. 金箔「箔座」のひかり蔵:「蔵」の内外すべてが「金箔」
29. 【実食グルメ】不むろ茶屋(甘味):さすが老舗の「お・も・て・な・し」

 

今回の金沢観光の旅程と概略

□実施日:2018年9月18日~20日の3日間
□取扱旅行社:KNT-CTウエブトラベル(近畿日本リーリスト系)
□旅行費用(シンプルパック北陸):30,800円(往復新幹線・宿泊2泊・一人)
□宿泊ホテル:「ホテル金沢」(駅から徒歩5分以内)
□第1日目(晴):北陸新幹線「かがやき」503号9時51分「金沢」到着/観光
□第2日目(晴):9時ホテル出発して終日観光
□第3日目(曇のち雨):10時ホテルチェックアウト/観光
北陸新幹線「かがやき」516号19時18分「金沢」出発その後帰宅
□路線バス情報(北陸鉄道):今回の旅では利用しませんでしたが、充実した路線バス交通網があります。 (>> 北陸鉄道・路線バス情報

【金沢ミニ情報01】 ※「金沢」徒歩散策のための豆知識
・金沢市の面積:468.6㎢
・金沢市の人口:約46万人
・金沢市の地形:南東部は山地、最高峰の奈良岳(1,644m)は犀川の水源です。北西部は金沢平野で犀川(別名おとこ川)、浅野川(別名おんな川)や大野川等が日本海に向かって流れています。大野川や犀川は金沢市の上下水道や灌漑に利用されています。

【金沢ミニ情報02】
犀川と浅野川の河岸段丘の西方部に金沢城や兼六園があり、金沢市中心部は「水の城下町」と名付けたいほど、用水や小さな水路に豊かで清らかな水が流れています。

【金沢ミニ情報03】
金沢市の天候:平年の積雪量200cmを超しますが、最近の温暖化により減少傾向にあるとともに、積雪・融雪が整備されており、冬場の観光に大きな支障はありません。

むしろ、二度目の「金沢」観光では「雪の金沢」と「冬場の魚介」が人気です。また、湿度が高いことから「漆器」や「金箔」などの伝統工芸が発達しています。

 
 

今回巡った金沢の観光名所・スポットの地図(Googeマップ)

今回旅行で巡った金沢の観光名所・スポットを、一つの地図(Googleマップ)で各所をご紹介します。
金沢を旅する時に、位置やアクセスを把握してうまく観光して巡るのにご活用下さい。

>> すべての観光名所・スポットの場所を地図でチェック (別ページで地図を開く)

 
 
 

<前田利家、正室まつが礎となった加賀百万石の城下町「金沢」>

「金沢」を語るとき、多くの方が”北陸の京都”と表現します。
確かに、長らく京都を拠点にしてきた前田利家と正室まつが「金沢」に移り住んだとき、京都の伝統文化を積極的に持ち込んだようですが、
これは京都への郷愁ではなく、「金沢」の伝統文化を確立して、前田家が末永く繁栄することを思い描いたからこそ、京都の素晴らしい伝統文化に学んだのだと思います。

現在、加賀百万石の伝統文化は十分な実績とともに「金沢」の伝統文化として受け継がれていると思います。
今回の「金沢」の旅は、「金沢」の伝統文化を支えてきた金沢市民の自負心(プライド)を体感することになりました。

 
 

1. 金沢駅と駅周辺:「金沢」と金沢市民を輝かせた北陸新幹線乗り入れ

JR金沢駅 (鼓門・もてなしドーム)

筆者撮影:JR金沢駅 (鼓門・もてなしドーム)

北陸新幹線「かがやき」で東京から約2時間半、金沢駅に着きます。
兼六園口をでると、そこは「もてなしドーム」。明るく開放的なクリスタルな広場です。
和楽器「鼓(つづみ)」を模した天井までそびえる巨大な「鼓門(つづみもん)」をくぐり、噴水池の前で振り返ると「鼓門」を背景にした撮影ポイントです。

金沢駅前からほぼ一直線に延びる「金沢駅通り」は近江町市場まで15分程。
この幅広の道路の両側には、雨(雪)除けの天井の高い屋根が続きます。

この歩道には水路(?)が通っていて、等間隔に花壇が配置されています。
時折、水路から汲み上げて花壇にやる姿が見られました。

■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: JR金沢駅 (鼓門・もてなしドーム)
・所在地:〒920-0858 石川県金沢市木ノ新保町
・参考サイト:JR金沢駅 鼓門・もてなしドーム(石川県観光連盟)

 
 

2. 香林坊:今も昔も金沢文化の中心地

北陸最大の繁華街の「香林坊」は、武蔵交差点から1㎞ほどの百万石通りの両側一帯をいいます。
メイン通りには大きな商業ビルが立ち並び、特に進行右にある小路に一歩入ると加賀料理、中華、フレンチ、イタリアンや夜のお店が並んでいました。

「香林坊」の町名は、比叡山の僧であった「香林坊」が還俗して目薬の製造販売で成功し、「香林坊家」となって繁栄したことに由来するそうです。

江戸時代には、金沢城近くの地の利を活かして商店が建ち並び栄え、明治時代には旧制第四高等学校が開校し、学生向けのお店が建ち並び更なる発展を遂げたといいます。

戦後、一時、若者の客足が遠退いた時期があったようですが、香林坊周辺の市街地再開発事業により、観光客の流入とともに若者が戻ってきたとのことです。

■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: 香林坊
・所在地:〒920-0961 石川県金沢市香林坊2丁目1−1(香林坊東急スクエア前)

 
 

3. 近江町市場:観光客が必ず訪れる金沢市民の台所

近江町市場・市場内

筆者撮影:近江町市場・市場内

近江町市場・鰤巻がテレビでも紹介されたお店

筆者撮影:近江町市場・鰤巻がテレビでも紹介されたお店

金沢駅兼六園口(鼓門)を背に、金沢駅通りを歩くこと15分「武蔵交差点」に着く。この交差点の向側に「近江町市場」(近江町市場館5階建)があります。

この交差点を右に行くと「香林坊」。左に進み浅野川大橋を渡ると、右手奥の一角が「ひがし茶屋街」となります。

この近江町市場の入口はいくつかあります。どこからでもOK。
1階部を中心に約170店の商店と飲食店が並びます。大勢の観光客が訪れるなか金沢市民がさりげなく日々の買物をしている姿が印象的でした。

【金沢ミニ情報04】
近江町市場前の百万石通り武蔵交差点は、交差点に地下通路が設置されています。
大勢の観光客による交通渋滞を回避するためだと思います(武蔵交差点はエレベーターも設置されています。)
■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: 近江町市場
・所在地:〒920-0905 石川県金沢市上近江町50
・公式サイト:近江町市場
・営業時間:9:00~17:00 ※店舗によって異なります。
・定休日:年始  ※店舗によって異なります。
・料金:市場への入場は無料です。
・駐車場:あり(有料)

 
 

4. 【実食グルメ】海鮮丼「いきいき亭 近江町店」:納得!行列ができる理由

海鮮丼「いきいき亭」・暖簾と予約ボード

筆者撮影:海鮮丼「いきいき亭」・暖簾と予約ボード

海鮮丼「いきいき亭」・海鮮丼のランチ

筆者撮影:海鮮丼「いきいき亭」・海鮮丼のランチ

初日の昼食は近江町市場内にある”行列ができるお店”「いきいき亭」の海鮮丼です。市場入口のすぐ右側にお店。

予約ボードに15枚位の予約用紙が貼られていたので、待ち時間を尋ねると「1時間半位です。お電話しますから市場内をご覧になりながらお待ちください。」
言われるままに待っていると電話がありました。早速、お店に行くと10分程待って店内へ。

L字型のカウンター席に10席の小さなお店。苦手な魚介とご飯の量を聞かれて待つこと5分。お目当ての海鮮丼(2,200円)がでてきました。
丼の上に冷えたお皿。ここに10種以上の魚介類が載り、それぞれ説明をしてくれる。

これに味噌汁(この日はぶつ切りの深海魚「げんげん棒」)。
このお店のウリは冷えたお皿で魚介を大切にすること、忙し過ぎるのにとても丁寧で爽やかな対応をしてくれることですね。

また、他にはこぼれるほどの盛り付けが売りのお店もあります。

■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: いきいき亭 近江町店
・所在地:〒920-0907 石川県金沢市青草町88
・参考サイト: いきいき亭 近江町店
・営業時間:7:00~15:00  ※売り切れの場合は閉店します。
・定休日:木曜日
・料金:海鮮丼(2,200円)
・駐車場:なし

 
 
 

<金沢城公園・兼六園:前田家代々と金沢市民が受け継ぐ「伝統文化」>

加賀百万石の歴史は、藩祖である前田利家が金沢城に入城したときの1583年に始まり、当初は、主だった家臣団は城内に居を構えて手狭であったようです。
その後、前田八家をはじめ重臣たちが城外に屋敷を構えたそうです。

五代藩主(綱紀)の時代には、金沢城内に御細工所を置いて職人を集め、手厚く保護して加賀の伝統工芸の発展に力を注いだといいます。

また、金沢城の藩庭「兼六園」はその見事さ故に、中国の書にならい、6つの景観兼ね備えた名園として「兼六園」と松平定信が名付けたといいます。

この金沢城公園と兼六園を周回する通りを「百万石通り」いいます(1周約4.3㎞)。
この通りの周辺には、成巽閣、石川県立歴史博物館、金沢21世紀美術館等など、加賀の伝統文化を体感できる金沢の観光名所が数多くあります。

 
 

5. 金沢城公園:さすが加賀百万石、広大な公園内の随所に往時の姿を残す

金沢城公園・城内の広大な芝生広場

筆者撮影:金沢城公園・城内の広大な芝生広場

金沢城公園・菱櫓

筆者撮影:金沢城公園・菱櫓

金沢城の築城は前田利家入城以前。豊臣秀吉に敵対して滅ぼされた佐久間盛政がこの地に新城を築城して「金沢城」と命名しました。

「金沢城」は、北陸新幹線「金沢駅」から金沢駅通りを直線的に百万石通り武蔵交差点まで進みます(近江町市場前)。

近江町市場内を抜けて(?)突き当りを右折。緩やかな登り坂を行くと「金沢城」黒門口。
手入れの行き届いた広大な芝生の広場、ここを縦断して石川門(重文・ライトアップPt)を目指します。

広大な城内には、三十間長屋(鉄砲蔵)、鶴丸倉庫(武具鞍)などの重要文化財が。
これまでに復元された橋詰門、菱櫓、玉泉院丸庭園や鉄門石垣等など加賀百万石の繁栄の跡をみることができます。

【金沢ミニ情報05】
「金沢城」には天守閣がない?実は前田利家が入城した当時(1583年)にはありました。
その後、1602年に天守閣を焼失して以来、お城は何度も火災にみまわれてその度に修復されましたが、天守閣が再建されたことは一度もありません。
■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: 金沢城公園
・所在地:〒920-0937 石川県金沢市丸の内1−1番1号
・公式サイト: 金沢城公園
・営業時間:7:00~18:00 / 8:00~17:00(10月16日~2月) 
・定休日: 無休
・料金:無料(入園料)
 ※菱櫓、五十間長屋・橋爪門続櫓(大人310円・小中高生100円)
・駐車場:なし  ※兼六園駐車場などが利用可能(有料)

 
 

6. 金沢城石川門:お城から兼六園に通じる門(重要文化財)

金沢城石川門

筆者撮影:金沢城石川門

兼六園と金沢城をつなぐ石川門は、金沢城の東に位置して加賀藩の領地石川郡の方向を向いていたのでその名が付けられたといいます。

宝暦の大火(1759年)により全焼、第11代藩主(治脩)のとき再建され、その後も修理等を重ねながら現在の姿に。

元々は搦手門(からめてもん)として菱櫓(ひしやぐら)などと桝型の一部として配置された裏門。
白っぽい屋根瓦は鉛が使用されており、戦いでは鉄砲玉に使用する備え。

現在、石川門は小規模ながらも往時の威厳を保ち、武士の時代をイメージするとして、海外の旅行者にも人気となっています(ライトアップもあり)。

【金沢ミニ情報06】
この石川門から兼六園(桂坂口)に渡る陸橋の下を通る百間堀通り。元々は満々と水を湛えた水堀であったそうです。
■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: 金沢城石川門
・所在地:〒920-0937 石川県金沢市丸の内1−1番1号
・公式サイト: 金沢城公園・みどころマップ
・営業時間:7:00~18:00 / 8:00~17:00(10月16日~2月) 
・定休日:無休
・料金:無料(入園料)
 ※菱櫓、五十間長屋・橋爪門続櫓: 大人310円・小中高生100円
・駐車場:なし  ※兼六園駐車場などが利用可能(有料)

 
 

7. 兼六園:日本三名園のうち「雪」を象徴するとして選ばれた庭園

兼六園・徽軫灯篭

筆者撮影:兼六園・徽軫灯篭

兼六園・橋

筆者撮影:兼六園・橋

兼六園・金沢神社

筆者撮影:兼六園・金沢神社

「兼六園」は、金沢城の外郭に造営された江戸時代を代表する池泉回遊式庭園で、水戸の「偕楽園」、岡山の「後楽園」とともに日本三名園として有名です。

「兼六園」の由来は、中国の書を引用して宏大、幽邃(ゆうすい)、人力、蒼古、水泉、眺望の6つの景観を兼ね備えているとして、松平定信が命名したことに始まります。

この三名園の選定理由としては、”雪・月・花”の「雪」に兼六園、「月」に後楽園、そして「花」の偕楽園に対応したとする説があります。

確かに三名園は、春夏秋冬それぞれに趣があります。
「雪」の兼六園では、冬に備えて行う雪吊が冬の風物詩に。撮影ポイントになった徽軫灯籠(ことじとうろう)は、元々が池を照らす雪見灯篭で笠が比較的大きいのが特徴です。

また、四季折々、桜、梅そして紅葉は県内随一の見事さで、金沢市民に限らず多くの方の目を楽しませてくれます。

【金沢ミニ情報07】
明治43年に発行された「高等小学読本」には、
"世に聞こえた名園は水戸の「偕楽園」、金沢の「兼六園」そして岡山の「後楽園」、これを日本の三庭園と称す。然れども高松の「栗林公園」は三公園よりも優れている"と記されていました。

【金沢ミニ情報08】
2009年3月、「ミシュラン観光ガイド」の最高位評価の三つ星に選ばれています。
■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: 兼六園
・所在地:〒920-0936 石川県金沢市兼六町1
・公式サイト: 兼六園
・営業時間:7:00~18:00 / 8:00~17:00(10月16日~2月)
 ※早朝無料サービスがあります。ご確認ください。 
・定休日: 無休
・料金:大人310円・小人(6~17才)100円
 ※65歳以上、障害のある方は無料(年齢等を証明するものの提示が必要)
 ※菱櫓、五十間長屋・橋爪門続櫓: 大人310円・小中高生100円
・駐車場:あり(有料)

 
 

8. 成巽閣(せいそんかく): 13代藩主(斉泰)が母に建てた隠居所

文久3年(1863年)に加賀藩13代藩主(斉泰)が、母・真龍院(12代藩主夫人)の隠居所として建てました。

1階は書院造、2階は数寄屋造という江戸時代後半の代表的な大名屋敷として国の重要文化財に指定されています。
また、付属の庭園「飛鶴庭(ひかくてい)」も国の名勝に指定されています。

建物は、寝所、居間など随所に母への細やかな「思いやり」が伺える造りとなっています。
更に、それぞれの部屋の色調や意匠には、品格とともに斬新な「金沢」の伝統文化が結集されています。

また、建物内部は歴史学博物館として書や人形などが展示されています。

■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: 成巽閣
・所在地:〒920-0936 金沢市兼六町1番2号
・公式サイト:成巽閣
・営業時間:9:00~17:00
・定休日:毎週水曜日(祝日の場合はその翌日) / 年末年始(12/29~1/2)
・入館料:700円(一般・大学生)/300円(高中生)/250円(小学生)
 ※障碍者割引、特別展料金あり
・駐車場:あり ※兼六園駐車場(有料)

 
 

9. 石川県立歴史博物館:金沢の旅ここからスタートして充実度10倍アップ

石川県立歴史博物館・玄関

筆者撮影:石川県立歴史博物館・玄関

石川県立歴史博物館は、兼六園から徒歩圏内(3分)、赤レンガ造りの3棟が出迎えてくれます。

県立博物館として再オープンするにあたり、文化財としての建物と展示設備との調和がほどこされたところは見事で、平成2(1990)年に国の重要文化財に指定されています。

館内は県立博物館と加賀本多博物館に独立して運営されています。

時間があれば、まず県立博物館で様々な視聴覚体験とともに石川県と金沢地域、前田家代々の生き様を感じて、
その後に加賀本多博物館で、前田家を支えてきた最上級の家臣八家の筆頭格である、本多家の所蔵品を観ることで、「金沢」の伝統文化が繁栄した訳を感じてはいかがでしょうか。

【金沢ミニ情報09】
加賀八家(はっか)は、加賀藩の大名格家臣(一万石以上)八家のことを指します。
筆頭が本多家(5万石)、村井家(1.65万石)、長家(3.3万石)、奥村宗家(1.3万石)、横山家(3万石)、奥村支家(1.2万石)、前田家(長種系:1.8万石)、前田家(直之系:1.1万石)
■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: 石川県立歴史博物館
・所在地:〒920-0963 石川県金沢市出羽町3−1
・公式サイト: 石川県立歴史博物館
・営業時間:9:00~17:00 
・定休日: 年末年始、資料の展示替え時
・観覧料:300円(一般)/240円(大学生・65才以上) ※高校生以下は無料
 ※加賀本多博物館共通券あり。特別展は別途料金(セット件あり)
・駐車場:あり  ※入場者に、石引駐車場(有料)2時間無料のサービス券あり

 
 

10. 尾山神社:藩祖前田利家を祀った神社、神門の謎

尾山神社・参道下からの神門

筆者撮影:尾山神社・参道下からの神門

尾山神社・境内庭園

筆者撮影:尾山神社・境内庭園

加賀藩の藩祖前田利家を祀った神社です。
創建は1873年。境内に歴代藩主を祀った金谷神社、前田利家騎馬像、その傍らに正室まつのレリーフがあります。

また、境内には小規模ながら池泉回遊式庭園があって参拝(観光)客を楽しませてくれます。

この尾山神社の神門(正門)は、明治8(1875)年に完成したもので、3階建ての疑洋風建築として中国風も混在している珍しいものです。
日本最古の避雷針が今でも現役で神門を雷から守っています。
なお、こうした奇抜ともいえる造りは、廃仏毀釈の煽りもあって参拝者が減少していたための苦肉の策だったそうです。

また、裏門である東神門は、もともと金沢城二の丸御殿で使われていたが、度々の火災にあってもこの門は燃えなかったそうです。
その理由は、立派な龍の彫刻が施されており、その龍が水を吹いて火災を免れたという伝説から、移築され尾山神社の裏門となったそうです。
現在もこの龍の彫刻を見ることができます。

■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: 尾山神社
・所在地:〒920-0918 石川県金沢市尾山町11−1
・公式サイト: 尾山神社
・お祓い時間: 9:30〜15:30
・駐車場:なし

 
 

11. 金沢市足軽資料館:昭和まで使用されていた住居

金沢足軽資料館・案内

筆者撮影:金沢足軽資料館・案内

金沢足軽資料館・竹の雨樋

筆者撮影:金沢足軽資料館・竹の雨樋

ここ金沢では、下級武士である「足軽」にもスポットを当てていました。
「足軽」というのは武士とはいえども下級の身分、この「足軽」の住居が昭和平成の現代まで使用されていました。

そのうちの2棟が平成9(1997)年に大野庄用水の流れる長町武家屋敷跡の一角に移築再現されて、資料とともに「足軽」の生活をみせています。

「足軽」の住居2棟は、敷地の大きさに差がなかったようですが、間取りは異なっており、個々人の裁量があったのではと思いました。
また、いずれの住居も雨戸井が竹を割ったものであり印象に残りました。

【金沢ミニ情報10】
「足軽」は、参勤交代で江戸詰めになるとあまり仕事がなかったようです。とは言うものの武士として空いた時間を利用して稽古勉学に努めたといいます。
飛脚「足軽」は予定より早く届けるとボーナスが出たようです。また本来、一身専属の身分であったのですが、子供・子孫に継承していたようです。
■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: 金沢市足軽資料館
・所在地:〒920-0865 石川県金沢市長町1丁目9−3
・参考サイト:金沢市足軽資料館 (金沢市観光協会)
・営業時間:9:30~17:00 
・定休日: 無休
・料金:無料(入園料)
・駐車場:なし

 
 

12. せせらぎ通り:綺麗な流れ沿いにグルメなお店が並ぶ

百万石通りの武蔵交差点から向かって、繁華街「香林坊」が始まる辺りの右手小路を下がると、鞍月用水(くらつきようすい)と呼ばれる綺麗で豊かな流れにでます。

右に行くと金沢駅、左に折れると金沢城公園傍を通って、最終的には犀川(さいがわ)に出ます。
この用水に架かる小さな橋を渡った用水沿いの通りが「せせらぎ通り」です。

この「せせらぎ通り」には、百万石通りに出る橋とは別に小さな橋が架かっていて、用水沿いに洒落た造りの小さな建物が並びます。
それぞれ素敵な店名やオシャレなメニューを出してあり、さり気なく来店を待っているようでした。

加賀料理、中華、フレンチ、イタリアン等など決めるのが難しいです。
(昼でも夜でも十分下調べをしてから挑戦することにして、先を急ぐ昼食ということで香林坊交差点近くのマックで済ませました。)

■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: せせらぎ通り
・所在地:〒920-0961 石川県金沢市香林坊2丁目12 周辺
・公式サイト: せせらぎ通り商店街せせらぎ通り店舗一覧(金沢商業活性化センター)
・営業時間/定休日: 店舗により異なる。 ウェブサイトなどで要確認。

 
 

13. 【実食グルメ】金沢おでん「黒百合」:カウンターは時間無制限

「金沢おでん」を一度は頂こうと、事前調査の結果、「黒百合」というお店に予約。
場所が金沢駅構内「金沢百番街あんと」という駅商業施設の中、場所がイメージと異なり不安でした。

予約時間の少し前にお店に行くと10人位が店前のイスで待っています。予約しておいて良かったです。
店の中に入ると正面にコの字のカウンターがあり、大きなおでん鍋前の一人を中心に3名位が忙しく働いている。

予約はテーブル席(2時間)であったが、希望のカウンターに座ることができた。
カニ面は冬限定なので今を楽しむことにして、早速、車麩(くるまぶ)、豆腐、梅貝、赤巻など定番の種8品を注文。

喉を潤しながら待つこと5分。透き通った黄金色の出汁の「金沢おでん」が出てきた。
「旨い!」 次の注文する。今度は「どて焼」も追加、〆は「茶飯」をお願いしました。

【金沢ミニ情報11】
御節介ながら「カニ面」とは、ズワイガニのメス(香箱蟹)の甲羅にカニ肉、内子、外子を詰めておでん鍋へ。
絶妙なタイミングで頂く。食べ終わるころ熱燗を注いで甲羅酒。これで完璧です。
■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: 黒百合
・所在地:〒920-0858 石川県金沢市木ノ新保町1−1
・公式サイト: 黒百合
・営業時間:11:00~22:00(L.O21:30) 
・定休日: 無し
・料金: どて焼(390円)、おでんメニュー(100〜450円)など
・駐車場:なし

 
 

14. 武家屋敷跡 野村家:ここは武家屋敷跡ではありますが・・・・

武家屋敷跡野村家・中庭

筆者撮影:武家屋敷跡野村家・中庭

武家屋敷跡野村家・町並み

筆者撮影:武家屋敷跡野村家・町並み

武家屋敷跡野村家・建築家屋

筆者撮影:武家屋敷跡野村家・建築家屋

金沢城公園、尾山神社から犀川に向かって百万石通り(香林坊辺り)から坂道を下り、せせらぎ通り(鞍月用水)を過ぎた辺りが長町です。
右に左に折れる路を進むと、左右に今でも十分立派な屋敷が続きます。

ここに唯一公開している武家屋敷跡が野村家です。
野村家は、前田利家が金沢城に入城した当時の直臣(千ニ百石)です。

敷地は三千坪あったようですが、現在、野村家にあった門が移築されており、建物は加賀の豪商久保家の住居の一部を移築したものが中心。
藩主を招いた「上段の間」や「茶室」、これらにより当時の加賀藩の様子を感じることができます。

特に「中庭」は、規模は小さいですが、ミシュランガイドで二つ星の評価を得ており、縁や二階から眺めると格別です。

■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: 武家屋敷跡 野村家
・所在地:〒920-0865 石川県金沢市1丁目3−32
・公式サイト: 武家屋敷跡 野村家
・営業時間:8:30~17:30 / 8:30~16:30(10月~3月) 
・定休日: 年末(12月26~27日)
・料金: 550円(大人)/250円(高校生)/250円(小中学生)
・駐車場:6台(無料) ※乗用車のみ

 
 

15. 前田土佐守家資料館:兄弟の一人が家督を継ぐと他の兄弟は家臣に

前田土佐守家資料館

筆者撮影:前田土佐守家資料館

この資料館は、前田土佐守家が代々所蔵してきた膨大な資料を大切に保存整理してきたことから、今日、加賀藩の伝統文化の貴重な資料となっています。

前田利家(加賀藩の藩祖と正室まつの長男(利長)は、二代加賀藩主。
前田土佐守家は、次男(利政)を家祖とする加賀藩重臣の家系です。このように兄弟が藩主になるとその他の兄弟は家臣となります。

前田土佐守家は、家祖利政のとき関ケ原の合戦で東軍として参戦しなかったため改易となりましたが、
前田土佐守家二代(直之)のとき、三代加賀藩主(利常)に仕えて加賀八家(他藩の家老以上の格式)の筆頭となりました。
その後、代々筆頭重臣の地位を占めていたものの、家禄は1万1千石と加賀八家で最も少なかったそうです。

前田土佐守家当主は、明治維新後、男爵を授けられ華族となり、現在も家系は継続しているそうです。

■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: 前田土佐守家資料館
・所在地:〒920-0981 石川県金沢市片町2丁目10−17
・公式サイト: 前田土佐守家資料館
・営業時間:9:30~17:00 
・定休日: 無休 ※展示入れ替え時に臨時休館あり
・料金: 300円(大人)/200円(65才以上・障碍者と介添者)/高校生以下は無料
 ※老舗記念館共通券:360円(大人)/250円(65才以上・障碍者と介添者)
※金沢市文化施設の共通観覧券(1DAY / 3日間 / 一年間パスポート)あり
・駐車場:なし

 
 
 

<「金沢」の伝統文化は唯一無二:北陸の〇〇と呼ぶのは終わりですね>

「金沢」の伝統文化は、当初、京都の伝統文化を模したものでしたが、これを百二十万石の財力を活かして発展させたのが三代藩主(利常)、
政治的安定性を確立した四代藩主(高光)、そして五代藩主(綱紀)の治世は長く「金沢」の独自の伝統文化として開花させたと思っています。

特に、金沢城内の「御細工所」と呼ばれる工房が最たるものです。
城内で使われる様々な調度や什器に携わる、最大24職種、約70名の職人集団で手厚く保護されながら、「金沢」の伝統文化を唯一無二の存在にまで極めてきたのだと思います。
京都を模した時代は遥か昔ですよね。

 
 

16. 金沢老舗記念館:単なる商店会のPRコーナーではない、伝統文化を体感できる場所

金沢老舗記念館・外観

筆者撮影:金沢老舗記念館・外観

金沢老舗記念館・薬舗中屋店内

筆者撮影:金沢老舗記念館・薬舗中屋店内

当初、金沢市の商工会のPRコーナー程度と誤解していました。御免なさい。
ここは「金沢」の伝統文化を知るうえで絶対に外せないところです。

この記念館の建物は、水豊かで気持ちの良い大野庄用水沿いにある「金沢足軽資料館」、「長町友禅館」、「前田土佐守資料館」(用水を挟んで斜め向)など、多くの観光ポイントが集まる一角にあります。

加賀藩時代から続く薬種商「中屋薬舗」の店舗部分を中心に移築復元し、文化財的価値のある外観を保存して、伝統的町人文化を伝えています。

この建物を寄付した「中屋薬舗」は、天正7(1579)年に薬種業をはじめた代表的な「金沢」の老舗で、五代藩主(綱紀)のとき、御殿薬の処方を任された格式の高い老舗のひとつです。

【金沢ミニ情報12】
辞書によれば「老舗(しにせ)」とは、代々同じ商売をしている格式のあるお店のこと。
物品販売に限らず製造業、宿泊業、料理など様々な職業が対象です。
〔>> 金沢老舗百年會老舗一覧
■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: 金沢老舗記念館
・所在地:〒920-0865 石川県金沢市長町2丁目2−45
・公式サイト: 金沢老舗記念館
・営業時間:9:30~17:00 
・定休日: 年中無休(展示変更時に臨時休館あり)
・料金:100円(一般) / 高校生以下は無料
・駐車場:なし ※長町観光駐車場(有料)から徒歩1分

 
 

17. 鈴木大拙館:海外からの旅行者にも人気の異次元の館

「鈴木大拙(だいせつ)とは誰!?」という疑問が浮かぶ人は多いでしょう。
鈴木大拙は、金沢市出身の仏教哲学者で、「静か」、「自由」を精神としていたとのこと。

鈴木大拙の理解を深めるため、更に大拙の精神の具現化を図るための思索の場を提供することを目的に、金沢市が鈴木大拙生誕地の近くに建設しました。

鈴木大拙が英文で仏教について多くの発表をした為か、来館者の3割が外国人だそうです。
建物は「玄関棟」、「展示棟」、「思索空間棟」を結ぶ回廊の両側に「水鏡の庭」、「玄関の庭」が配されています。

特に「思索空間棟」は、床が上下して座禅を組んだり、腰かけて語り合うことを想定したとのこと。

【金沢ミニ情報13】
「鈴木大拙館」の設置に併せて、本多の森公園の緑地を抜けて「金沢市立中村記念美術館」まで「緑の小径」がつくられました。
■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: 鈴木大拙館
・所在地:〒920-0964 石川県金沢市本多町3丁目4−20
・公式サイト: 鈴木大拙館
・営業時間:9:30~17:00 
・定休日: 毎週月曜日・年末年始(12/29~1/3) ※祝日の場合は直近の平日
・料金:300円(一般)/200円(65才以上・障碍者と介添者)/高校生以下は無料 ※共通観覧券あり
・駐車場:なし

 
 

18. 金沢21世紀美術館:歴史ある城下町に溶け込む不思議な空間

金沢21世紀美術館・スイミングプール

筆者撮影:金沢21世紀美術館・スイミングプール

金沢21世紀美術館・外観

筆者撮影:金沢21世紀美術館・外観

金沢城公園から兼六園、石川県立歴史博物館・加賀本多博物館を観て回ると、加賀百万石「金沢」の伝統文化の一端を垣間見た感動に浸れる心持ちになります。

更に本多通りから香林坊を目指して歩いていると、広大な芝生広場の中に金沢21世紀美術館が見えてきます。
ここまで散策してきた加賀百万石の威厳というか、貫禄が全く感じられないガラス貼りの大きな円形の建物です。

テレビなどで有名な「スイミングプール」がある美術館です。
「タレルの部屋」(無料)をはじめ、理解不能と思える作品(?)を見るというより体験できます。

この一角だけは広く高い空間があって、午後3時頃に中に入ったのですが、チケット売場は長蛇の列。
観光バスや路線バスから降りる来訪者が絶え間なく並びます。

とにかく、この一角だけは不思議な空間。
展示会を観ないのであればほとんど何を観るわけでもないのですが、全く違和感がなくゆったりした気持ちになります。
しかし、その理由を説明できない不思議な空間です。是非金沢を訪れる際には実際に行って感じてみてください。

【金沢ミニ情報14】
「スイミングプール」(レアンドロ・エルリッヒ作)は光庭のひとつに展示(設置)されていて、上から水面を覗くと水中に下から覗く人がいる。
その行動や表情が面白い。おそらく下の人も同じことを思うのかもしれません。なお、プール地下部(有料)は展覧会チケットが必要です。
■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: 金沢21世紀美術館
・所在地:〒920-8509 石川県金沢市広坂1丁目2−1
・公式サイト: 金沢21世紀美術館
・営業時間:10:00~18:00  ※金・土曜日20:00まで 
・定休日: 月曜日(展覧会ゾーン)※休日の場合は直後の平日・年末年始
・料金:1,000円(一般)/800円(大学生・65才以上)/400円(小中学性)
 ※展覧会により異なります。詳細はご確認ください。
・駐車場:あり  ※金沢市役所美術館駐車場(有料)

 
 

19. 金沢能楽美術館:加賀宝生流に統一した理由(わけ)

金沢21世紀美術館から150m程のところに、「金沢能楽美術館」があります。
全く立寄る予定になかったのですが、伝統文化の「金沢」を制覇する乗りで入りました。

外観は普通のビル。中に入るとそれらしい音楽に包まれます。
1階には能舞台をイメージできるコーナーがあり、能楽の動画も流れています。

2階は「能楽」の衣装、大小の鼓、笛等が展示してありました。
どれも由緒正しい貴重なもののようですが、縁の遠いせいか感想としては微妙でした。

また、この美術館では能楽の衣装の着付けや化粧を体験できます(もちろん有料、予約が必要)。

【金沢ミニ情報15】
「能楽」は、室町時代頃が起源で、言葉や節回しは600年以上経過して今に残している日本を代表する伝統文化です。
更に「加賀宝生流」というのは、五代藩主(綱紀)のとき、もともと能楽に興味がなかった綱紀でしたが、五代将軍徳川綱吉から能を所望されたので、
綱吉が宝生流を取り立てていたことから宝生流を学び猛特訓の末、将軍綱吉の御前で初めて演じたといいます。
以来、綱紀は加賀藩の能楽を宝生流に統一したそうです。
■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: 金沢能楽美術館
・所在地:〒920-0962 石川県金沢市広坂1丁目2−25
・公式サイト: 金沢能楽美術館
・営業時間:10:00~18:00
・定休日: 月曜日※休日の場合は次の平日 年末年始
・料金:300円(個人)/200円(65才以上 障がい者)/高校生以下は無料
・駐車場:なし

 
 

20. 【実食グルメ】味楽ゆめり:一本裏通りにある「金沢」の伝統文化の食事

味楽ゆめり

筆者撮影:味楽ゆめり

「予約が難しいお店」にチャレンジしたものの、尽く失敗して情報の正しさを痛感。
夜の灯りを頼りに昼間歩いた道や裏通りを漫ろ歩いてみました。

香林坊のような繁華街と違う、それでいてうらぶれ感がなくお店の灯り(屋号)は「金沢」の伝統文化が漂っていました。
金沢おでん、能登牛のステーキや焼肉店が目立った気がしましたが、東京の駅周辺にある居酒屋チェーンの看板は見当らなかったと思います。

入ったお店は居酒屋「味楽ゆめり」。
カウンター(9席)、奥に堀こたつのテーブルが2つ、他に30席ほどの座敷。希望したカウンター席は満席。

北陸近海ものの魚介、加賀野菜の料理、能登牛のステーキなどメニューは豊富。
お酒は能登の酒(竹葉・谷泉・大江山・宗玄・初桜)などが常時揃っていて繁盛していますが、隠れ家的なお店でした。

ところで店名の”ゆめり”は「夢輪」と書くそうです。
様々な夢を抱く人々が集い、やがて大きな輪になるそんな集いの場になることを、店主の前田さんは思い描いているそうです(うむ?前田)。

■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: 味楽ゆめり
・所在地:〒920-0853 石川県金沢市本町1丁目3-33
・公式サイト: 味楽ゆめり
・営業時間:18:00~23:00(L.O:22:30) 
・定休日: 日曜  ※月曜祝日の場合、月曜のみ休み
・料金: 焼魚(500円〜)、揚げ物(600円〜)、お刺身(700円〜)など
・駐車場:2台  ※予約不可
・カード支払い:不可

 
 

21. 金沢聖霊修道院聖堂:金沢市民が大切にしている聖堂

金沢聖霊修道院聖堂・チロル風鐘楼

筆者撮影:金沢聖霊修道院聖堂・チロル風鐘楼

金沢聖霊修道院聖堂・聖堂内

筆者撮影:金沢聖霊修道院聖堂・聖堂内

長町武家屋敷通りの一角、全く予期していない雰囲気に引かれて立寄ってみました。
聖堂の鐘が響きます(アンジェラの鐘(日に3回6時、12時、18時に祈りを知らせる鐘だそうです。)。

聖堂内に入ると一人のシスターが祈りを捧げていました。
祈りを済ませたのか退出したようなので、聖堂内を観て回りました。

この聖堂を設計したのはスイス人建築家マックス・ヒンテル。
チロル風の鐘楼、内部の柱、アーケードアーチなどロマネスク様式を取り入れ、柱の黒漆塗、アーチには群青と金、随所に金箔が施されるなど「金沢」の伝統的な色彩がみられ、更に信者席の半分が畳敷きです(当時は全面畳敷)。

ステンドグラスのバラ窓から差し込む光が柔らかく、一層清らかな空気を感じます。

同じ敷地内にある金沢聖霊綜合病院が大正3年(1914年)に設立されて100年以上、聖堂は昭和6年(1931年)に建てられました。
最近、病院は新築されましたが、この聖堂は金沢市の有形文化財に指定されており、建築当時の姿を色濃く残しています。

今でも多くの金沢市民から、祈りの場として愛されているそうです。

■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: 金沢聖霊修道院聖堂
・所在地:〒920-8551 石川県金沢市長町1丁目5−30
・公式サイト: 金沢聖霊修道院聖堂について (金沢聖霊綜合病院ウェブサイト)

 
 

22. 大樋焼(おおひやき):飴色釉の稀有な焼物が人気

大樋焼(おおひやき)は、茶碗・茶器・茶具等のいわゆる楽焼系の工法を用いて制作される金沢産の焼物です。

江戸時代のはじめ、加賀藩五代藩主(綱紀)が京都から茶堂(さしゅう:お茶の師匠)を招いたとき、楽焼の最高位の陶工が同行。
藩主綱紀の強い意向もあって、茶の師匠が京に帰った後も「金沢」に居を構えて窯を開き、加賀藩の焼物御用を務め手厚く保護されてきました。

明治維新後、廃藩置県とともに民間の窯元となり、加えて茶道の衰退期を迎えて苦労したようですが、飴色釉の独特・稀有な焼物として全国的に知名度が高まった「金沢」の伝統工芸品です。

■金沢の観光スポット情報
・観光スポット: 大樋美術館
・所在地:〒920-0911 石川県金沢市橋場町2−17
・入館料: 一般(700円、呈茶付は1,500円) / 小中学生(500円、呈茶付は1,300円)
・公式サイト: 大樋美術館
大樋長左衛門窯の敷地内に位置する、大樋焼作品の美術館。
初代長左衛門から現代に至るまでの大樋焼作品、加賀藩に縁のある茶道具類を展示しています。

 
 

23. 近江町から「ひがし茶屋街」に向かう道:徒歩散策ならではの発見

近江町からひがし茶屋街の古い家並み

筆者撮影:近江町からひがし茶屋街の古い家並み

「近江町市場」のある武蔵ヶ辻(武蔵交差点)から比較的幅広の道路(国道159号線)を歩いて浅野川大橋を目指します。
橋を渡れば右手奥が「ひがし茶屋街」になります。寄り道しなければ橋までは徒歩10分程で着きます。

歩いて分かったのですが、ライトアップされた場所が点在し、加賀藩政以後の名残も残っていて楽しく歩くことができます。

橋に向かって、北國銀行武蔵ヶ辻支店(昭7)、「町民文化館」金沢貯蓄銀行本店(明40)、旧三田商店(昭15)、主計町茶屋街、中の橋などのライトアップのほか、加賀麩の老舗「不室屋本店」、金箔の老舗「かなざわカタニ」、金沢蓄音機館、「泉鏡花記念館」、作家五木寛之が名付け親の主計町茶屋街に抜ける「明り坂」、「暗がり坂」など、見どころが沢山あって路線バスで通り過ぎるのがもったいないです。

■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: 近江町から「ひがし茶屋街」に向かう道
・所在地:〒920-0902 石川県金沢市尾張町1丁目11−8 (町民文化館)周辺
・公式サイト: 町民文化館(尾張町商店街振興組合)
・営業時間:10:00~18:00(12月~2月は17:00閉館) 
・定休日: 平日(土日祝のみ開館) / 年末年始
・料金:無料

 
 

24. 【実食グルメ】加賀麩不室屋:たかが「麩」されど「麩」。加賀料理の名脇役

加賀麩不室屋

筆者撮影:加賀麩不室屋

今回、金沢おでんと治部煮(じぶに)の料理で、「加賀麩」を頂きました。
「麩」は味噌汁の具が無いときの代用品あるいは料理のかさを補う程度のものと思っていました。

ところが、たかが「麩」されど「麩」ですね。
「加賀麩」は、藩政期から貴重なたんぱく源として、保存食として重宝され、また生麩や焼麩などは料理以外にも菓子に用いられ、時代とともに様々な趣向が施されて金沢を代表する食文化のひとつとして発展してきたことを知りました。

この「加賀麩」の老舗が「不室屋」です。
この「不室屋」が、「ひがし茶屋街」に向かう道の途中にあったのです。

このお店は、宝の麩、すだれ麩、車麩、金沢彩麩、加賀生麩等など加賀料理の揺るぎない名脇役たちを世に出してきました。

■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: 加賀麩不室屋
・所在地:〒920-0902 石川県金沢市尾張町2丁目3-1
・公式サイト: 加賀麩不室屋
・営業時間:9:30~18:30 
・定休日: 年始
・駐車場:なし

 
 

25. 金箔の老舗「かなざわカタニ」:金箔貼り体験できます(事前予約)

金箔の製箔技術は、中国大陸から伝来して白鳳、天平の寺社・仏像・装飾品に広く用いられて発展してきました。

ここ「金沢」において金箔がつくられたのは、朝鮮出兵に遡り、豊臣秀吉が前田利家に命じたのが最初といわれています。
その後、「金沢」の金箔製造は藩の御細工所を中心に発展し続け、厚さ約1万分の一(約0.1ミクロン)という驚異の薄さを誇るようになっています。

創業100年の老舗「かなざわカタニ」では、テレビなどでよくご覧になるような金箔貼りを体験することができます。

■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: かなざわカタニ
・所在地:〒920-0937 石川県金沢市丸の内1−1番1号
・公式サイト: かなざわカタニ
・営業時間:7:00~18:00 / 8:00~17:00(10月16日~2月) 
・定休日: 無休
・体験料:950円~  ※金箔、材料費込み。資料により異なります。
・体験時間:60分程度
・駐車場:あり(無料:普通車5台、小型バス1台、大型バス1台)
 ※バス:事前予約が必要

 
 
 

<浅野川と茶屋街:灯がともるころ何処からともなく三味の音が流れてくる>

近江町(武蔵交差点)から浅野川大橋に向かうと、浅野川大橋の手前左の浅野川沿いに「主計町(かずえまち)茶屋街」、橋を渡って右手奥に金沢を代表する「ひがし茶屋街」があります。

ライトアップで浮かび上がる茶屋街は、当時の華やかさを感じることができます。
趣の異なる「主計町茶屋街」と「ひがし茶屋街」、どちらがお好みでしょうか。歩いてみると違いを体感できます。

 
 

26. 主計町茶屋街(かずえまちちゃやがい):浅野川に灯りを映して並ぶ粋な街

主計町茶屋街・茶屋街

筆者撮影:主計町茶屋街・茶屋街

主計町茶屋街・入口からみる茶屋街

筆者撮影:主計町茶屋街・入口からみる茶屋街

主計町茶屋街・明り坂

筆者撮影:主計町茶屋街・明り坂

近江町方向から来て浅野川大橋手前の脇道を入ると、「山越清三郎出征の地」の碑とともに「主計町料理料亭街」の表示があり茶屋街に入ります。

路の右側は浅野川の堤防、左側と「明り坂」、「暗がり坂」に抜ける小路や一本裏路にお店が隙間なく並びます。
しばらく進むと左手に「主計町緑水苑」と名付けられた休憩処があります。(※きれいなトイレあり。)

主計町茶屋街の中ほどに浅野川に架かる「中の橋」があって、見た目に木造の雰囲気のある橋。
橋の中ほどから浅野川大橋をみる。橋を渡って対岸から主計町茶屋街をみる。
海が近いのか遡上するのだろう魚を追ってトンビが舞う。

今度は、是非とも明りが灯る頃に歩いてみたいものです。

■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: 主計町(かずえまち)茶屋街
・所在地:〒920-0908 石川県金沢市主計町3−22 地先(あかり坂)
・公式サイト: 主計町茶屋街(金沢市観光協会)

 
 

27. ひがし茶屋街:「志摩」と「懐花楼」どちらがお好み?

ひがし茶屋街・街の通り

筆者撮影:ひがし茶屋街・街の通り

ひがし茶屋街・茶屋「志摩」

筆者撮影:ひがし茶屋街・茶屋「志摩」

ひがし茶屋街・レストラン「自由軒」

筆者撮影:ひがし茶屋街・レストラン「自由軒」

「金沢」の二大茶屋街とは、浅野川近くの「ひがし茶屋街」と、犀川(さいがわ)近くにある「にし茶屋街」です。
どちらが優るのか比べるのは無粋というもの。主計町茶屋街などを含めて心持ち次第ですよね。

さて、ここ「ひがし茶屋街」は、近江町方向から浅野川大橋を渡ると直ぐ右側奥の一帯になります。
街内のメイン通りは車の乗り入れができないようですが、周囲と一本裏の路は生活道路のようです。

メイン通りには、左手にひがし茶屋休憩館があって、茶屋街情報を聞いたりトイレを利用できます。
料亭、加賀料理屋、バー、カフェ、小洒落たバル、甘味処に土産物屋等など、様々なお店が並んでいます。
それこそ外国人を含め老若男女が集っています。

こんなメイン通りに、老舗の茶屋「志摩」と「懐花楼」が向かい合うようにあります。
「志摩」は侘寂を語るように、「懐花楼」は絢爛豪華な趣をみせてくれます。どちらが好きか尋ねることはここ茶屋街では野暮というもの。その時の心持ち次第でお入りください。

ここ「ひがし茶屋街」は、ライトアップの場所として特に有名ですが、日が落ちると昼間の喧騒から一変して店の灯りに何処からか三味の音が流れる大人の街になります。

■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: ひがし茶屋街
・所在地:〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目5−14 周辺
・公式サイト: ひがし茶屋街(石川県観光連盟)
・駐車場: 茶屋街周辺にあり(有料)

 
 

28. 金箔「箔座 ひかり蔵」:すべてが「金箔」の蔵で感じる黄金のパワー

金箔「箔座 ひかり蔵」

筆者撮影:金箔「箔座 ひかり蔵」

金箔 「箔座 ひかり蔵」の黄金の蔵

筆者撮影:金箔 「箔座 ひかり蔵」の黄金の蔵

「ひがし茶屋街」のメイン通りを進み、角地にあるレトロなお店「自由軒」を過ぎると、左手に「黄金の蔵」をアピールするお店があります。
ここも茶屋建築です。暖簾をくぐると中は「箔座(HAKUZA)」という金箔製品を中心としたお店でした。

その中庭には、蔵の外壁と内壁の全てに金箔が貼られた「黄金の蔵」があります。
感動というより黄金の持つパワーを感じました。

この「ひかり蔵」を無料展示している「箔座」は、金箔純金と純プラチナを合金した箔座オリジナル「純金プラチナ箔」の魅力を、器・アクセサリー・バッグなど今に生きる「箔品」として販売しています。
店舗奥、中庭に建つ「黄金の蔵」は必見です。

■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: 箔座 ひかり蔵
・所在地:〒920-0937 石川県金沢市東山1-13-18
・公式サイト: 箔座 ひかり蔵
・営業時間: 9:30~18:00(冬季は17:30閉店)
・定休日: 無休
・料金:無料 (ひかり蔵見学)
・駐車場:なし ※茶屋街周辺の駐車場(有料)を利用可能。

 
 

29. 【実食グルメ】不むろ茶屋(甘味):さすが老舗の「お・も・て・な・し」

不むろ茶屋・外観

筆者撮影:不むろ茶屋・外観

不むろ茶屋・あん麩餅

筆者撮影:不むろ茶屋・あん麩餅

国道159号線からメイン通りを進むと、突き当りに加賀麩の老舗「不室屋」直営の「不むろ茶屋」があります。またまた老舗「不室屋」ですね。

入口を入るとレジの右側でソフトクリーム400円がテイクアウトできます。
左手の板敷きで履物を脱いで一段上に上がると、広い畳敷の座敷が広がり、程よい間隔でテーブルが配置されています。

一番奥の窓際の席に座り「冷やし汁粉」を注文しました。程なく伝統の生麩が入った冷やし汁粉がきました。

程よく冷えた上品で控え目の甘さがいい。ゆっくり足を延ばしてお茶を頂く。
これで450円。これはもう商売というより「おもてなし」。すぐ隣の不室屋の売店を覗いてみることにする。

■金沢の観光スポット情報
・観光スポット/名所: 不むろ茶屋
・所在地:〒920-0831 石川県金沢市東山1丁目25−4
・公式サイト: 不むろ茶屋
・営業時間:10:00~17:00 
・定休日: 不定期の模様
・値段: 冷やし汁粉(450円)、あん麩餅(450円)、温麩そうめん(700円)など
・駐車場:なし

 
 
あとがき

「金沢」の街は、まるで伝統文化を伝えるテーマパークのようでした。

加賀百万石の城下町「金沢」は、藩祖利家と正室まつに始まり、前田家代々の藩主と家臣団に守られ、伝統文化の担い手である職人と老舗が受け継ぎ、
現在、全ての金沢市民の自負心(プライド)が、「金沢」の街を活かしていることを実感できました。
〇〇ランドの素晴らしさと同じものを感じて満足しました。

今回、徒歩散策ということで滞在を1日増やして3日間にしたことは正解でした。
金沢城公園を頂点とする段丘を登り下りして名所を巡り、休んでは進んで主だった所を踏破したと思います。

今度は「カニ面」と北陸の冬の魚介を頂きに参ります。
ホテルのスタッフの皆さん、名所施設の係の皆さん、いきいき亭の皆さん、金沢おでん「黒百合」の皆さん、「味楽ゆめり」の皆さん、道を教えてくれた皆さん、トイレをお借りした交番のおまわりさん、
皆さん有難うございました。それから良い天気を与えてくれたお日様に感謝です。

それではまた何処かの旅先でお会いしましょう。ご機嫌よう。